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けっこう読んでもらえた記事

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♡を10以上もらえた記事。なんで読んでもらえたんだろう?の分析用にまとめます。
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記事一覧

クリスマスは神格化しない方がいい

クリスマスは神格化しない方がいい

簡単に「最低」とか「どん底」とか使っちゃいけないんだろけど、あの頃どん底にいた私は、人の幸せを素直に喜べなかった。

友達が「仕事、大変だけど楽しい」と言えば焦ったし、少しずつ結婚していく周りと自分を比べては嫌な気持ちになった。

誰にも会いたくなくて、家に引きこもりがちで、当時嫌いだった女がグループラインで「みんな、サンタさんに何お願いした?」と発言した通知を(イテぇ女)と思いながら見ていた。

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社会人5年目、正社員辞めます

社会人5年目、正社員辞めます

ヒマラヤほどの消しゴムひとつ
楽しい事をたくさんしたい

宮崎あおいが大声で歌いながら海岸を歩くCM。あまりにも鮮明に覚えているから、つい数年前のものだと思っていたのに、調べたらほぼ10年前で驚いた。

あの頃学生だった私も、今や社会人となり、休職期間はあったものの一応4年近く正社員として働いてきた。
間もなく現職を退職し、ライターのアルバイトを始める。

正直「これから色々お金がかかる時期なのに

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好きなことを仕事にしろとは言わないけど、挑戦くらいしても良いよね

好きなことを仕事にしろとは言わないけど、挑戦くらいしても良いよね

世の中には、「好きなことを仕事に」と「好きなことは仕事にしない方が良い」という正反対の意見がある。

私はといえば、高校生の頃もっぱら後者だった。
好きなことが仕事になると楽しめなくなるに決まってる。それに何より、自分より才能のある人たちと戦える気がしなかったからだ。

だから、小学生の頃から好きだったイラストは、仕事にするという選択肢からさっぱり除外された。

その判断は果たして正解だったのかと

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元彼を消化してやれ

元彼を消化してやれ

「元彼のこと思い出してイライラしちゃうことあるよね。私の今後の人生になんの関係ないし、一切未練もないのに」

東京駅の駅舎が見えるエスニック料理店で、女ふたりして「わかる」とうなずき合った。ビールの減りがやたらと早いのは、きっと暑さのせいだけじゃない。

同棲を解消して別れたという友達と、久しぶりに会った。付き合って3年、同棲して1年だったそうだ。

彼女には新しい恋人がいて、私も今の彼氏と幸せな

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私の理想の働き方

私の理想の働き方

「理想の働き方」は、私にとって人生の重大なテーマのうちの1つだ。
理想、理想と言っていても、言語化しなければ伝わらないので、改めてここで整理しようと思う。

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理想1.得意なことに特化した働き方人には必ず得意・不得意がある。

得意なことで働いた方が、本人が自己肯定感を保って仕事ができ

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愛の重さに潰されそう

愛の重さに潰されそう

向けられる愛情の重さに、とうとう耐えきれなくなった。

付き合って2ヶ月とちょっと。と、人に説明しようもんなら「1番楽しい時期じゃん!」と返ってくる。やっぱり、その時期はまだまだ浮かれているのが普通なのだろうか。

私はといえば、愛の言葉もドラマチックな言葉も、どんなに浮かれている時期だろうが、ちょっとヒいてしまう。
愚かなもので、与えられない愛情を追いかけ、飢える気持ちを「ときめき」と錯覚する。

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なぜ、文章なのか

なぜ、文章なのか

そもそも私は多読家というわけでもないし、もともと文章を書くより絵を描く方が好きだった。
なのに今こうやって、文章を書くことにしがみついているのは、可能性に賭けたいからだ。

楽しいこと・得意なことを仕事にしたいし、人に褒められたいし、自分でお金を稼ぐ力が欲しい。
文章力を身につければ、すべて叶えられるかもしれない。

「じゃあどうして文章なのか」というと、動機はものすごく単純。今の職場に転職し

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たとえ人間じゃなくても愛して欲しい

それは、今日のゲリラ豪雨のような感情。
激しさを連れてひとしきり降ると、途端に静けさを取り戻す。

好きな人の前では冷静で居られない。
友達とか、仕事仲間とか、そういった人たちの前では極めて冷静でいるつもりだ。特に、ネガティブな感情はコントロールできていると思う。
だけど、それが恋人の前だと、途端に制御できなくなる。大げさな音を立てて降る雨粒。やがて、嘘みたいに静かになる瞬間。
だから、恋人と

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デート記録〜築地・銀座編〜

デート記録〜築地・銀座編〜

衝撃だった。ここは日本か?と疑った。
築地本願寺の写真を目にした時の感想だ。

急いで彼に連絡を入れた。

私の発言がIQ2くらいなのは置いといて、とにかく興奮が収まらない。

私は、普段の生活とは異質な場所が好きだ。日常からかけ離れていればいるほど良い。
一瞬で昭和にタイムスリップできる純喫茶や、まるで建物の中を切り取ってイスラムの国を当てはめたような東京ジャーミィが好きだ。
だから、インド様式

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脳内おかまインストラクターの話

脳内おかまインストラクターの話

仕事が忙しくなると、どうもあらゆることが後回しになる。使った食器はシンクに溜まり、未読の郵便は床の上で雪崩を起こす。

家のことだけでなく、自分のことも行き届かなくなる。

疲れてメイクを落とさずに寝てしまうし、ふと自分の手元を見て、すくすく育った たくましい指毛にヒいてしまう。
私の中の女の部分が、どんどん死んでいくのだ。ただでさえ多くないのに。

飲まれるような忙しさの中、やっと迎えたお休み。

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「やりたいことがあるのに出来ない」は嘘だ

「やりたいことがあるのに出来ない」は嘘だ

(photo by けんもつ)

友人は、オペラ歌手を目指して音大で勉強している。
彼女は情熱的で、でもその目はいつも冷静に未来を見据えている。
彼女を見ていると、「やりたいことがあるのに出来ない」は嘘だと思い知らされる。

音大生は忙しい。毎日のレッスンに加えて、言語や文化の勉強も欠かせない。過去の作品を見て研究する時間も必要だ。
センスや感性で成り立つ世界と思いきや、意外と理系的な要素がモ

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今、休職しているあなたへ。昔、休職していた私より。

今、休職しているあなたへ。昔、休職していた私より。

誰も自分のことを知らない、縁もゆかりもない土地に行きたかった。
何かに疲れた時によく使われる常套句。言葉は、多くの人に共感され、使い古されて、常套句となる。だからきっと、過去に数えきれないほどの人々が、この気持ちを抱いたに違いない。

2017年の春を総括すると「楽しくない」だった。
毎年、春が来るとワクワクした。寒いのが苦手な私にとって、春は待ち遠しいものだった。刺すような空気がだんだん柔ら

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大人(?)の反抗期

大人(?)の反抗期

先に断っておくと、私は大好きな元カレに振られて数ヶ月経ってから【何でこうなっちゃったんだろうね】という怪LINEを真夜中に送ってしまう程度にはメンヘラだ。

メンヘラは悲劇のヒロインになることが大好き。傷付いた可哀想なアタシが大好き。私も例に漏れず、だ。

むしゃくしゃすると煙草を吸うようになった。仕事でストレスが増え始めた頃、飲み会のとき限定で喫煙者から1本だけ乞食して吸っていた。それがある時、

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君はこじらせているんじゃなくて純粋なだけ。

君はこじらせているんじゃなくて純粋なだけ。

私の好きな人は、自分を「こじらせている」と評価する。
光より陰、中心より端っこ。社会の中で権力を握るリア充達とは隔離された場所に、ポツリと佇む人間。彼は自分自身で、決めつけという呪いをかけていることに気が付かない。

私からすれば、彼はこじらせているというより純粋だ。
恋愛に冷めていると言いつつ、別れ際のキスを喜ぶ。「別れるのにエネルギーを使うので、もう別れたくない」と、ともすればプロポーズのよう

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