坂東さしま

関東のどこかに在住。文章書き。 ひょんなことから文章を書き始め、小説にも手を出しました…

坂東さしま

関東のどこかに在住。文章書き。 ひょんなことから文章を書き始め、小説にも手を出しました。 各小説はマガジンでまとめております。

マガジン

  • 【長編現代和風ファンタジー】神社の娘

    「俺も悪神倒しの仲間にいれてください!」 日本のどこにあるのか分からない不思議なとある村。 刺激のない平凡な日々を過ごしていた高校生の橘平は、雪の夜、森の近くで村の神社の跡取り娘・桜と出会う。 危険を冒してまで暗い森を目指す彼女の目的は、大切な人たちのために「悪神」を消滅させることだった。 橘平は桜から村に封印される「悪神」の存在、そして村の「おかしさ」を知り、自身も桜とともに悪神の謎を探ることを決意する。 大切な人たちのために自分を犠牲にしてまで頑張る桜。 大好きな人たちを守るために他人と距離を置く向日葵。 美しい見た目と面倒な性格で苦労する葵。 将来の夢も好きなモノもない橘平は、彼らの姿に、生きることの意味や自分に欠けている感情を見出していく-。 村に伝わる不思議な力を操る桜たちと、普通に見えてちょっと変わった特技を持った少年が織りなす現代和風ファンタジー。

  • 【短編小説全12話】私と僕と夏休み、それから。

    初めて投稿した短編小説です。 【あらすじ】 地元の高校に通う高校1年生の中村キコは、同じクラスで同じ委員会になった男子生徒から、突然「大っ嫌い」と言われる。しかし、なぜそう言われたのか、全く見当がつかず…。

記事一覧

需要あるかな、カラオケワークショップ?-歌が上手くなりたい人はどれだけいるのか

パーソナルカラーワークショップを開いてみて、「カラオケワークショップ」ってのはどうだ? なんてことを考えました。 歌うことは好きでして、学校には行きませんでした…

【小説】神社の娘(第48話 誕生日と正月とクリスマスと夏休みが一気にきた新学期)

 新学期が始まった。  橘平は二年生に上がったが、学校環境に特に変化はない。変化があったことなんてあったかも、定かではない。小1から同級生はみな一緒。変わるのは…

2

パーソナルカラー診断を使ってお悩みをちょっとでも解消してあげられたら、と思う。

某日。 数名の女性たちとワークショップ形式でパーソナルカラー診断をやってみました。 意外と、色選びのお悩み多いんだなあという印象。 私も迷ってました。今も迷いに迷…

2

【小説】神社の娘(第47話 大人気ロボットアニメ鑑賞会ファイナルシーズン) 

 八神の山で見つけた鳥居のこと。  桜は橘平、優真と解散してからすぐ、向日葵と葵にメッセージを送った。  二人にも、今すぐ見てもらいたいけれど、土曜は向日葵が出勤…

ウェブ小説って、パソコンからの閲覧が多い?

こんばんわ、あるいはこんにちは。 坂東です。 小説家になろうさんに長編投稿を始めて約2か月が経ちました。 いままでウェブ小説というものは、「スマホの読み物」だと…

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【小説】神社の娘(第46話 朝陽と鳥居) 

 慣れない場所。  その上、野外。  橘平は夜と朝の間の時間に目が覚めてしまった。頭も目も冴えて、もう眠れそうにない。隣の優真はスウスヤぐっすりしているというのに…

2

伝わらない!(女性二人用短編シナリオ)

   保護者会後の小学校の空き教室。    PTA会長の佐藤とPTAに入会しなかった鈴木が向かい合って座っている。 佐藤「改めまして、南小学校PTA会長の佐藤です。初め…

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【短編シナリオ】お姉ちゃんと私の仕事

   広くてきれいな総合病院。その院内カフェ。 妹「お姉ちゃん、今日は病院付き合ってくれてありがとね」 姉「当り前じゃない。たった一人の妹のためなんだもの。でも…

坂東さしま
10日前
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【小説】神社の娘(第45話 課長代理の電話帳) 

「いえーい!うわーまじ楽しみ!」  向日葵がさきいかを食みながら、スマホを見て嬉しそうな声を上げた。  ワインをがぶ飲みしながら葵の筆の持ち方や書き方、態度、こ…

坂東さしま
10日前
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パーソナルカラー簡易診断してみたー色への挑戦のきっかけになったらいいな

パーソナルカラーアドバイザーなる資格を昨年取りまして。 理由は色に興味があること、自分自身が色迷子だったこと。 かといって、その知識を自分のファッション以外に使…

坂東さしま
11日前
4

【小説】神社の娘(第44話 野宿に舞い降りたアイドル) 

桜が必死に勝ち取り、楽しみで眠れないほどの行事。野宿の日がやってきた。  実際は八神の親戚からテントなどを借りて行う春キャンプである。桜にとっては野宿でもキャン…

坂東さしま
13日前
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【小説】神社の娘(第43話 Genius Idol)

 先日、あさひから「桜まつりの土日は私と神社でご奉仕」と聞いていた通り、権宮司の千里から正式に、葵に依頼の電話があった。  職場のデスクで、樹と和やかに昼ご飯を…

坂東さしま
2週間前
4

【小説 神社の娘】これまでの登場人物紹介②(22~42話)

【八神橘平】  絵がうまい。野宿かあ。 【一宮桜】  赤点をとってしまった。即席ラーメンを食べたことがない。 【八神家】 ・寛平(祖父)  桜ちゃんはいい子だ。 ・…

坂東さしま
2週間前
2

【小説】神社の娘(第42話 喧嘩上等、I hate you)

 遡る事ひと月ほど前の話。  野生動物対策課に一人、有術者が着任することになった。強力になり始めた妖物対策としての、増員である。  しかし誰が来るのか。課長です…

坂東さしま
2週間前
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【小説】神社の娘(第41話 妨害と桜)

●第4章 妨害と桜  ざっ、ざっ、ざっ。  早朝から、お伝え様の広い境内に竹ぼうきの音が響く。  休日の早朝、桜は境内を掃除する。特に春休み、夏休みなどの長期休…

坂東さしま
2週間前
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朝の始まり、テレビ体操!

#日々の大切な習慣 実は(?)毎朝、N○Kのテレビ体操をしています。 Eなテレビの6:25からの番組です。 昨年の秋ごろから始めたので、半年以上続いている習慣です。 …

坂東さしま
2週間前
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需要あるかな、カラオケワークショップ?-歌が上手くなりたい人はどれだけいるのか

需要あるかな、カラオケワークショップ?-歌が上手くなりたい人はどれだけいるのか

パーソナルカラーワークショップを開いてみて、「カラオケワークショップ」ってのはどうだ?

なんてことを考えました。

歌うことは好きでして、学校には行きませんでしたがクラシックな歌を習ったり、独学で発声だのなんだのを勉強したり。音楽系部活で朝から晩まで汗を流したり。直接関係あるかわかりませんが、表現とは、みたいな本もよく読みました。

ということは経験してきまして。
音痴ではないです。
多少は歌え

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【小説】神社の娘(第48話 誕生日と正月とクリスマスと夏休みが一気にきた新学期)

【小説】神社の娘(第48話 誕生日と正月とクリスマスと夏休みが一気にきた新学期)

 新学期が始まった。

 橘平は二年生に上がったが、学校環境に特に変化はない。変化があったことなんてあったかも、定かではない。小1から同級生はみな一緒。変わるのは学年と教室と担任と勉強の内容と…それはそれで大きな変化ではあるけれど。

 時間のあると思っていた春休みはあっという間だった。夏休みはやっぱり短いけれど、春休みはもっとだ。この間の大きな収穫と言えば、鳥居を発見したことだろう。
 
 桜曰

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パーソナルカラー診断を使ってお悩みをちょっとでも解消してあげられたら、と思う。

パーソナルカラー診断を使ってお悩みをちょっとでも解消してあげられたら、と思う。

某日。
数名の女性たちとワークショップ形式でパーソナルカラー診断をやってみました。

意外と、色選びのお悩み多いんだなあという印象。
私も迷ってました。今も迷いに迷ってます。

だからこそ、なんでもいいから、悩みを解決はできるかわかんないけど、ヒントになるようなことはできないだろうか…。

と感じました。

外見なんて、という意見もあるかもしれませんが、外見だって大事です。

もっと勉強して、誰か

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【小説】神社の娘(第47話 大人気ロボットアニメ鑑賞会ファイナルシーズン) 

【小説】神社の娘(第47話 大人気ロボットアニメ鑑賞会ファイナルシーズン) 

 八神の山で見つけた鳥居のこと。
 桜は橘平、優真と解散してからすぐ、向日葵と葵にメッセージを送った。
 二人にも、今すぐ見てもらいたいけれど、土曜は向日葵が出勤、日曜は葵が出勤。なかなか二人がそろわない。
 加えて次の土日は桜まつりである。
 来週は桜も葵も練習で忙しい、学校は新学期が始まってしまうしで、「とにかく、桜まつりが終わってから」ということになった。

 そうした中やってきた、春休み最

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ウェブ小説って、パソコンからの閲覧が多い?

ウェブ小説って、パソコンからの閲覧が多い?

こんばんわ、あるいはこんにちは。
坂東です。

小説家になろうさんに長編投稿を始めて約2か月が経ちました。

いままでウェブ小説というものは、「スマホの読み物」だと思っておりました。
勝手なイメージといいますか、不勉強でお恥ずかしいのですが、ウェブ小説自体をほとんど読んだことがなく、投稿を始めました(書籍化された、紙媒体でなら読んだことがあります)。

また、周りの友人らもスマホ読者勢でしたので、

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【小説】神社の娘(第46話 朝陽と鳥居) 

【小説】神社の娘(第46話 朝陽と鳥居) 

 慣れない場所。
 その上、野外。
 橘平は夜と朝の間の時間に目が覚めてしまった。頭も目も冴えて、もう眠れそうにない。隣の優真はスウスヤぐっすりしているというのに。

「…どんな神経してんの…人んちの山で」

 朝までテント内を見つめ続けるのも辛いものがあり、そっと外へ出た。3月末のまだ寒さを感じる夜。懐中電灯を点け、少し離れた草むらで用を足した。

 戻ると、桜が折り畳みチェアに座っていた。ラン

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伝わらない!(女性二人用短編シナリオ)

伝わらない!(女性二人用短編シナリオ)

   保護者会後の小学校の空き教室。

   PTA会長の佐藤とPTAに入会しなかった鈴木が向かい合って座っている。

佐藤「改めまして、南小学校PTA会長の佐藤です。初めまして」

鈴木「初めまして鈴木です。どのようなご用件でしょうか、仕事の時間もあるので…」

佐藤「では単刀直入に。なぜPTAに入らなかったのでしょうか?」

鈴木「…全く活動に参加できないのに、入会してもご迷惑かと思いまして」

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【短編シナリオ】お姉ちゃんと私の仕事

【短編シナリオ】お姉ちゃんと私の仕事

   広くてきれいな総合病院。その院内カフェ。

妹「お姉ちゃん、今日は病院付き合ってくれてありがとね」
姉「当り前じゃない。たった一人の妹のためなんだもの。でも本当に良かった~再検査異常なしで!」
妹「うん、ほっとした。昨日まで怖くて眠れなかった。大きな病気が見つかったらどうしようって」
姉「あんた独身だから、ほんといつも心配してるのよ私」
妹「ありがとう。父さんと母さんには心配かけたくないから

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【小説】神社の娘(第45話 課長代理の電話帳) 

【小説】神社の娘(第45話 課長代理の電話帳) 

「いえーい!うわーまじ楽しみ!」

 向日葵がさきいかを食みながら、スマホを見て嬉しそうな声を上げた。

 ワインをがぶ飲みしながら葵の筆の持ち方や書き方、態度、この場で酒を飲まない事…とにかくすべてにダメ出しを入れる桔梗が反応する。

「あら何、推しのライブでも行くの?」

 葵と向日葵は今、桔梗宅の和室にいる。今日は筆遣いからしてなってない葵を、書道段持ちの彼女がしごいているのだ。向日葵は桔梗

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パーソナルカラー簡易診断してみたー色への挑戦のきっかけになったらいいな

パーソナルカラー簡易診断してみたー色への挑戦のきっかけになったらいいな

パーソナルカラーアドバイザーなる資格を昨年取りまして。
理由は色に興味があること、自分自身が色迷子だったこと。

かといって、その知識を自分のファッション以外に使ったことはなく。
友人相手に一対一で簡易診断はしましたが…。

ほかにも色彩検定やカラーコーディネーターも取るには取りましたが…
やっぱ、せっかく取ったし、誰かのお役に立てるなら使いたいな。

ということで、ドレープは持っておりませんが、

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【小説】神社の娘(第44話 野宿に舞い降りたアイドル) 

【小説】神社の娘(第44話 野宿に舞い降りたアイドル) 

桜が必死に勝ち取り、楽しみで眠れないほどの行事。野宿の日がやってきた。

 実際は八神の親戚からテントなどを借りて行う春キャンプである。桜にとっては野宿でもキャンプでも、名前なんてどっちでもいい。友達や同年代と、楽しそうな遊びができることが嬉しいのだ。
 家から八神家への道中は、用心に用心を重ねた。バイクの速度は抑えめに、誰も見てないこと、見られても問題ない村民かをよく確認しつつ、八神本家を経由し

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【小説】神社の娘(第43話 Genius Idol)

【小説】神社の娘(第43話 Genius Idol)

 先日、あさひから「桜まつりの土日は私と神社でご奉仕」と聞いていた通り、権宮司の千里から正式に、葵に依頼の電話があった。

 職場のデスクで、樹と和やかに昼ご飯を食べていた時の事である。妻のよう子が作ったという漬物を、樹が分けてくれた時に。

 一宮の頼みを断れるわけがない。
 はい、わかりました。それしか言えない力関係である。また詳しい内容はあさひから聞いてほしい、とのことであった。

 葵は通

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【小説 神社の娘】これまでの登場人物紹介②(22~42話)

【小説 神社の娘】これまでの登場人物紹介②(22~42話)

【八神橘平】
 絵がうまい。野宿かあ。

【一宮桜】
 赤点をとってしまった。即席ラーメンを食べたことがない。

【八神家】
・寛平(祖父)
 桜ちゃんはいい子だ。
・幸次(父)
 ハンドメイド職人。

【一宮家】
・かおり
 桜の母。忙しい。
・椿(つばき)
 桜の妹。

【三宮家】
・桐人(きりひと)
 三宮診療所院長。葵の父。
・青葉(あおば)
 医者。葵の兄。口が上手い。
・三宮柏(かしわ

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【小説】神社の娘(第42話 喧嘩上等、I hate you)

【小説】神社の娘(第42話 喧嘩上等、I hate you)

 遡る事ひと月ほど前の話。

 野生動物対策課に一人、有術者が着任することになった。強力になり始めた妖物対策としての、増員である。
 しかし誰が来るのか。課長ですら知らなかった。

「今日の午後から出勤なんだけどさ、誰かまで教えてもらえなかったんだよね~。使える子だと定時に帰れるなあ。伊吹君、しばらく面倒みてあげてね」
「分かりました。一体誰が来るんでしょうね。男子か女子か?強いのか?」

 そし

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【小説】神社の娘(第41話 妨害と桜)

【小説】神社の娘(第41話 妨害と桜)

●第4章 妨害と桜

 ざっ、ざっ、ざっ。

 早朝から、お伝え様の広い境内に竹ぼうきの音が響く。
 休日の早朝、桜は境内を掃除する。特に春休み、夏休みなどの長期休暇になると毎日だ。ラジオ体操のようなものである。

 掃除しながら桜はふと、「大事なもの、隠したいものってどこに隠す?」ということを考えた。
 蔵とか物置とか、金庫とか鍵付きの机とか?裏山に穴を掘ったり?
 神社なら大事なものこそ、神様

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朝の始まり、テレビ体操!

朝の始まり、テレビ体操!

#日々の大切な習慣

実は(?)毎朝、N○Kのテレビ体操をしています。
Eなテレビの6:25からの番組です。

昨年の秋ごろから始めたので、半年以上続いている習慣です。
まさか、こんなに続くとは思っていませんでした。

運動不足を感じていたのですが、毎日激しい運動はできないし、気軽にできることはないか、と探していました。

ちょこっと何とか、もありますが、家から遠くて。

その時思い出したのがラジ

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