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写真・短編小説・詩

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様々な内容にチャレンジしてみたいと思います😄皆様の人生において、何かのきっかけになりますように😊
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2023年12月の記事一覧

大空の彼方

大空の彼方

あの大空の彼方に
きっとあなたはいるのだろう

正解も不正解もない
信じるも信じないもない

あの空の青さも
あの雲の白さも
なぜかあなたらしい

風よ 届けてほしい
あの大空の彼方へ

あの日と変わらない
この澄みきった
あなたへの想いを

私を生きる

私を生きる

時間を忘れて走りまわっていた
あの日々
私を意識していなかった
あの日々
あれが本来の私

今もまだあの日々の私が
ちゃんと生きてる
私の中にほら
ちゃんと生きてる

私を生きよう

涙が心に染みて咲くお花

涙が心に染みて咲くお花

涙が心に染みて咲くお花

わたし

すぐに摘まないと

あっという間にしぼんでしまうお花

さあ 摘んで花瓶へ

お花を見てごらん

とっても魅力的なんだから

私道

私道

他の誰でもない
決めるのは私

恐れることなんてない

間違えなんてない
失敗なんてないんだから

どんな道であろうと私の道
私の人生

居場所

居場所

山間谷底川の底
誰も気付かぬこの場所で
ひっそりと沈んでは
来ぬ時を待つ
たまに差し込む陽光と
流れ来る落葉だけが友
寂しさなんて遠の昔に忘れた
誰に気付かれることなく
このまま朽ち果ててゆく

はずだった

雨で生じた激流が居場所を変えた
容赦ない激流は大河そして海原へ

青い空に白い雲
色付く山々に広い海
眩しい陽光を浴びては
空高く舞い上がる鳥たち

こんな世界が…

気付いたの
居場所はひ

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夢の跡

夢の跡

夜の帳の中で見る夢も
朝の静けさの中で見る夢も
それは布団の中での儚き夢

月光に心ときめかせ
差し込む朝日に希望を抱く
何度となく繰り返す鼓動に
心眼に宿る情熱を自覚
夢への憧れを燃やす

限りある命は儚くも
時待たずして尽きるやもしれず

だから今日こそは

布団には夢の跡
今日もまた
同じ一日が始まってゆく

待ち合わせ

待ち合わせ

あなたを待たせてばかり
待ち合わせの時間は決めていませんでしたね

約束の場所で
あなたはずっと待っているのでしょうね

こんなに待たせてしまうとは
思ってもみませんでしたよ

だいぶ待たせてしまったようで
本当にすみませんでした

でも もうそろそろのようですね
やっと また会えますね

今日中にあなたのもとへ行けると思います
良い人生でしたよ 本当に
お土産話 いっぱい持っていきますからね

冬の午後

冬の午後

本当に見たい景色は
きっと遠くにはない

本当に知りたいことは
きっと遠くにはない

そんな気がしてならない冬の午後
ふと あなたのことを思い出しました

もう少し素直になれていたらと
そんなことを思うのです

還る

還る

何もなくなってしまったけど
考えてみたら 
もともと何もなかったんだ

ただ もとに戻っただけ

何もなくても生きてた
あの頃の自分に戻っただけ

あなたの人生

あなたの人生

誰のものでもない
あなたの人生

何度でも言う

誰のものでもない
あなたの人生

人生は一度きり
たったの一度きり

次はない
またもない一発勝負

思うように
好きなように
後悔ないように
素直に生きればいい

だって
あなたの人生なんだから
そう
あなたの人生なんだもの

慕情

慕情

散るさくらを悲しく想うのは
心に切なさを抱えているから
散るさくらを寂しく想うのは
心に虚しさを抱えているから

さくら散る
さくら散る道
さくら散る道の上

背中の向こう側

慕情 鮮明に映らず
ただ さくら散る

雨降りの心得

雨降りの心得

人生の苦難は
避けがたい
苦難は雨降るよう
時期場所選ばす
降り始め 降り続く
笠も傘もさほど役立たぬ
大雨にでもなれば
濡れること免れぬ
雨降れば濡れるもの
道歩めば難あるもの
怯え避けることよりも
ものを頼ることよりも
そう覚悟することこそが
大事なことと心得よ