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【連載】家族会議『祖母の苦労を労わりたい』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議7日目#1|祖母の苦労を労わりたい――2020年1月12日。家族会議7日目。
先日から母方の祖母の話を聞いている。祖母が不満を抱えながら子育てしていたことが、母の価値観に、良くも悪くも影響しているからである。
父:
今日ね、続きを聞いたんだわ
【連載】家族会議『上から目線の意識』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#6|上から目線の意識――父の上から目線について、そう感じた具体的なエピソードを話した前回の続きから。
母:
100%お父さんがデリカシーがなくて、気を遣ってなかったというわけではないよ。気を遣ってたことも思い出せばある。けどやっぱり覚え
【連載】家族会議『記憶にございません』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#5|記憶にございません――自慢話をして満足した父は、「悪いところを言って欲しい」と歩み寄りの姿勢を見せた。
父:
あのね。これ言ってほしいんだ。今日で言えねならいつでもいいんだけど。「お父さんのこういうところが上から目線だよ」っていうと
【連載】家族会議『共感を得るための自慢話宣言』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#4|共感を得るための自慢話宣言――父が過去を振り返って話すと大抵、「なんの話かと思えば自慢話か」となることが多い。
表面上「自慢などではない」としながら自慢話をされると、なんだかモヤモヤするし反応も微妙になる。そこで家族会議では、「自慢
【連載】家族会議『本家と分家のわだかまり』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#3|本家と分家のわだかまり――母のインナーチャイルドワークが進まないのは、案外根深いなにかがあるからかも。という姉の話を受けて、母が話し出したのは「分家」である母の実家と、「本家」との複雑な関係だった。(前回記事)
わたし:
そのおばあ
【連載】家族会議『ストレスのはけ口にされる弱者』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#2|ストレスのはけ口にされる弱者――家族会議に参加できない姉には、わたしが逐一報告を入れている。そこでカウンセラーの姉からアドバイスをもらうと、家族会議で共有するようにしている。
わたし:
昨日の話で、お母さんはまだタイムスリップできて
【連載】家族会議『認知の歪みと論点ずらしの合わせ技』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議6日目#1|認知の歪みと論点ずらしの合わせ技——2000年1月11日。家族会議がはじまって連続6日目になる。
わたし:
昨日おねえちゃんと電話で喋って
母:
うん
わたし:
朝お父さんにも言ったんだけど、お姉ちゃんの友達(カウンセラー)がア
【連載】家族会議『いつも家庭の扉を開けておくといい』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議5日目#6|いつも家庭の扉を開けておくといい――5日目の家族会議もそろそろ1時間半が過ぎようとしている。
この日の家族会議は、インナーチャイルドワークをすることをテーマにしていた。傷ついている幼い自分に会いに行って、声をかけてあげようというもの
【連載】家族会議『嫌われる勇気がありすぎることの弊害』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議5日目#5|嫌われる勇気がありすぎることの弊害――人の気持ちを考えている。考えて察して気をつかっている。だから人の気持ちがわかっている。
そう上手くは行かない。
人の気持ちを考えて気をつかっていることと、「人の気持ちがわかる」ことはイコールで
【連載】家族会議『背徳感がはばむもの』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議5日目#4|背徳感がはばむもの――偏見を、いかにも正しいと見せかけ植え付ける。偏りがあることを隠し、もしくは偏った考えであることに気づかないまま、親は子供に教えを説く。
だけど子供は、いずれ偏見だと気づくときがくる。
母:
田舎であることとか
【連載】家族会議『奥ゆかしさに隠すもの』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議5日目#3|奥ゆかしさに隠すもの――幼いころ、母親のフラストレーションのはけ口にされていた母。当然、子供のときにそうだとは気づかなかった。
でも子供というのは、言葉と感情に矛盾があることを敏感に感じ取るものだ。
母:
あとさ、思うのは、自信を
幼き日の姉とわたしといじめの話
姉から「ごめんねぇ…」とLINEがきた。
昨日わたしが書いたブログを読んでのことだった。
姉は昔、姉の表現を借りて言うと「屈折」していた。親に気持ちを無視され、型にはめるようにしつけられてきたからだ。
そのフラストレーションを、姉は妹のわたしにぶつけていた。
姉はとても記憶力の良い人で、幼いころのエピソードを鮮明に覚えている。
昨日はブログをきっかけに、わたしがいかに「姉に従順だったか」
【連載】家族会議『子供は反抗しなければならない』
「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。
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家族会議5日目#2|子供は反抗しなければならない――わたしの祖父母で、今健在なのは母方の祖母だけ。97歳と高齢で、認知症を患っている。
わたしの大好きな祖母ではあるが、偽善的な人であり、固定観念が強い人であり、不満の多い人生を生きてきた人だ。
母は子