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「徳」ってなんだろう?
先日、ある公的な組織の重責にある方が来談されました。その方は「徳が欲しい」と仰られました。
私は、「あなたが欲する徳ってどんなものですか?」と尋ねました。
その方は、「人に信頼されるような何か。安心して他者が何でも話してくれるような人物が備えている何か」だと仰いました。
辞書的に言うなら、「身についた品性。社会的に価値のある性質。善や正義にしたがう人格的能力。」「広く他に影響を及ぼす望ましい
〜先ずは分けよう〜 「私」と「あなた」
1.「私メッセージ」と「あなたメッセージ」日常のコミュニケーションで、いつも他者とぶつかってしまったり、喧嘩になったり、うまくお互いの気持ちのやりとりができない時、自分の伝え方、聞き方について振り返ってみるいい機会かもしれません。
相手に自分の気持や思いを伝える時、「主語」はどうなっているでしょうか。
例えば、仕事の段取りが悪く、時間がかかりすぎる人に対して、「〈あなた〉はどうしていつもそんな
解決は、問題に対する答えが与えられることでなく、問題自体の消失という仕方で起こる。
「話す」ことは「離す」こと
日々、いろんな相談を受ける。他愛のない話から、生きか死ぬかといった深刻な話まで。
人はなぜ、困った時に話を聴いてもらいたいのか。
単に吐き出したい人もいる。(発散型)
誰かの答えが欲しい人もいる。(教えて型)
共感してもらいたい人もいる。(わかって型)
自己を整理し、自己を理解したい人もいる。(胸貸りる型)
それは時々に違うかもしれないが、自分の中にあるものを「話
なぜ〈あるタイプ〉の人と話していると疲れるのか?
A「大丈夫?」
B「全然大丈夫」(大丈夫でなく助けてほしいという表情で)
会うたびに、どうしても疲れてしまう人がいる。悪い人ではない。いい人だと思う。自分の気持ちをストレートに言わず、相手に気を遣ってくれているからなのかもしれない。あるいは自分でも分かってないままに、いだずらに相手を混乱させているのかもしれない。
そんな人とずっと居ると叫びたくなる。
「あなたは本当はどうしたいんだ!」
「わ