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\職場で使える話し方の心理テクニック18『自己愛が強い人の無意識パワハラ』/#197


怒鳴ったり攻撃したり、相手を徹底的に追い詰める。これらは明らかにパワハラですが、実は無意識でしているかも?

意外なところに盲点があるというお話を、今日はちょっとだけしますね。




①自己愛性パーソナリティーとは


パワハラになりかねないのが、心理学でいうと自己愛性パーソナリティーです。

簡単に言うと、自分の価値とか意見を強く信じている。そして自分が常に中心であることを求めてしまう性格のことです。

これは傾向なのでいつも悪いわけではありません。自分の価値や意見を信じるのはいいことですし、自分を中心に考えるのも人として当たり前のことです。

でも行き過ぎると無意識に他人をコントロールしたり、人を見下すような行動になっちゃうのでバランスが大事なんですね。

無意識のパワハラにならないために、今日は3つのポイントでお話します。


②A:無意識パワハラをしていないか


さっきも言ったように、「自分の考えが常に正しい」とか、「自分が一番よくわかっている」と人は思いがちです。でもこればかりだと良くない。

例えば職場で「自分が正しい、これが一番。」と思っている意見をみんなが認めてくれないとき、「なんでわからないの?これに決まってるじゃない!」とつい言いたくなりますよね。

でも立場や状況によって、周りの人にはプレッシャーになります。
相手にとっては「これ以上反論はできない」と、圧力をかけられているように感じちゃいます。


③B:アグレッシブになりすぎていないか


自己愛が強すぎると、アグレッシブに自分の意見を強く主張することがあります。

アサーティブタイプは自分の意見を伝えて、相手の意見も聞く。このバランスをとることです。

ですがアグレッシブタイプ、自分の意見を相手に押し付け、相手の意見は聞かない。「なんでわからないの?これが正しいんだから言う通りにしてよ。」みたいな言い方だと、無意識パワハラになってしまいます。


④C:無意識パワハラを防ぐ方法


まずは、「自分はいつも正しい」と思わないでください。

もちろん自分の意見に自信を持つことは大賛成。でも年齢や立場、置かれた環境、そして生まれ育ち。いろんな条件によっていろんな考え方、価値観があります。だから、「自分は正しいし、相手も正しい」これも正解です。

⑤ドラえもんの名言に学ぶ
ドラえもんの名言に、「どっちも、自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」というのがあって、私は本当に心理だなと思いました。

自分の意見も正しいし、相手の立場では相手の意見も正しい。
特に仕事をしているときはそうです。

だからこそ、相手の気持ちや意見をきちんと聞く。そして、共感する、評価する、承認する。これを絶対に忘れないでください。

「そうか、そういう考え方もあるんだね。」
この姿勢で一旦相手を受け入れる。その上で、自分と相手の意見が両方生かされる方法がないか、第3案を考える。これを習慣にしてくださいね。


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