心乃泉

わたしは犯罪サバイバー。その事件が、良くも悪くもわたしの人生観を、まるっと変えてしまっ…

心乃泉

わたしは犯罪サバイバー。その事件が、良くも悪くもわたしの人生観を、まるっと変えてしまった。家族に期待せず生きてきたわたしに今、「家族の問題と向き合う」という試練が課せられている。 #サバイバー #家族 #機能不全家族 #家族会議 #心 #ヨガ #猫

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  • 家族会議【連載】まとめ

    70代の両親と未婚の40代娘ふたり。「親戚で一番幸せな家族になろうよ!」のひと言で始まった家族会議の連載記事をまとめました。 一族が守り抜く『偽善』から抜け出して、『仮面家族』から『本物の家族』になれるのか…?

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猫に気持ちを聞いてみた

猫の気持ちを確かめたこと、ありますか? おそらくほとんどの人が、聞いて確かめたりはしないはず。鳴き声や仕草で察するのが通常だし、「それが醍醐味!」というのも否定しない。 でも、日常のコミュニケーションで計り知れない問題が起きたとき。人は猫の気持ちとどう向き合うべきか。 わたしは、人の都合で猫の気持ちを決めつけたくなかった。 猫の気持ちは猫に聞きたいと思った。 だからペンデュラムで、猫の気持ちを聞くことにした。 ペンデュラムで気持ちを聞いたとき、ルナ(猫)はこう言った

    • 【連載】家族会議『子供は反抗しなければならない』

      「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議5日目#2|子供は反抗しなければならない――わたしの祖父母で、今健在なのは母方の祖母だけ。97歳と高齢で、認知症を患っている。 わたしの大好きな祖母ではあるが、偽善的な人であり、固定観念が強い人であり、不満の多い人生を生きてきた人だ。 母は子供のころ、そんな祖母の不満のはけ口にされたことが多々ある。それが今も、モヤモヤと

      • 【連載】家族会議『子供の気持ちがわからないときの対処法』

        「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議5日目#1|子供の気持ちがわからないときの対処法――2020年1月10日。家族会議は5日目に突入した。 前日から幼少期の自分に寄り添い、声をかけてあげるワークを実践している。 わたし: 今日はお母さんからだね。幼いミエコちゃん(母の名)に言ってあげたいこと、でてくる? 母: 考えてみてたんだけど・・・ わたし: 例え

        • 家族と向き合うことの意味

          『天声人語』の書き写しが良いと聞いたけど、わが家は読売新聞だから『編集手帳』でいいか、と写経し始めて今日で50日経つ。 取り上げられる話題はほとんど時事ネタで、「どの話題をネタにこのコラムが書かれているのかな」と気になって、今まで新聞は全然読まなかったのに他の記事にも目を通すようになった。 一面は必ず目を通すようにして、それ以外はパラパラめくりながら気になった記事を読む。だけど中ほどにある『人生案内』という人生相談のコラムだけは、必ずチェックしている。 ここで相談される

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        • 家族会議【連載】まとめ
          31本

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          【連載】家族会議『世の中の広さを知ることの大切さ』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#9|世の中の広さを知ることの大切さ――幼少の頃の自分に会いに行って声をかけてあげよう!というテーマで始まった4日目の家族会議。 母が子供の自分に伝えたい言葉は、意外なものだった。 わたし:お母さんは幼少の頃の自分になんて声かけてあげたい? 母:何だろう、「世の中はもっと広いよ」って言いたい感じかな。 わたし:

          【連載】家族会議『世の中の広さを知ることの大切さ』

          【連載】家族会議『"論点ずらし"の父と通じるポイント』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#8|"論点ずらし"の父と通じるポイント父:ところで何だっけ?今日、話がいろんなとこ飛び歩いてるんだけど。 ――家族会議4日目を少しずつ書いて、これで8記事目になる。毎度のことながら、話しが飛びまくってテーマがズレていくのがわが家だ。 話しが飛び歩くのは主に父の「論点ずらし」のせいなのだが。 わたし:今日聞きたか

          【連載】家族会議『"論点ずらし"の父と通じるポイント』

          【連載】家族会議『”父”というステータス』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#7|”父”というステータス――父がやることは突拍子もない。父の行動が何を意図しているのか、それを察するのは困難を極める。 ここからの話題は、わが家ならではの習慣に関するものだ。きっと意味が分からない人も多いだろうから、先に説明しておきたいと思う。 わが家は、家族そろって朝ご飯を食べない。というか、朝ごはんの時間が

          【連載】家族会議『”父”というステータス』

          【連載】家族会議『わだかまりの解消に必要なこと』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#6|わだかまりの解消に必要なこと――両親が結婚して48年経つ。その長い年月をかけて、たくさんのわだかまりを積み上げてきた。最初は小さかったわだかまりも、雪だるま式に大きくなっていった。 原因はひとつではない。 話し合いができない 気持ちを大事にできない そもそも気持ちを感じることができない 個人を尊重する意

          【連載】家族会議『わだかまりの解消に必要なこと』

          【連載】家族会議『子供の進路を決めるとき』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#5|子供の進路を決めるとき――父は工業高校出身。でも本当は、違う高校に行きたかったのだという。そしてその先は大学へ…というのが本来の希望だった。高卒であることを、ずっと引け目に感じてきたのだと思う。 そうは言っても、高校にさえ行けるかどうか。その瀬戸際に立たされていた父は、高校に進学させてもらえただけでありがたかっ

          【連載】家族会議『子供の進路を決めるとき』

          【連載】家族会議『プライドが高い人の自慢話は聞くに堪えない』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#4|プライドが高い人の自慢話は聞くに堪えない――幼少期、親に褒めてもらえなかった悲しみを受け入れ癒していく。そんなワークをしていこうとしたら、自慢話を始めた父。 父はまだ、自分で自分を褒めてあげることができない。他人からの賞賛が必要なのだ。 父はここから、いかに自分が優秀だったかをプレゼンし始めた。 (最初に断

          【連載】家族会議『プライドが高い人の自慢話は聞くに堪えない』

          【連載】家族会議『自慢話は品がない?』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#3|自慢話は品がない?――父と母には、ここ数日で「子供のころ親にして欲しかったこと」を考えてもらっていた。つまり「満たされていない気持ち」を思い出してもらったのだ。 その「満たされていない気持ち」に対し、その頃の自分にかけてあげたい言葉は?というのが今回のお題だ。(あっという間に話はズレていくけど) わたし:タムマ

          【連載】家族会議『自慢話は品がない?』

          【連載】家族会議『気持ちを大事にするということ』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#2|気持ちを大事にするということ――気持ちはひとつではない。しかもマトリョーシカのようになっている。「気持ちを大事にする」ということは、それらをすべてを、まるごと大事にするということだ。 とくに大事なのは、奥の奥に隠され守られている気持ち。その核となる気持ちがいわゆる「本当の気持ち」であり、表面に現れる気持ちの発端

          【連載】家族会議『気持ちを大事にするということ』

          【連載】家族会議『子供がぐずる理由とは?』

          「親戚で一番幸せな家族になろうよ」のひと言から始まったわが家の家族会議。その様子を、録音記録をもとに書き記しています。 前回の記事はこちら。 家族会議4日目#1|子供がぐずる理由とは?――2000年1月19日。家族会議は4日目に突入した。ここ数日は、父と母の幼少期を振り返りつつ、「親にしてもらいたかったこと」を話してもらっている。 4日目は、母がふと思い出した、「母親に言われて嫌だった言葉」の話からスタートした。 母:昨日の続きで思い出したことあるんだけど、親にして欲

          【連載】家族会議『子供がぐずる理由とは?』

          文字起こしAIを悩ませた「ぐずもず」

          「ぐずもず」という言葉を聞いたことがあるだろうか? わたしの母が幼少期、母親に言われて嫌だった言葉だそうだ。 わたしは今、わが家の『家族会議』の録音を起こし、noteに連載として掲載している。 その文字起こしは、「聞いて書き起こす」というアナログ方式で実行してきた。しかし時間をとられ過ぎるため、文字起こしAIを試してみることにした。 使ったのは<Notta>という文字起こしソフト。 AI要約機能が付いているのが特徴で、会議の記録などをまとめ、報告するときに便利だと思

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          人には人の『日々の大切な習慣』

          「にゃー。にゃーー。」 意識の狭間で、ルナ(猫)の鳴き声・・・ 「なぁーーーん。に゙ゃぁぁぁ!!!!」 ルナの精一杯のだみ声が脳内に響き渡り、わたしの意識は覚醒する。 あ、ルナ?おはよー わたしの1日はルナの鳴き声ではじまる。 まだおふとんから出たくないわたしは、ポンポンッと布団を叩き「一緒に寝よう」とルナを誘う。 ・・・来ない。 朝わたしを起こしにきたルナが、ベッドで一緒に寝てくれたためしがない。 ルナの意思はかたいのだ。 目をキラキラさせたルナに催促されて

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          猫には猫の『日々の大切な習慣』

          目がさめたわたしは、かたまった体をほぐすようにのびをした。 そろそろ起きようかな。ちょっとのどがかわいたし、おなかもすいてきた。 でもー・・・。 ガラガラガラッ とつぜん、引き戸を開ける音がした。 びっっっくりしたぁー。とつぜん大きな音がしたから心臓バクバクしてる。 おとうさん、いつの間に起きたんだろう? 二度寝をしていたわたしは、ふたたびのびをしてベッドから飛び降りた。 うわ。体カチカチ。同じ姿勢で寝すぎたかも。 ひとまず前足を目いっぱい前に伸ばして、お尻をぐぐ

          猫には猫の『日々の大切な習慣』