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日々の思考と記録

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毒にも薬にもならないけれど、身体に染み込むように、思ったこと、考えたことを自分の言葉で書きます。拙くたって、伝わらなくたって、真摯に書く。
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2020年7月の記事一覧

悶々として現状維持

悶々として現状維持

 本当に他人がなにを考えているのか、わかんねえなと改めて思う。
 しかし、お互い様なのだ。僕もちょくちょく「なに考えているかわからない」と言われる。別に大したことは考えていない。
 それは僕のnoteを何度か読んでくれている物好きな人ならわかるだろう。しっかり考えて書くのは1ヶ月に1度くらいで、あとは心の赴くままに書いている。

 不思議なのは、その物好きな人が最近地味に増えている。
 数字では見

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「じゃなくても」にこだわりを見つける

「天才になれなくてもいい」「お金持ちになれなくてもいい」「順調じゃなくてもいい」。日々会話していたり、他者の話を聞いていたりするとと「〇〇じゃなくても」という枕詞をしばしば聞く。僕自身もたまに口にして、ハッとする。

 なぜ我に帰るのかといえば、「じゃなくても」にその人の引っかかりを見つけられるからだ。

「順調じゃなくてもいい」と言った時、心のどこかで順調であったらいいと願う声が響いている。順調

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とりあえず踏み外してはいない

とりあえず踏み外してはいない

 自分が考えてきたこと、やってきたことが色んな道筋から少しずつ繋がってきている。そんな感覚がある。知らぬ間に乖離していたものが、統一されつつある。

 ただ、統一されたところで、別になにかが起こるわけじゃないみたいだ。

 電撃に打たれたように使命と出会い、目の前が開けて、見えた道筋に邁進する人もいるが、そんな兆候は僕には一切ない。

 ただただ、「こっちがいいんじゃないか」「そっちは嫌な感じがす

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花火したい

花火したい

 なにかが欠けている感覚があって、ふと花火だと気づいた。

 例年だと、蒸し暑い夜道を歩いていると、遠くで破裂音が聞こえてくる。目を向ければ、濃紺に塗りつぶされた空に色とりどりの花を見つけられる。離れていても腹に響く音に思う。
 夏が、やってきたな。

 今年は、街が静かでモノトーンだ。雨雲がいつまでも居座っているのもあるけれど、盆踊りの音色も聞こえなければ、浴衣姿も見かけない。セミだけが元気一杯

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相談は持ちかけるもの

相談は持ちかけるもの

 自分を取り巻く環境や社会のあり方がガラリと変わり、漠然としたもやもや感をしばらく抱えていて、もっと人に相談した方がいいなと思っている。

 けれど、僕は人に相談するのが苦手だ。元々自分の中で消化しようとするきらいがあるのだが、このままじゃいかんと一念発起して、意識的に相談し始めたこともある。

「話を聞いてよ」と僕が持ちかけたはずの相談は、なぜか自分が聞き役に回って終わった。それが人を変えても何

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ありあまっても、そのままで

ありあまっても、そのままで

 時折、自分の思うことと実体が逆転している。体感を誤解している場合があって、もっと身体の声をしっかり聞きたいと思い直す。

 朝から雨で一向に止む気配がない。
 また今日も走りに行けない。そう思うと、鬱々とした気分になる。でも、それは意欲が減退しているのではなくて、むしろエネルギーが有り余っているのだ。発散したくても発散できない。そのエネルギーが体内で暴れまわって、消耗している。

 なぜそう感じ

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いないようで、いる

いないようで、いる

 昨日、久々に集った。
 強制力のない場で、それぞれの仕事も性別も年代も違う。とても楽しい時間だった。

 その中で、オンラインではなかなか味わえないであろう瞬間があった。そこにあった本に僕は興味を奪われ、15分くらい読みふけっていた。その間、話題は頭越しに通り過ぎていき、だれも僕に話しかけなかった。
 そして、一区切りついたら僕はまた話に戻っていった。

 なにも発言してなくて、輪に入らないとオ

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こうしたい!

こうしたい!

 素人なりに自動化したい操作があって、プログラミングに取り組んでいる。1つ調べては解決したら次の壁にぶつかる悪戦苦闘しながら、ちょっとずつ進んでいるのだが、「こうしたい」というイメージがとても大事だなと思う。

 自分では全然問題にしていなかった場所で、エラーが起こり、特殊な操作が必要になる。プロならば避けられる出っ張りに、素人は容易く引っかかってしまうのだ。

 そうした時、できるかできないかは

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公開往復書簡がしたいので募集してみる

公開往復書簡がしたいので募集してみる

 昨日、久々に職場と家以外の場所へ遊びに行ってきた。
 行きたい場所に行き、会いたい人に会い、食べたいものを食べ、やりたいと思ったことをやる。それが幸福度を高めると再確認する。

 今、僕はなにをやりたいのだろう?
 自問してみたら、往復書簡がやりたいなと思った。

 約4年前、2人の知人にブログ上で往復書簡をしてもらった。その人達の対話は思わぬ角度から話がずれていって、終わりなく延々と話は続いて

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傘のビニール袋を減らす方法を考える

傘のビニール袋を減らす方法を考える

 雨が続くと、当然傘を持って出かける機会が増える。

 お店に行くと、濡れた傘の水滴で濡れないように傘カバーが置かれている。床が濡れてしまうとスリップして、怪我やトラブルの元になるので仕方のない配慮だと思うのだが、ちょっと使って出入り口で捨てられるビニールカバーの山を見ると、なんとかならないかなと思う。

 レジ袋は有料になったのに、傘袋は湯水のように使い捨てにされているのは腑に落ちない。

 個

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最初の目的は忘れちゃうくらいでいい

最初の目的は忘れちゃうくらいでいい

 リバイバル上映している「もののけ姫」を観に行ってきた。

 アニメとはいえ、20年前は結構グロテスクな表現があってびっくりした。当時は表現に対して寛容であったのだろう。

 さて、物語の中身については今更語るまでもないので触れないのだが、とても印象的なことがあった。主人公アシタカは旅に出てもののけ姫やたたら場の人々と出会うのだが、そもそも旅の目的はなんだったかを僕はすっかり忘れていた。

 とて

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木になってみたら、安心する

木になってみたら、安心する

 今日「木になってみよう」と突然言われて、木になってみた。形を真似るというよりも木のあり方をやってみる。

 リラックスして、地面に根づいて、立つ。

 そういえば、木には目がないので、目を閉じてみた。
 すると、つながりが失われた気がして、不安になった。視覚を奪われたことで、身の周りになにがあり、起こっているのかわからない。真っ暗闇の中で、ポツンと自分が立っている感じ。

 目を瞑る機会は日常で

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足りて知る

足りて知る

 冷蔵庫の中身がほぼ空っぽになった。煮豆とタケノコのパックと燻製卵、甘酒以外には飲み物と調味料しか入っていない。

 基本毎日料理をするので、冷蔵庫に食材は常に入っている。だが、雨続きもあって料理や買い物が面倒に感じていたら、こんなことになった。ただ、ないならないでスッキリして悪くない。

 次はなにを買おうかなとちょっと買い物に行くのが楽しみになっている。

「足るを知る」とは、ちょうどいい時に

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今日も書くよ

今日も書くよ

 不定期で訪れる、なにも言えなくなる時期に入っている。

 もう2週間SNSでは発信していないし、noteは毎日更新しているのだけど、書き出すまでに長く時間がかかる。

 なぜこうした状態に陥るのか、定かではないけれど、自分の中で言葉の意味が変わっている時期ではある。今まで当たり前に使っていた言葉に対して、疑問を懐いてしまう。
 自分が書きたいと思っていることは、本当に書けているかと立ち止まってし

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