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パンドーラーの池の底

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出逢った素敵な物語。
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セルゲイの遺書

セルゲイの遺書

この世界には二通りの人間がいる
星を産む者と星を食む者だ

欄干のない橋のような人生を
それでも懸命に歩き続けた君の
震える背中を遊び半分で押した
白々しい者たちへ
僕が贈るべきものとは何なのか
夜空に星が飾られる夜には
いつも考えていたんだ

(死に場所を探すために彷徨う)なんて
どこでくたばっても地球の上だろ
僕はあらゆる手段でそう伝えたけれど
それは君が生きる言い訳にはならなかった

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朗読『僕と金魚と星降る夜と』

朗読『僕と金魚と星降る夜と』

Twitterで自作の朗読があがってきたから、速攻で聞いて、たまんなくなった。ぼく、たぶん、実は、自作の中でもこれ最上位にくるくらい好きな奴なのよ(僕の世界観が刺激になる方ならTwitterフォローしとくことをオヌヌメしまつ!)。

これは、僕にとってはぜんぜんファンタジーじゃないんだ。僕の目の前で本当にあったことなんだ。ちくわさん、毎度ながら、最高の、世界の、本質の、立体化、ありがとうございます

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今日のうたうたい ~ ベルベット・イースター ~

今日のうたうたい ~ ベルベット・イースター ~

今日のうたうたい。

昨年 ある方からリクエストを頂いていたこの曲。
やっと歌えたよ。。。

まだまだ 拙いけど 心込めて歌いました。

ベルベット・イースター / 荒井由実 cover

空がとってもひくい
天使が降りて来そうなほど

届くかな。受け取ってくれるかな。

気に入ってくれたら いいな。
#弾き語り #今日のうたうたい #cover #音楽 #ウクレレ #荒井由実 #ベルベット

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りとるらいとさん主催の 日曜作曲へ参加致します。

GarageBandにて作ったトラックに乗せ
何となく アドリブ歌いをする内に
ふとこのイメージが浮かんで来て
一気に歌入れまでしてしまいましたw

トラックも歌も その場で思ったままを乗せた
ほぼ即興で 相変わらず拙いですが
楽しんでいただけるといいな。


i r o h a n i h o h e t o
作曲 ちびまゆ

いろはにほ

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『掌』

『掌』

当時、僕は小学三年生だった。軽度の知能障害はあったけれど、みんなと同じ教室で学び、同じ給食を食べ、同じグラウンドを駆け回って遊んだ。

ある日の授業中、鼻をほじっているところを先生に見とがめられ、「煙突掃除はやめなさい」と注意された。僕のいけない癖だった。鼻の穴がむず痒くなると電車の中だろうとどこだろうと構わずにほじってしまう。

いじめが始まったのはその日からだ。帰り際に外履きを隠されたり、「近

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私花集【渦(spiral)】眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー201812

私花集【渦(spiral)】眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー201812

■ごあいさつ
早いもので12月です。忙しくて目が回っております。毎月零細に企画しております眠れぬ夜の奇妙なアンソロジー、当月も整いました。12月号のテーマは渦。noteユーザー様の新旧の良作を掻き集めて参りました。(掲載したくてもできなかった良作が沢山ありました。掲載できずにすみません。あと本アンソロジーにご興味ある方、是非作品をご提供下さい。卑小な私めにお力添えを下さい。)

眠れぬ夜にはそっと

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どう親を捨てるか

どう親を捨てるか

※有料ですが全部読めます

「ネットカフェに滞在…」寝たきりの母親を放置か 息子を逮捕

福山市の自宅で寝たきりの80歳の母親を放置した50歳の息子が保護責任者遺棄の疑いで逮捕されました。

保護責任者遺棄の疑いで逮捕されたのは福山市春日町に住む派遣社員の八巻視之容疑者(50)です。
警察によりますとおととい八巻容疑者から「1週間ぶりに帰宅したら母親が亡くなっている」と警察に通報がありました。

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2018年間ベストメタル&ハードロックアルバムだって!?

2018年間ベストメタル&ハードロックアルバムだって!?

※とりあえず有料設定なだけで全部読めます

Loudwireが発表したから見てみる。(._.)

自分も聴いてたものが以下

29. Immortal, 'Northern Chaos Gods'

いいよな~、子供にも理解できるブラックメタル(*´ω`)

正統派というかプリミティブなルーツで、そういう人間と関わり合いながらそういうものを実行せず人気を獲得した健全さがいい。

ただしバンドは権利

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『着想の裏側』

『着想の裏側』

本日通勤途中に書いたじわじわもやもや系の「ほぼ140字小説」の着想の裏側について。あ、そんなこと考えて書いてんだ、と思っていただければ幸いです。しっかし、長い間テキスト書かない間に改行の仕様変わってたんだね(笑)

<ほぼ140字小説本文>
人身事故で電車が止まるたび、またかよと思う。生きていて嫌気がさす日もあるのだろうが他に方法は無かったのかと責めたくもなる。だが違った。“あれ”は常に口を開けて

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現代詩 「ギヨタンの夢」

夢の中で仕事をしていて
上手にできないのが切なくて
目が覚めた
早く目を瞑り
再び仕事にとりかからねば
可及的速やかに
朝はもう其処まで来ている
夜を徹して職工たちは
今も慌ただしく労働している
だがしかし
無策に寝ても詮方ない
革新的な作業工程を考えなけりゃあ
斯うして起きた意味がない
其う 意味がない

ぬばたまの未明の閨に
胡座をかいて僕は
仕事の要領を考えた
ううむふむむと考える
だがしか

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白島真『星の領分』|shindesuyo53 @shindesuyo53|note(ノート)https://note.mu/shin9870/n/ndcf800d55ac4

この方の書く詩世界には畏敬の念を覚えます。
愛してやまない詩人です。

白島真『星の領分』

白島真+葡萄氏

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2018年11月13日に文極キャスで朗読しました。
練習なしで、突発的参加でしたが、
どうにかうまくいったようです。
曲は以前、瀧村鴉樹さんとの『胎児キキの冒険』で
作曲を葡萄さんにご依頼したもので
タイトルは『Music for Poetry 1』です。
平川さん、なづきさんの終了後の感想も入っております。(無断ですみませぬ)