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『ラ・ラ・ランド』2024/6/9
久しぶりに観たが、ストーリーは結構覚えていた。
改めて観て、最後の回想はエマ・ストーンが演じたミアのものであるように思う。
回想は、終始ミアが幸せであるような形で描かれる。セバスチャンはミアの一人舞台を観に来る。パリにも一緒に来てくれる。そこでジャズを楽しんでいる。
この回想におけるセバスチャンのJazzへの向き合い方はあまり深くない。
最後には、現実の夫の代わりにセバスチャンと"Seb'
ドラマ『不適切にもほどがある』感想 2024/4/13
素敵なドラマだった。
ファミリーロマンスと言われればそれまでなのかもしれないが、時空を超えてわが子を思う、そしてわが子のわが子を想う気持ちと、それが未来への希望に繋がっていく演出は、僕が最も心動かされるものであった。
阪神・淡路大震災で亡くなった人たちの家族、その子どもや孫たちが、今もその記憶とともに生きていることを思い出させてくれる。
昭和の時代が終わり、平成を経て、令和の今にいたる。
映画『PERFECT DAYS』 感想 2024/3/25
美しい映像であった。
東京という都市空間を舞台に一人の男が清貧に生きる。彼の起床から始まる映像はさながら「丁寧な暮らし」をするYouTuberのモーニングルーティンのようだ。(私は絶望ライン工を想起した)
彼の仕事はトイレ掃除であり、それは一般的に社会的ステータスが低いとされる職業である。しかし、この映画でのトイレ清掃員は朝に事務所へ出勤する必要もなく、上司に監視されることも管理されることも