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頬をさか登れ涙よ哀しみも憎しみも愛も戻れ #短歌 #note短歌部 #きしみ卿のタンタカタン

どちゃくそ眠いが、Twitterで上がってくる自分の過去作はもう忘れてて久しい奴があり、新鮮な気持ちで「ほう」とさせられてありがたき。うたがわきしみはいつだって世界の眺め方の枠組みを外してくれる。そこがいい。 【短歌】 扇風機をつけるのは涼むためじゃなく籠から風を逃がすため

きしむセンチメンタル ~きしみ卿のタンタカタンより~【よむ のおと】

あと10首くらいかけば100首に手が届きそうタンタカタン。 どうしてそんなに需要ないのに描くのかってみんな疑問に思うかもだけど、これはみんなに求められてるから描いてるわけではなくて、描かねばないものを描き留めているだけだから、人気とか関係なく、どうしようもなく描いてるんですよw

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 三日月の軋むブランコ折り紙の街を見下ろし星海渡る ( ※ )星海=ほしうみ

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 幸せなケンコウコツになりなさい 羽がはえて飛んでゆけるほどの

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 パンくずを鳩の気持ちで食べてみて クジラのように涙ぐんだ朝

『きしみ卿のタンタカタン ~きしむまなざし~ 短歌10首』

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 「おはよー」が「死んでよ」に化け「こんちは!」が「殺して!」に化け軽はずみな崩壊

うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 一度だけザクロになれる季節を無視したその罰で血は赤いの

うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 ぎゆ、ぎゆ、と電信柱が鳴く夏の底を這って帰る夜の魚

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 雲の中、内緒で作ったかき氷 銀色シロップかけてお食べよ

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 月の下 言葉失くした老詩人の死体枯れ葉に埋もれ静か

禁止されればされるほど犯したい禁止卵の近親相姦

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 青空を麦わら帽子で掬っては溢れるままに白い歯こぼす

『きしみ卿のタンタカタン ~きしむユーモア~ 短歌10首』

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 青い青い動物の背中で世界が生まれ真っ青な波だった僕ら

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 うち捨てた錆びた電車の中いっぱい 埋め尽くす蝶 鱗みたい青く

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 お尻からモンブランが出てしまったら どう対処する?最重要課題

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 恋人のような顏して横歩く 鳩をトランクに詰め鳩心中

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 陽のひかり浴びるやうにして消えてゆく 消えながら永遠みたく笑って

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 人殺しのような態度でパンケーキにとどめ刺すハチミツとバターの

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 夏が見てるじりっとぢゅうっとずっと見てる 痛い痛いと泣き叫ぶ細胞が

『きしみ卿のタンタカタン ~きしむ恋~ 短歌10+1首』

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 ゴンザレスと名付けられた茎ワカメが海に帰った泳ぎがうまい

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 「サヨナラ」の「サ」の字は実はちょっぴり甘い「ラ」の字の方が辛いのです

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 消えかけたいのちの気配させたその瞳何見ても透明で可愛い

『きしみ卿のタンタカタン ~きしむ海と空と死と~ 短歌10+1首』

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 ほんたうの山手線は螺旋です のぼっていくのも おりていくのも

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 頑張るのやめれた時にしか見えない夜空があって深く澄んだ青で

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 顔全部まだ見せてないルービックキューブのヒステリックな日常

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 夢花火散るあてもなく胸に咲く少し痛くてすごく綺麗で

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 母親がニトロをよこせと今日もいうニトロをよこせと今日もいうのだ

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 月の皮剥いてつるりと舌の上 つんとくるこの寂しい味の

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 灯してく真っ暗な部屋に帰れずに 「ただいま」と「おかえり」を偽装す

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 見るたびに幼くなっていく少女 透明に孵るまで飼う地下で

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 野に放つバームクーヘン転がって野性にかえり一斉に空へ

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 水の家で風が泳いで波さらい星が落ちたら夏が泣いていた

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 俄然宇宙代表としてトイレットペーパーの気持ちになって流され

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 皿のふちちゃんと拭き取るまなざし手つき 眺めてたくてそれ全部おいしい

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 もしも君、砂利のあのザリッという音が なかったらこの世はモノクロのまま

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 レイチェルは牧師を殺して服を着た 10歳だった、もう祈らない…

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 「前ならえ!」に従うのが悔しくてわざとずれたり密やかな抵抗

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 脱け殻を壊れぬようにそっとくわえ 往時の体温思い出す君の

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 ガラス細工のひまわりみたく透明な 君の心臓に飛び込むのが得意

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 「恋人は襟ボクロ」という僕を笑わない 委員長のはらわたまで白い

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 青さしてひらいて咲いて空に溶け 道行く人の雲に浮かぶ青

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 アサリから溶けた子蟹が躍り出て 泡吹く人間ほくそ笑む死貝

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 吹き出物が身体の上を這い回りあそこ嫌いでここが好きと告げ

【うたがわきしみの短歌集『きしみ卿のタンタカタン』より】 『物体XYZ』 瑠璃色の浜辺にあがりし生物は ぬめりと光りワシをにらんだ…