かみや園+

島根県でかみや園+という小さいお茶屋をやっています。 野草と番茶のブレンド茶・野草番茶…

かみや園+

島根県でかみや園+という小さいお茶屋をやっています。 野草と番茶のブレンド茶・野草番茶や、ハーブ緑茶、手摘みのお茶などを作っています。 オルタナティブお茶屋。

マガジン

  • 烏龍茶づくり

    2023年よりどハマりした烏龍茶つくり。 それまでは手摘みで紅茶を作っていましたが、比重が烏龍茶に傾いています。 失敗もたくさんあり、どちらかというと凹んでいる様子や、壁を打ち破れない私の珍道中となります。 試行錯誤の末、納得いくものにたどり着くことができるのでしょうか…

  • 文章の練習

    先日短編小説を書いてみる会に参加して、文章を書いてみるということをもう少しやってみたいと思い、こちらに書いていこうかと思います。練習です。

ストア

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    薪火番茶

    自然豊かな砂子原茶業組合の茶畑の番茶を薪火で焙じをしました。少し浅めの焙煎です。香ばしく甘みのある番茶です。毎日のお茶に。原材料:茶原産地:島根県雲南市内容量:100g
    ¥500
    かみや園+
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    【冬期限定】huyu-doki pokapoka blend

    ※簡易包装でのお届けになります。配送は普通郵便(定形外)となります。少しお時間かかる場合がございます。ご了承ください。柚子(皮)、生姜、松葉、番茶材料はすべて自然豊かな島根県雲南市で収穫されたものです。番茶は私自身もお手伝いする雲南市加茂町の砂子原茶業組合のものを使用しています。柚子と生姜香る女性に人気のブレンドです。期間限定で毎度すぐ売り切れる人気商品です。煮出すと柚子の苦味が出ますので、煮出さずにお召し上がりください。かおり★★★★★飲み方・急須やティーポットで:お好みの量の茶葉に80~90度のお湯を注ぎ、5~10分程度蒸らしてからお召し上がりください。・煮だす場合:水にお好みの量の茶葉を入れ、沸騰するまでは中火~強火(時間がある方は弱火~中火)、沸騰してからは弱火~とろ火で5~10分程煮だします。※煮だすと野草感が強まり、野草の種類によっては苦味を伴うものもありますので注意してください。原材料:緑茶、ゆず(皮)、生姜、松葉原料原産地:島根県雲南市内容量:25g賞味期限:製造日より1年保存方法:高温多湿を避け、移り香にご注意ください。開封後はお早めにお召し上がりください。
    ¥700
    かみや園+
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    【冬期限定】huyu-doki hokkori blend

    ※簡易包装でのお届けになります。配送は普通郵便(定形外)となります。少しお時間かかる場合がございます。ご了承ください。さつまいも、黒豆、番茶材料はすべて自然豊かな島根県雲南市で収穫されたものです。番茶は私自身もお手伝いする雲南市加茂町の砂子原茶業組合のものを使用しています。さつまいもは友人の有機農家さんに作っていただいたもの。一度焼き芋にしてから乾燥させお茶にしています。ほんのーり焼き芋の香りのする野草番茶です。冬限定のお茶です。かおり★★☆☆☆飲み方・急須やティーポットで:お好みの量の茶葉に80~90度のお湯を注ぎ、5~10分程度蒸らしてからお召し上がりください。・煮だす場合:水にお好みの量の茶葉を入れ、沸騰するまでは中火~強火(時間がある方は弱火~中火)、沸騰してからは弱火~とろ火で5~10分程煮だします。※煮だすと野草感が強まり、野草の種類によっては苦味を伴うものもありますので注意してください。原材料:緑茶、さつまいも、黒豆原料原産地:島根県雲南市内容量:45g賞味期限:製造日より1年保存方法:高温多湿を避け、移り香にご注意ください。開封後はお早めにお召し上がりください。
    ¥700
    かみや園+

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かみや園+について

お茶を作ることになった経緯 私は実家がお茶屋(問屋)という環境に生まれました。小さい頃から、朝10時と昼の3時は家族でお茶の時間。うちの合組(ブレンド)の煎茶を飲…

かみや園+
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茶摘み日和

お茶には品種というものがあります。 代表的なのはやぶきた。 日本で一番のシェア率を誇る煎茶品種です。 私がお手伝いする砂子原茶業組合のお茶もやぶきたです。 そし…

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ゲシュタルト崩壊

うまく出来ているのかどうか、 飲み比べを毎日のようにやっていると、どんどんわからなくなってきます。 再度火入れをして、うまくいったものと、そうでないものがありま…

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今のところの最適解

いくつかの茶葉を再度火入れをしました。 そして… かなりいい変化をしました! 元々今年作ったものは少し香りが弱め。 これで強いものが出来たら、もっとよくなるかも…

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凹んでいても進むしかないのです

ひとつ前の記事ではとても前向きなことを書いておりましたが、現実は凹み続きです。 今朝、去年のものを飲みました。 昨年も春に試行錯誤を繰り返し、出来の差は激しかっ…

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雨の日、雨の後は本当はあまり摘まない方がいい。 わかってはいるけど、雨もたいしたことなかったので、降ってない間にほんの少し摘んだ。 昨日わかったことを確認したか…

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全部大事

打ちのめされていました。 今年も烏龍茶作りにて。 去年もうまくいったり、失敗したりを繰り返し(というか半分以上失敗)めちゃくちゃ難しいけど、ハマりにハマった烏龍…

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わびさび

先日、神楽で笛を吹いておられる林さんが、山桜が好きと仰っていた。 雲南市は桜を推していて、土手には広く桜が植えられている。 この時期は圧巻の風景になる。 特に木…

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季節到来

野草の季節が到来しました。 今年は色々遅い印象。 桜も例年より1週間は遅い。 桜とくろもじの開花はほぼ同時。 先週まだ満開とは言えませんでしたが、桜が咲き始めたの…

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嘘は大概ネガティブなもの、とされています。 しかし、優しい嘘というのもありますね。 今日は4月1日に因んでこんな嘘をつきました。 元々Xに載せたのですが、Instagram…

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路上観察

2年前に出雲の本屋さん句読点さんと、路上観察(トマソン)×自由律俳句×お茶という企画をしました。 都会の方が色々見つかると思いますが、出雲の町でこれをやってみよ…

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表現とは

今朝友人が、対話している時のニュアンスはどんだけ頑張っても文字だけでは替わりにならない、ということをXに書いていて、やり取りをしました。 友人などお互いを知った…

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(マ)すべからく

この背中の痛みはどうやったら消えるのだろうか。 それを考え続けて1時間は経っている。 でも、どうでもいいことなのかもしれない。どうせ、人間は死ぬんだから。 と、次…

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いつものマーケット

多分5年くらい、出店させてもらっているSunday Market CiBO。 毎月第4日曜日に開催される生産者のマーケットです。 去年から出店というものをかなり減らしているのですが…

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身体に向き合うということ

先日春分の日にお茶とお灸を発酵菓子カヌカさんにて開催しました。 佐世の葉温灸院の吾郷希穂さんにお灸講座をしていただきました。 手、腕、足の肩凝りや胃腸、冷えなど…

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たまのこと

私が初めて買ったCDはたまのひるねというアルバムでした。 そこから、ゆるーくずっと好きな感じです。 美術の専門学校に行っていた頃絵本の授業がありました。 1番好きな…

かみや園+
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かみや園+について

かみや園+について

お茶を作ることになった経緯

私は実家がお茶屋(問屋)という環境に生まれました。小さい頃から、朝10時と昼の3時は家族でお茶の時間。うちの合組(ブレンド)の煎茶を飲み、ごはんの時間はほうじ茶を飲む家でした。
当時は茶工場があり(私が中学生の頃道路になりました)仕上げや焙じなど祖父がやっていました。
洗濯物はいつもほうじ茶の香りがしていました。

ただ、私はお茶に全く興味がなく、絵を描くのが好きな子

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茶摘み日和

茶摘み日和

お茶には品種というものがあります。
代表的なのはやぶきた。

日本で一番のシェア率を誇る煎茶品種です。

私がお手伝いする砂子原茶業組合のお茶もやぶきたです。

そして我が家にあるのは、在来種。
(裏山のは不明)

在来種は木によって芽の出るタイミング、葉の形、大きさ、色も異なります。
実生ともいいます。
種から育ったお茶です。
なので、一本一本異なるのですね。

品種茶は、なんといっても芽が揃い

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ゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト崩壊

うまく出来ているのかどうか、
飲み比べを毎日のようにやっていると、どんどんわからなくなってきます。

再度火入れをして、うまくいったものと、そうでないものがありました。
まずくはないけど、香りもないお茶も出来てしまい、一喜一憂。

そして、やはり香りの面では、大失敗と成功の差が激しすぎましたが去年の方がいいものができていました。

謎のバニラ香を出せたものもありました。

そう、"謎"なんです。こ

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今のところの最適解

今のところの最適解

いくつかの茶葉を再度火入れをしました。

そして…

かなりいい変化をしました!

元々今年作ったものは少し香りが弱め。
これで強いものが出来たら、もっとよくなるかもしれない。

少し酸化しそうな香りを感じていましたが、それがいい方にいきました。
気になる香りが消えて、よき感じに落ち着きました。

元々の香りを引き出すには、やはり萎凋と殺青のタイミングだと思います。(+気温などの環境によるところ)

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凹んでいても進むしかないのです

凹んでいても進むしかないのです

ひとつ前の記事ではとても前向きなことを書いておりましたが、現実は凹み続きです。

今朝、去年のものを飲みました。

昨年も春に試行錯誤を繰り返し、出来の差は激しかったですが、いくつかいいものが出来ていました。
よかったものは春にもうなくなってしまい(少し販売もしました)、そこそこの△を付けたものが秋頃残っていて、その中にあれ、悪くないぞ?というものを発見。
再度火入れを行いました。

火入れによっ

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感覚を落とし込む

感覚を落とし込む

雨の日、雨の後は本当はあまり摘まない方がいい。

わかってはいるけど、雨もたいしたことなかったので、降ってない間にほんの少し摘んだ。

昨日わかったことを確認したかった。
あと、自分の思うタイミングをズラしてみるということ。

香りが足りなかったが、自分の作りたいものに近づいてる感が…!

何より去年との違いは、去年より理解が深まっているということ。
確かに去年の方が素晴らしい香りのものが出来たけ

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全部大事

全部大事

打ちのめされていました。

今年も烏龍茶作りにて。
去年もうまくいったり、失敗したりを繰り返し(というか半分以上失敗)めちゃくちゃ難しいけど、ハマりにハマった烏龍茶。

ただ去年はすごい香りのものができたんですよね…でもほぼまぐれ的に。
しかし、酸化しやすい茶葉になってしまい、時間が経つとちょっとよろしくなかった。

まぐれ的なので、正直何がどうなってそうなったのかわからず。全ての工程が奇跡的にベ

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わびさび

わびさび

先日、神楽で笛を吹いておられる林さんが、山桜が好きと仰っていた。

雲南市は桜を推していて、土手には広く桜が植えられている。
この時期は圧巻の風景になる。

特に木次の土手などはたくさんの花見客で大賑わい。

それはとても綺麗で桜の儚さも相成って素晴らしい景色である。

が、私も林さんの意見に一票。
山にぽつぽつと咲くそれは、なんとも控えめでありつつ上品に山を彩る。

長らく都会で暮らしてきて、都

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季節到来

季節到来

野草の季節が到来しました。

今年は色々遅い印象。
桜も例年より1週間は遅い。
桜とくろもじの開花はほぼ同時。

先週まだ満開とは言えませんでしたが、桜が咲き始めたのでくろもじを採りに。

Sunday Market CiBOでお世話になっているイタリア料理研究家のふさこさんから、収穫にお供したいという連絡をいただき、一緒に行ってきました。

私がくろもじを採る場所はかなりの急斜面。
スパイク付の

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嘘

嘘は大概ネガティブなもの、とされています。
しかし、優しい嘘というのもありますね。

今日は4月1日に因んでこんな嘘をつきました。

元々Xに載せたのですが、Instagramの個人アカウントのストーリーにも載せてみました。

すると、反応がなかなかすごい。
そして、中にはいくつかマジレスが。

頑張ってください!

と応援いただきました。
そのようにコメントをくれた方には、エイプリルフールだよ〜

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路上観察

路上観察

2年前に出雲の本屋さん句読点さんと、路上観察(トマソン)×自由律俳句×お茶という企画をしました。

都会の方が色々見つかると思いますが、出雲の町でこれをやってみようということに。
各々町に出てトマソンを探します。
そして、その写真を撮って、それに因んだ自由律俳句を考えて、句読点さんに戻り、お茶を飲みながら写真と自由律俳句を発表します。

前回の模様はInstagramに載せています

せきしろ×又

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表現とは

表現とは

今朝友人が、対話している時のニュアンスはどんだけ頑張っても文字だけでは替わりにならない、ということをXに書いていて、やり取りをしました。

友人などお互いを知った関係ですら、文字だけのやり取りだと誤解が生じることがあります。
実際のその場の空気感、表情や身振り手振りで細かなニュアンスが届きやすいのが対面。

これは一対一ないしグループで限られたやり取りの中の話なのですが、
普段のこういったnote

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(マ)すべからく

(マ)すべからく

この背中の痛みはどうやったら消えるのだろうか。

それを考え続けて1時間は経っている。
でも、どうでもいいことなのかもしれない。どうせ、人間は死ぬんだから。

と、次の瞬間にはやはりこの不快感を今すぐにでも取り去りたいと思っている自分がいる。

数年前まではあの硬い床に座っていても平気だったのに。

あ、この曲は学生時代に流行った曲だ。
あの頃は夜中までくだらないことで騒いで、思い返せばとてもキラ

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いつものマーケット

いつものマーケット

多分5年くらい、出店させてもらっているSunday Market CiBO。

毎月第4日曜日に開催される生産者のマーケットです。

去年から出店というものをかなり減らしているのですが、CiBOは出させていただいています。(時々お休みしていますが)

運営の方々の出雲愛や、生産者と向き合う姿勢や、そこにはちゃんと骨太な思いがあって継続されているマーケットです。

これだけたくさんの出店者さんのいる

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身体に向き合うということ

身体に向き合うということ

先日春分の日にお茶とお灸を発酵菓子カヌカさんにて開催しました。

佐世の葉温灸院の吾郷希穂さんにお灸講座をしていただきました。

手、腕、足の肩凝りや胃腸、冷えなどに効くツボを教えてもらい、せんねん灸を使って緩めていきます。

だいたいこの辺りというところを教えてもらい、凹んでいたり、触って痛気持ちいいとか違和感を感じるポイントを探ります。
きほさんが伝えるのは、生きたツボ。
グリグリすると生きた

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たまのこと

たまのこと

私が初めて買ったCDはたまのひるねというアルバムでした。

そこから、ゆるーくずっと好きな感じです。

美術の専門学校に行っていた頃絵本の授業がありました。
1番好きな授業でした。
人が死にまくるとか、拗らせたサブカル女だったのでそんなのを描いていました。卒業制作も絵本でした。(もれなく死ぬやつ)

そんな絵本の授業で、好きな歌詞を絵本にするというものがあり、たまの方向音痴を書きました。

あの課

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