マガジンのカバー画像

【物語以外の記事】いろうたの主張・読書感想etc.

92
物語以外の記事の大半は、こちらにまとめています。哲学・人生論・内観・自己対話など、読書や実体験を通して感じたことを綴っています。 小説を通しで読むのはちょっと……の方は、こちら… もっと読む
運営しているクリエイター

#日本語

「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

「小説を書く」=「好き勝手生きる人間を書く」ということ

週一くらいのペースで、まとまった文章(小説)を投稿しています。
読んでくださる方、「スキ」してくれる方にはいつも感謝しています。そちらに足を向けては眠れません(ほんとに!)。

投稿記事が小説ばかりなので、読みづらいページだと自覚しています。
そして私、いろうたがどんな人間かも伝わりづらい(笑)

そこで今回は、「投稿する小説」=「ほぼ私」である、と言うことをお伝えしようと思います。

私もかつて

もっとみる
【考察】自分を「赦す」とはどういうことか?

【考察】自分を「赦す」とはどういうことか?

現在連載中の小説「愛の歌を君に」では、愛憎と赦しがテーマとなっています。中でも今回特筆したいのは第六話でも出てきた「自分を赦す」というテーマ。

読んでくださった方の中には、「相手を赦すのは分かるけど、自分を赦すってどういうこと?」と思った方もいるでしょう。そこで今回はその中の一つ「赦し」について考察していきたいと思います。

・まずは語源から

以前、日本語の語源についての記事を書いた際、「ゆる

もっとみる
【続】日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

【続】日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

前回は、再会を前提とした「さよなら」について記述しましたが、今回は「死後の世界を意識しながら使うさよなら」について考えてみたいと思います。

「さようなら」の語源おさらい

古来における「さようなら」は、「さらば(そうであるならば)よし、自害せん」(太平記)のように、死に際に用いられる接続詞であり、独立した別れ言葉ではありませんでした。

しかし、そのような使われ方をするうちに意味合いが変化し、接

もっとみる
日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

日本人が「さようなら」に込めてきた想いを読み解く

あなたは最近「さようなら」と言って別れたことがありますか? ちなみに私はそれに代わる言葉、「バイバイ」とか「じゃあね」とか「また明日」とかは言いますが、「さようなら」はおそらく使っていないと思います。

作詞家の阿久悠は晩年に「ぼくのさよなら史」の中で『果たして、今の人たちがさよならという言葉を使うのだろうか、と思うことがある。「さよなら」はすでに死語になったのだと気がつ』いた、と言い、その原因と

もっとみる
日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

日本語を紐解きながら「あっとほーむ」な生き方について考えてみる

「あっとほーむ~幸せに続く道~」第四部をひとまとめにするに当たり、このたび冒頭からすべて読み直しました。第四部は特に「家族とは何か?」「自分らしく生きるとはどういうことか?」「死との向き合い方」など、深いテーマをいろうたなりに追究できたのでは、と思っています。

さて、そんな私は最近、語源や言葉の由来、本来の日本人が大切にしていた生活様式などの学びを深めています。現在の私たちが何気なく使っている言

もっとみる
日本語や|言靈《ことだま》について再考してみた ~よい影響を与える言葉を使う!~

日本語や|言靈《ことだま》について再考してみた ~よい影響を与える言葉を使う!~

先日ご紹介した本「今日、誰のために生きる?」をはじめ、最近では日本人の眠っている力を取り戻すことが鍵となる時代である、といわれています。

大學では國語學を学んでいたわたしとしては、とりわけ日本語の持つ力が取り上げれられることが素直に嬉しく、一層日頃使う言葉遣いに氣を付けようと思っているところです。

***

さて、お氣づきのかたもいらっしゃるかもしれませんが、この記事内で「靈」や「氣」といった

もっとみる