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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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2024年4月の記事一覧

綺麗な小川

綺麗な小川

水に流してあげる
そう言ってあなたは
綺麗な小川のせせらぎに
そっとそっと流してく

あたしだったら
一発トイレに流すのに
何でそんなに丁寧に
そっとそっと流すだろ

聞いたらあなたは微笑んで
どんなことでも大事事
良い場所に流せば良いことになる
この綺麗なせせらぎは
あたしの心
これからも絶対に汚さない
だって

あたしの小川は…どこだろか

優しいお空

優しいお空

お空を見て泣いてたら

お空は心配してくれて

あんな色 こんな色と

優しい色に染め上げて

そっとなぐさめてくれる

優しいお空

綺麗なお空

心配させちゃいけないね

泣きべそ顔で笑ったら

ほっと

そよ風が頬をなでてくれたよ

日陰のある場所

日陰のある場所

日向

映えて見えるは良いけど
身を隠す場所もなければ
いつでも誰かに見られて
汗は止まらず喉も渇いて
ただ日暮れが待ち遠しい

そんな場所

日向はたぶん
長く居座る場所じゃない

どんな花であろうと
日陰ある場所にいてこそ
色味も生気も深みを増す

日の当たる場所が全てじゃない
日陰ある場所で花を咲かせよう

定め

定め

雪は降ったら解けるが定め

雨は降ったら乾くが定め

花は咲いたら散るが定め

人は

泣いたら笑うが定め

羅針盤

羅針盤

出来るか出来ないかではなく

どうしたいかどうありたいか

生きる羅針盤は正直なものよ

名残の桜

名残の桜

知っていてほしい

季節のせいじゃない
私のせいだった

あの青い空も
咲き誇る桜も
吹き抜ける春風もみんな

とっくに知っていた

この胸のざわめきが
治まることはないけど
この宿る後悔が
消えることはないけど

この想い伝えたくて今
私はここにいます

伝えなければ終われない
終わらせてはいけない
いつまでも
あの日から逃げていちゃだめだ
そう気付いたのです

あの日の私に代わって
今更ながら

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美しさ

美しさ

やるだけやったならよし

やりきった命はいつも
どんな時だって
どんな姿だって

それは 美しい

共に

共に

あなたの分まで咲き誇ればいい

忘れないでいて

私は今も あなたと共に生きている

春の歌

春の歌

歌を唄いなよって
君はそう言うけど

どんな歌がいいんだろう
みんなどんな歌を唄うんだろう
あの歌だとウケないかな
あの歌だと恥ずかしいな
えっ どうしよう
どうすればいいんだろう
ねぇ 君は何を唄うんだい

唄いたい歌を唄えばいいんだよ
まわりなんて
君が悩むほど聴いてないし
まして期待などしていない
自分の唄いたい歌を
思いっきり唄えばいいんだよ

私は「黄色い春の歌」
そう言って菜の花の君は

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私を生きる

私を生きる

比べたところで
私は私に違いない

比較が蝕むそれぞれの生

比べたりはしない
私は 私として 私らしく
生きたいから

私を生きる

光風

光風

辿り着いた景色にあなたはいなかった

さくらを散らせた風は光風
降りしきる雨にやっと耐えて見た光
眩しさに紛れた風の手は目に見えない
瞬く間に散ってゆくさくら色のあなた
最後のひとひらはあなたの想い
舞い落ちたフロントガラス
気付かずいれたワイパー

辿り着いた景色にあなたはいない…けど
さくらを見る度に思い出すあなたの想い
そのひとひらの想いは今も
私を温かく励ましてくれる

今年の春も
あなた

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心の充電

心の充電

さくらは私のコンセント

見ているだけで急速充電

これでまた一年頑張れる

心の充電を大切に生きる

今でも本当は

今でも本当は

幸せじゃないなんて嘘

大切な人がいるとして
その人を見ることが出来る
その人の声を聴くことが出来る
その人に伝えることが出来る
その人を想うことが出来る
それが出来るのなら
それはきっと
幸せなんだと思う

見ることも聴くことも
伝えることも想うことも
それが出来ないとしたら…

今でも本当は
とても幸せなんだと思う

それぞれに事情

それぞれに事情

花散らす雨
放っておけば間も無く散るものを
なぜそんなに急かす

いや

雨も降りたくて降っているとは…
雨降らす雲
なぜ…

いや

雲も降らせたくて降らせているとは…
雲をつくる空

いや その空だって…

誰のせいでもない
何のせいでもない

せいにしてるのは
この私

花散らす雨も
雨降らす雲も
雲つくる空も
それぞれに事情

散らしてほしくない
それは 私の事情

誰のせいにもせず
何の

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