くろさわ行政書士法務事務所@葛西・西葛西の行政書士

葛西・西葛西を中心に、遺言・相続業務や補助金申請業務を代行する行政書士です。教育業界に…

くろさわ行政書士法務事務所@葛西・西葛西の行政書士

葛西・西葛西を中心に、遺言・相続業務や補助金申請業務を代行する行政書士です。教育業界に長くいましたので、人にものを教えることには長けていると思っております。難しいことをわかりやすくをモットーに、皆様に情報をお伝えしていこうと考えています。

記事一覧

相続人の中に未成年者がいる場合に気を付けること

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、相続人の中に未成年者がいる場合に気を付ける点についてお伝えいたします。 相続人がすべて成人である場合と、…

何が違う?任意後見制度と法定後見制度について

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、認知症などにより判断能力が低下した際に申し立てる成年後見制度に関して、特に任意後見と法定後見の違いについ…

父母が認知症と診断されてしまった…相続に備えるポイント

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日のコラムは、家族に認知症と診断された方がいる場合に起こりうる相続問題に関してお伝えいたします。 認知症患者は…

遺言執行者の役割とは?

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、遺言執行者についてお伝えします。 遺言は書いたけど、これって私が亡くなった後どうなるの?とご心配になられ…

愛する人が住み続けられる家~配偶者居住権について~

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、平成30年の民法改正により新たに規定された配偶者居住権についてお伝えいたします。 配偶者居住権とは、簡単に…

特別寄与料とは?誰がどのように請求できるか。

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 朝ドラ「虎に翼」を毎日楽しみに視聴しています。心震えるセリフや、当時の社会背景と今とを重ねながら法律家の端くれと…

遺留分ってなに?トラブルを事前に防止する

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、相続における遺留分について説明いたします。 遺留分という言葉は聞いたことがなくても、相続のときになんだか…

あなたの遺言、どうやって守りますか?自筆証書遺言保管制度の長所と短所

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、令和2年に創設された自筆証書遺言保管制度について解説いたします。 当該制度ですが、令和4年にはおよそ16,000…

いざというときのために!空き家相続で起こり得る問題とは?

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 2023年の空き家率が過去最高の13.8%を記録し、社会問題化しています。今後、空き家を相続することも現実に起こりうる問…

万が一、熟年離婚をお考えなら…財産分与における注意点3選

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 現在の日本では3件に1件が離婚(婚姻件数と離婚件数の比較)しており、年間で18万組の夫婦が離婚を決断しています。 こ…

消費者の権利を守る!「消費者保護法」のポイント

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。本日は、消費者保護法についてポイントをお伝えしてまいります。 いわゆる消費者保護法とは、現在は単一の法を指すのでは…

うちの愛犬・愛猫はどうなる?相続とペットについて。

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、ペットと相続に関する内容についてお伝えします。 近年では、愛するペットたちを家族の一員としてとらえる考え…

共同親権の導入が決定!親権と監護権について。

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。先日、国会にて改正民法が成立され、離婚後も両親が互いに親権を持ち続けることになるいわゆる「共同親権」が今後2年以内…

相続財産の種類と評価について。(AIツールで書いてみた)

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。本日は、相続財産の種類と評価についてお伝えいたします。 相続財産の種類と評価のポイント 相続という重要なプロセス…

2024年版中小企業白書・小規模企業白書を読んで。

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、5月に公開された「2024年版中小企業白書」を読んだレビューを簡単にまとめてお伝えします。 詳細は以下URLから…

スマートな相続対策を!家族信託入門ガイド

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、最近注目を集めている家族信託についてご説明いたします。良いところもありますが、相続される方ご自身のことを…

相続人の中に未成年者がいる場合に気を付けること

相続人の中に未成年者がいる場合に気を付けること

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、相続人の中に未成年者がいる場合に気を付ける点についてお伝えいたします。
相続人がすべて成人である場合と、未成年者がいる場合では法律上の扱いが異なります。間違いのない手続きを行いたいですね。今回の内容を参考にしていただければ幸いです。

最大の違い未成年者でも相続人となることは、もちろん可能です。
ただ、相続人が複数いる場合で遺産分割協議をお

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何が違う?任意後見制度と法定後見制度について

何が違う?任意後見制度と法定後見制度について

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、認知症などにより判断能力が低下した際に申し立てる成年後見制度に関して、特に任意後見と法定後見の違いについて説明させていただきます。
法律によってはじまる法定後見制度と、契約によってはじまる任意後見とはどのような違いがあるのか、どういう場合に選べばよいのかをお伝えしてまいります。

はじめに民法838条2項にて、後見は「後見開始の審判があった

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父母が認知症と診断されてしまった…相続に備えるポイント

父母が認知症と診断されてしまった…相続に備えるポイント

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日のコラムは、家族に認知症と診断された方がいる場合に起こりうる相続問題に関してお伝えいたします。
認知症患者は、2025年には700万人に上るといわれています。高齢者人口の約2割程度。もはや身近な問題としてどのご家庭にも起こりえることと言えますので、何かあったときのためにしっかり準備をして臨みたいものです。

まずは遺言の作成を考えましょう

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遺言執行者の役割とは?

遺言執行者の役割とは?

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、遺言執行者についてお伝えします。
遺言は書いたけど、これって私が亡くなった後どうなるの?とご心配になられた方はいらっしゃいませんか。せっかく書いた遺言も、どのように実行されるのかご本人にはわかりません。
正しく遺言を実行してもらうために「遺言執行者」を定めておくのが安全です。今回は役割と定め方を中心にお伝えします。

1.遺言執行者の役割遺

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愛する人が住み続けられる家~配偶者居住権について~

愛する人が住み続けられる家~配偶者居住権について~

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、平成30年の民法改正により新たに規定された配偶者居住権についてお伝えいたします。
配偶者居住権とは、簡単に言うと残された配偶者のために今住んでいる自宅を、大きな負担なくそのまま住めるようにするための権利です。形式やメリット・デメリットについてお伝えしてまいります。

配偶者居住権の定義民法1028条1項にて次のように規定されています。
「1

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特別寄与料とは?誰がどのように請求できるか。

特別寄与料とは?誰がどのように請求できるか。

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
朝ドラ「虎に翼」を毎日楽しみに視聴しています。心震えるセリフや、当時の社会背景と今とを重ねながら法律家の端くれとして身が引き締まる思いをしてみています。どうやら今週(6/24)からは、相続問題について触れられるようですね。人間ドラマとしてどのように描かれるのか楽しみです。

さて、今回は平成30年の民法大改正によって新設された「特別寄与料」について

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遺留分ってなに?トラブルを事前に防止する

遺留分ってなに?トラブルを事前に防止する

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、相続における遺留分について説明いたします。
遺留分という言葉は聞いたことがなくても、相続のときになんだか財産が守られるらしいということは、なんとなく耳にされたことがあるのではないでしょうか。それこそ遺留分と呼ばれるものです。
計算方法や対象者など法律で決まっている部分から、どういうときにトラブルとなりやすいかというところまでお伝えできればと

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あなたの遺言、どうやって守りますか?自筆証書遺言保管制度の長所と短所

あなたの遺言、どうやって守りますか?自筆証書遺言保管制度の長所と短所

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、令和2年に創設された自筆証書遺言保管制度について解説いたします。
当該制度ですが、令和4年にはおよそ16,000件の申請があったそうです。まだまだ浸透しているとは言えない現状ですね。自分で書いた遺言を、わざわざ保管してもらうことの意味がどこにあるのだろうとお考えの方も多いのかもしれません。制度の概要に加えて、メリット・デメリットを中心にお伝

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いざというときのために!空き家相続で起こり得る問題とは?

いざというときのために!空き家相続で起こり得る問題とは?

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
2023年の空き家率が過去最高の13.8%を記録し、社会問題化しています。今後、空き家を相続することも現実に起こりうる問題として十分考えられるでしょう。相続した空き家に資産価値があるのかないのか、売却するのか保持し続けるのかなど考えによって取るべき選択肢が変化します。ここでは、空き家相続の際に直面するであろういくつかの問題と、それを乗り越えるための

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万が一、熟年離婚をお考えなら…財産分与における注意点3選

万が一、熟年離婚をお考えなら…財産分与における注意点3選

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
現在の日本では3件に1件が離婚(婚姻件数と離婚件数の比較)しており、年間で18万組の夫婦が離婚を決断しています。
これは、毎日約500件が離婚届を提出している計算になります。

さらには、50歳以上になって離婚を決断するいわゆる「熟年離婚」という言葉も浸透してきており、夫婦の形や家族の形が変化してきているといえるかもしれません。私も結婚18年を迎え

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消費者の権利を守る!「消費者保護法」のポイント

消費者の権利を守る!「消費者保護法」のポイント

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。本日は、消費者保護法についてポイントをお伝えしてまいります。
いわゆる消費者保護法とは、現在は単一の法を指すのではなく複数の法律をまとめた概念のようなものとなっています。現代はSNSの浸透や、便利なオンラインショッピングが流行したことで、契約そのものの形態がいろいろと変化してきています。そこで悪質な業者や契約から、消費者の身を守るために複数の法律が存

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うちの愛犬・愛猫はどうなる?相続とペットについて。

うちの愛犬・愛猫はどうなる?相続とペットについて。

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、ペットと相続に関する内容についてお伝えします。
近年では、愛するペットたちを家族の一員としてとらえる考え方が浸透しつつあります。しかし、飼い主がいなくなった後の彼らの運命はどうなるのでしょうか?
犬や猫の平均寿命は15歳前後と言われています。仮に勤め人を引退して65歳ごろから飼い始めるとなると、飼い主とペット双方とも高齢化していく現実に向

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共同親権の導入が決定!親権と監護権について。

共同親権の導入が決定!親権と監護権について。

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。先日、国会にて改正民法が成立され、離婚後も両親が互いに親権を持ち続けることになるいわゆる「共同親権」が今後2年以内に施行されることが決定しました。
共同親権については後日説明することにして、本日は親権と監護権の違いについてお伝えいたします。
法律用語には似通った言葉が多く存在し、時に人の理解を妨げることがありますね。今回ご説明する2つの権利も、親権に

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相続財産の種類と評価について。(AIツールで書いてみた)

相続財産の種類と評価について。(AIツールで書いてみた)

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。本日は、相続財産の種類と評価についてお伝えいたします。

相続財産の種類と評価のポイント

相続という重要なプロセスにおいて、相続財産の種類とそれらの評価は、正確な税金の計算に不可欠です。一般的に相続財産には、不動産、預貯金、株式、車両、美術品、宝石などが含まれますが、それぞれの財産は価値が異なり、その評価方法も異なります。

不動産評価の基準と計算

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2024年版中小企業白書・小規模企業白書を読んで。

2024年版中小企業白書・小規模企業白書を読んで。

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、5月に公開された「2024年版中小企業白書」を読んだレビューを簡単にまとめてお伝えします。
詳細は以下URLからも確認できますので、ご興味ある方はご一読ください。
この仕事につかなければ目にすることは、おそらく生涯なかっただろうなと感慨深く拝読しました。

今回は、細かい数字を記載するよりも、大枠のポイントをいくつかまとめた形にて共有させて

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スマートな相続対策を!家族信託入門ガイド

スマートな相続対策を!家族信託入門ガイド

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、最近注目を集めている家族信託についてご説明いたします。良いところもありますが、相続される方ご自身のことを考えると不足している部分もある制度です。すぐに利用を決めるのではなく、じっくり検討する材料にしていただけたら幸いです。

家族信託とは?

信託とは、ある人(委託者)が自身の資産を別の人(受託者)に託し、受託者がその資産を第三者(受益者)

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