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🇯🇵東京🏉大学ラグビー部先輩に捧ぐ❗️

5年前大学時代ラグビー部先輩が
がんで他界した。
当時47歳だった。

日本を代表する商社の商社マンだった。

たまたま海外駐在から帰国後受けた
健康診断で末期ガンを宣告され
そのまま入院し他界に至ったのだ。

たまたま高校も同じ先輩で
ある意味学校でもグランドでも
可愛がられた。

グランドでは100m、200m
離れたところから
大した用事も無いのに
容赦なく大声で俺を呼びつけては
100円渡すから
ハンバーガー10個買ってきてよと。

先輩「お前ならできるからさ!」

と無理難題を押し付け
できない理由は聞きたくないと
俺の首を横に振らせなかった。

ただのカツアゲに等しかった・笑

俺はこれを嫌った。

怪我人だけの練習では
腹筋、腕立てを永遠に
やらされている時だった。

怖い先輩が近づいてくると
まだ数回しかしてない腹筋も
先輩が急に呼吸困難になり

「111っ,112っ,113,,,」

といきなり数字が跳ね上がり
苦しそうな演技も得意な先輩だった。

異次元の株価上昇のような
数字の跳ね上がり方に
俺や皆が驚愕に震えた。

株式市場なら意味不明なSTOP高だったろう。

俺も先輩を真似て

「201っ、202っ,,,」

と苦しそうに叫ぼうもんなら

急に主将を呼びつけ

先輩「こいつ演技して数字ごまかしてます」

と言いつけ
永遠にしごかれる俺を
横目に見て爆笑する先輩だった。

数年ぶりにばったり道であった際も

「お前のことずっと探し続けてたよ!
 別件だけどさ、、、」

と適当な先輩だった。

いつも別件で本件など無かった。

俺は絶対にこの人だけは見返す!

と誓っていた。

ある意味可愛がられ面白かった。

先輩は俺にラグビーのパフォーマンスより
合コンのパフォーマンスしか期待してなかった。

そしてその豪快な先輩が
47歳で自分の人生を終えたのだから
早すぎると思った。

全力で生き抜いた証だ。

小学生のお子さん2人は
葬儀での気丈な振る舞いが立派だった。

お通夜の後ラグビー部の先輩たちと
10人くらいで飲みに行った。

俺を含め先輩たちはとてつもなく明るかった。

試合後の打ち上げかと思うくらい明るかった。

他界した先輩の話は全く出さなかった。

思えば人生山あり深い谷あり
だが
死ぬことに比べたら
なんでもない事だと思った。

死んだら楽しみも悲しみも
経験できるチャンス
そしてそれを乗り越える
チャンスもなくなるのだ。

何があっても
どんなことが降りかかってきても
それが自分のGraceであり
全力で乗り切ることを先輩に誓った。

残りの人生を全力で生きないと
絶対に後悔することになる。

先輩の生き様を目に焼き付け
パワーをもらっただけでなく

久しぶりの先輩たちから
必要以上の笑顔をもらって
とても楽しかった。

これも全て先輩の死がもたらした
ご縁だと感謝せずにはいられない。

田中角栄氏の本には
結婚式はいかないが
葬式は絶対に行けと書いてあった。

どんな大事な仕事より葬式ほど大事なものはないと。

自分の人生を見直す起点を
問われたら
自分はラグビーを通じたご縁を
先輩に感謝したい。

これをパワーに変えていきたい。

この教訓から学べることはこうだ!

1 葬式には絶対に顔を出せ!

故人を偲び、多くの方に出会え
その後の飲み会では笑いが待ってる!

2 通夜の最中にOB会費を回収するな!

その話は後にしてくれ!
除名すると脅迫するのはやめなさい!


3 やなことは笑い飛ばせ!

俺が通夜後の飲み会で先輩たちに
最近自信を失ったとを話すと
皆爆笑しどんどんビールを注文し始めた。

先輩たちは、

「お前持ってるな!それで、それで
じゃあ、今敵陣で100-0でトライ
され続けてる状況やな!

次反撃すればええやん
三味線でも始めたらええやん」

と全く意味不明な表現で
俺の不幸を聞くのが嬉しそうだった。

人の不幸が三度の飯より大好きな
先輩たちだった!

いつの間にか先輩たちを笑かそうと
身振り手振りで喜んで喋っていた。

いや、待て!俺は笑うな!

しかし逆境ほど笑い飛ばすことは大事だ!

と実感した。

タイガーウッズ選手の

「逆境をプレッシャーを楽しめ!」

の言葉を思い出した。

逆境を楽しめるのは
日々の努力の元あらゆる全力を尽くし
チャレンジしている人だけが
味わえる特別なものだということだった。

俺は静かに自戒した。


大学時代105キロあったが今は75キロに痩せた俺・糖尿病ね



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