近藤 学 税理士/会員制ソフトウエアダウンロードサービス運営
記事一覧
独立の時に選ぶ会計ソフトでその後の運命が決まるかも?
会計ソフトを選ぶ基準
最近、独立直後の方の相談に乗る機会がよくあります。
税理士が開業するに当たって会計ソフトと税務ソフトは必須なのですが、それを選ぶ基準として
勤務時代と同じシステムを使う
コスパの良いものを選ぶ
先輩の意見を参考にして選ぶ
戦略的に選ぶ
などが挙げられます。
4.の戦略的に選ぶ人以外は、どれを選んだところで一緒だと考えているのではないかと思います。
独立時の会計
日本における会計ソフトの乱立状態を「クラウド会計対その他」の対立構造では説明ができないことを説明してみた
日本には中小企業向けの会計ソフトは、メジャーなものだけで20種類以上存在します。他国に比べて異常な状態です。なぜこんなことになっていて、クラウド会計登場によっても、簡単には構図が崩れない原因について考察してみます。
会計ソフトの分類を「クラウド会計」対「それ以外」という対立構造ではなく、「科目コード必須型(鎖国系)」対「科目コード不要型(グローバル系)」という構造で考えないと日本における会計ソフ
工場型モデル 仕組み化による再現性
昭和の時代、税理士事務所は工場だった
昭和の時代、私の記憶にある税理士事務所は、駐輪場にスーパーカブや自転車が並び、職員が顧問先を回って資料を回収し試算表を納品するというスタイルでした。
まだパソコンが世の中に普及する前、税理士事務所では、顧問先企業の振替伝票を、ベテランキーパンチャーがものすごい勢いでオフコンに入力していました。税理士事務所の前を通るとバチバチとキーボードをたたく音が響い
税理士のビジネスモデル4 専門特化型 ブルーオーシャン
専門特化型モデル ブルーオーシャン
高単価 圧倒的な供給不足
バランス型モデルの業種特化が、再現性を重視した業種特化であるのに対し、専門特化型モデルは、国際税務、資産税、事業承継、組織再編税制など高度な知識やスキルが必要な業務を専門に扱うモデルです。競合が少なくブルーオーシャンで戦え、高収益になります。
ブルーオーシャンにいることの2つの強みは、高単価を提示できることです。需要と供給のバラン
税理士のビジネスモデル3 バランス型 小成功者
今年の夏頃出す、ウェルスダイナミクスとビジネスモデルの本の全10章から第4章のビジネスモデルの部分を抜粋加筆してチラ見せしています。
バランス型モデル 小成功者
小成功者としての理想像
今回、約40名の税理士にインタビューしたところ、現状で、一番多かったのがこのバランス型モデルです。将来的にもバランス型モデルが良いという人が多い結果になりました。
フリーランス型から始まり、顧客対応のできる
税理士のビジネスモデル 2 ひとり社長型モデル ひとりで年商
今年の夏頃出す、ウェルスダイナミクスとビジネスモデルの本の全10章から第4章のビジネスモデルの部分を抜粋加筆してチラ見せしています。
複数ビネスの組み合わせで年商1億円
先に述べたように、フリーランス型モデルは、ひとつのプラクティスしか持たず、自分のキャパが事業のキャパとなるため、年間売上2000万円から3000万円が上限となります。
ひとり社長型モデルは、雇用はしませんが、士業本業のプラク
税理士の6つのビジネスモデル ①
税理士のビジネスモデル戦略
2024年夏に、ウェルスダイナミクス(起業家の才能診断と視座の分析)とビジネスモデルについての本を出版します。この本では、起業家の神様マイケル・E・ガーバー氏の考え方も多く紹介しています。
全10章の本ですが、第4章のビジネスモデルについての箇所を先行して紹介していきます。
この章は2019年にnoteに書いた記事がもとになっています。
https://note
私が資金繰り表作りにはまった理由
現在私は、こがねむしクラブという会を運営して約220名の会員さん(ほとんどが税理士)に、資金繰り表や損益予実などのツールをサブスクリプションで提供しています。https://koganemushi.jp/lp/
もともとプログラミングができなかった私が、今ではVBAで作ったプログラムを量産しています。
そのスタート地点を忘れていたのですが、Facebookの「あの日の思い出をふりかえってみよう
税理士業界の近未来予測
15年くらいまえに、面白いと思って取り組み始めたことが、今ほぼ当たり前になっているので、5年から10年位先のことを妄想してみました。
15年前にやりはじめたこと・記帳代行→名南経営の上海入力センターへ依頼
・顧客とのやりとり→Mykomon
・会計クラウド化→オリコンタービレのフロンティア21と発展会計
・リモートデスクトップで顧客のPC操作(経営革新計画取得)
10年前にやりはじめたこ
税理士とテレワークについて経験者は語る
税理士とテレワークについて思うこと
2008年秋に、京都市内にあった事務所を閉じました。その時3人いたスタッフのうちふたりは請負契約で在宅勤務になってもらいました。それが2016年まで約8年間続きました。
私は京都市内からも大阪市内からも40分の自宅から徒歩1分のところにある学習塾が入っていた一軒家を事務所にしました。
そこに至った経緯については、「税理士事務所敗戦記」に赤裸々に書いています。
ひとり税理士+ソフト屋さんの攻防記 RPAについて考えてみた。
いつかブーメランのように自分に帰ってくるんじゃないかと思い、今年は、「毒を吐かない、disらない」ことを目標にやっていこうと思います。
正月早々、オグ・マンディーノの世界最高の商人を読み、ドラマ3年A組の菅田将暉を見てその思いを強くしました。
さて、今回は業界で話題のRPAについて、税理士とソフト開発者の視点で毒を吐かないように考察してみたいと思います。
結論からいうとRPAの将来性は
私の税理士事務所敗戦記Episode17 消費税の届け出ミスりました。
先日、日経新聞に税理士の損害賠償が増えているという記事が1面トップに載っていました。
やはり消費税の届出関係のものが多い。
消費税には、いたるところにトラップが仕掛けられています。
わたしも、2度ほどトラップにかかっています。
一度目は、研究開発型ベンチャー企業のトラップにかかりました。
研究開発型なので当初はあまり売上がありません。
設立3期目は2期前の売上が1000万円