くろさわ行政書士法務事務所@葛西・西葛西の行政書士

葛西・西葛西を中心に、遺言・相続業務や補助金申請業務を代行する行政書士です。教育業界に…

くろさわ行政書士法務事務所@葛西・西葛西の行政書士

葛西・西葛西を中心に、遺言・相続業務や補助金申請業務を代行する行政書士です。教育業界に長くいましたので、人にものを教えることには長けていると思っております。難しいことをわかりやすくをモットーに、皆様に情報をお伝えしていこうと考えています。

最近の記事

遺された財産、国が管理:相続不動産国庫帰属制度の解説

みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、2023年から制度化されている相続不動産の国庫帰属制度について解説をしてまいります。 相続が発生した際に不動産などの財産をどのように扱うかは、遺族にとって重要な問題です。しかし、相続人が不明である場合や、相続人が財産の相続を放棄した場合、その不動産はどのように扱われるのでしょうか? ここで重要な役割を果たすのが「相続不動産国庫帰属制度」です。この制度について、その背景、意義、そして具体的な手続きの流れについて解説しま

    • FP3級を1か月で合格できる学習方法について

      みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、FP3級を受験し、無事に合格点数を取れましたので、概要やら学習方法やら備忘録として残しておきたいと思います。 受験のきっかけそもそもは、参加している勉強会にて「相続業務を扱うならFP2級か簿記2級かまたはその両方が必要よ」と勧められたからでした。それまでは、いわゆる平凡なサラリーマンでしたので、お金について考えてきたこともなくいい機会としてまずはFPから挑戦することにしました。 勉強方法と勉強時間ネットなどで見てみ

      • 基本を押さえよう!相続不動産の評価方法のガイドライン

        みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、相続不動産の評価方法について基本的な事項を押さえる内容をお伝えします。 ご両親が所有されている土地や建物がどのくらいの価値になるのか、またそれによって相続税が一体いくらかかるのかなど、財産を渡す側も受け取る側も気になるところです。どういったポイントで評価額が決まるのかを知り、あらかじめ準備をしておくことでいざというときに慌てず受け止めることができるでしょう。 相続財産の評価方法について相続時の財産評価方法は、相続財産

        • ビジネス成長の新常識!IT導入補助金で業務効率化を実現

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。本日は、2024年も継続して公募されているIT導入補助金について概要と具体的な活用例についてご紹介いたします。 昨今のデジタル技術の進化は目覚ましく、企業の業務効率化とビジネスモデルの革新を可能にし、小規模な事業でも大企業と競争できる土壌を整えています。しかし、技術導入には初期費用がかかるため、多くの中小企業や小規模事業者にとっては大きな障壁となりがちです。この問題を解決するために、政府はIT導入補助金を設けています。この補助

        遺された財産、国が管理:相続不動産国庫帰属制度の解説

          家族への贈与はどうする?知らないと損する贈与税の基本と対策

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。本日は、贈与に関する基本的な知識をお伝えいたします。生前贈与をしたいけど、どのようにすればいいかわからない場合や、税金が控除されると聞いたけどどういうケースかわからない場合に参考になさってください。 はじめに 家族間で資産を移動する際、必ず直面するのが贈与税の問題です。贈与した財産に、累進課税によって税率が決められて贈与税が課されます。10%~55%の割合ですので、高い金額のものを贈与すればそれだけ税金が高く課されるというこ

          家族への贈与はどうする?知らないと損する贈与税の基本と対策

          どっちを選ぶ?補助金と助成金の超入門

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。本日は、補助金と助成金の違いに関する超入門編についてお伝えします。今さら人には聞けない基本的な内容からわかるようにしてあります。ぜひご参考ください。 はじめにビジネスにおける資金調達には多くの選択肢があります。特に創業時は資金面で苦労される個人事業主の方も多いのではないでしょうか。 公的な支援として、国から支給される補助金と助成金は特に重要な役割を果たすことができます。この二つを理解し、適切に使い分けることが、事業の持続可能性

          遺言書を自分で間違えずに書く方法: 簡単ガイドとチェックリスト

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、遺言書をご自身で書く際の簡単なガイドをお伝えします。 簡単そうに見えますが、民法960条に「遺言は、この法律に定める方式に従わなければすることができない。」とあり、形式が厳格に法で定められています。また、種類も自筆証書遺言(同968条)、公正証書遺言(同969条)、秘密証書遺言(同970条)とあるためどれを選択すればよいのかやや複雑です。今回は、その中でも「自筆証書遺言」についてどのような点を注意すべきかお伝えします。

          遺言書を自分で間違えずに書く方法: 簡単ガイドとチェックリスト

          「相続登記義務化」不動産と相続の新たなルール

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、2024年4月から義務化される相続登記についてお話しいたします。 新たな法律が施行され、相続が発生した際に家や土地などの不動産の登記を必ず行うことを義務づけるもので、相続人にとって大きな変化となります。この法律の背景、具体的な内容、そして私たちにとっての意味について深掘りしてみましょう。 相続登記義務化の背景 これまでの日本では、相続が発生してもその登記を放置するケースが少なくありませんでした。結果として、「名義人

          「相続登記義務化」不動産と相続の新たなルール

          中小企業の未来を切り開く:IoTとロボットによる省力化投資の推進

          みなさん、こんにちは。 行政書士の黒澤正人です。 本日は、2024年申請可能な新たな補助金である「中小企業省力化投資補助金」について概要をお伝えします。 1.補助金事業の目的本事業は、中小企業が人手不足問題を解決するためにIoTやロボットなどの省力化製品を導入し、売上と生産性を向上させることを目指しています。このための補助金を提供し、事業費の一部をサポートします。補助対象となる製品は事前にリストアップされ、中小企業はこれらから選択して導入できます。これにより、迅速かつ容易に

          中小企業の未来を切り開く:IoTとロボットによる省力化投資の推進

          相続放棄のメリット・デメリット

          みなさま こんにちは。行政書士の黒澤正人です。 本日は「相続放棄のメリット・デメリット」についてお話いたします。 「相続放棄」とは、相続人が自らの相続権を放棄する手続きです。財産を相続しない代わりに、義務や借金も相続しないことになります。 ここ数年で、相続放棄の件数は増加傾向にあり令和4年では実に26万件もの相続放棄の手続きが行われております。 実際にはどのような場面で用いられるのか、手続きはどのように行うのか、メリット・デメリットは、という点についてお伝えいたします。

          プロの仕事

          みなさん、こんばんは。 行政書士の黒澤正人です。 ようやく開業を迎えることが出来ましたが、HPの自分の写真がピンボケしていたものでプロのカメラマンに撮り直していただきました。(それでも唯一まともに残されてたものなのです。写真嫌いなので…) 板山哲也さんという方です。 お住まいが近所ということもあり、本格的な機材を自宅から荷台に乗せて登場。聞くと、撮る予定の会議室をHPで事前に見ておいて、この照明だったらこれがいるな、と準備してくださったそうです。素晴らしすぎます。 よく商

          補助金申請を通りやすくする3つの基本

          みなさま こんにちは。行政書士の黒澤正人です。 本日は「補助金申請を通しやすくする3つの基本」についてお話いたします。 補助金は申請すれば必ず採択されるわけではありません。 例えば、以下に事業再構築補助金申請の採択率をまとめた表を出してみます。おおよそ45%~50%前後で推移しています。 申請しても半数は不採択となってしまいます。 そうなると、そこまでにかけた時間や経費がもったいないとお考えになるかたもいらっしゃるでしょう。そこで、今回は少しでも申請が通りやすくなる基本

          士業交流会に行ってきました

          こんにちは。 行政書士の黒澤です。いよいよ開業を迎えるまであと数日というところです。 さて、今日は先日行われました士業交流会に初めて参加してきましたので、そちらの様子についてお伝えしたいと思います。 大雨でしたので、行く前から若干心折れてました… 会場に着くと、30~40名近くの士業の方々がいらっしゃいました。まずそれに驚きました。時間になると、適宜名刺交換が始まりますが、社会保険労務士、司法書士、不動産鑑定士、中小企業診断士の先生方と名刺交換させていただくことができまし

          遺言書って書いたほうがいいの?

          こんにちは。行政書士の黒澤正人です。 本日は「遺言書」について、基本的なことをお話いたします。 「遺言書」と聞くと「死ぬときに残すもの」として、縁起が悪いとお感じになるのではないでしょうか。日本はかつて、自分の死期を悟って遺書を残すという文化・風習が存在しており、遺言を残すということにあまりよくないイメージを持っている方もいらっしゃるのかもしれません。またその名残から、ご両親に遺言を書いてもらうということにも抵抗がある方も多いでしょう。「お前、私が死ぬのを望んでるのか?!」

          自分で補助金申請を行う際の落とし穴

          みなさま こんにちは。行政書士の黒澤正人です。 本日は「補助金申請の落とし穴、5つの注意点」についてお話いたします。 補助金申請は、事業に必要な資金を確保する有効な手段ですが、その過程にはいくつかの落とし穴が存在します。これらを正しく理解し、上手に避けることができると、申請の成功率が高められます。以下に、補助金申請の際の主な落とし穴とその対処法をまとめます。 1. 不適切なマッチング 自社のプロジェクトが補助金の目的に合致していない場合、申請は時間と労力の無駄に終わる可

          相続に関するトラブルって?

          こんにちは。行政書士の黒澤正人です。 本日は「相続にまつわるトラブル」についてお話いたします。 相続が始まると、亡くなった方が所有していた財産や権利を受け継ぐだけではなく、その方の義務や借金も引き継ぐことになります。 引き継ぐほうからすればたまったものではないのですが、誰が引き継ぐのか決まりがなければ、もともと権利を有していた債務者(債権者)は困ってしまいます。また、相続税を払えずに残されたご家族が自宅に住めないということにもなりかねません。そこで、「相続法」という一定のル