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なぜテレビを辞めたか
近しい人には報告をし、Instagramでも書いたのでご存じの方も多いと思いますが、9月末日をもっておよそ5年間所属していた制作会社を退職しました。
別に誰かに理解してもらいたいというわけでもなく、自分なりの労働と創作と報道の総括として、なぜ僕がテレビの制作会社を辞めたのか書き記しておきたいと思います。
暇な人は暇つぶし程度に読んでいただけたら幸甚でございます。
理由①:業界の衰退もう散々言わ
『君たちはどう生きるか』批評
もう8月下旬なのに今年初めてのnoteの更新です!
実は下書きは少し書いていたのですが、多忙を極めているうちにネタが腐ってしまいました。。。
久しぶりの更新は宮﨑駿の10年ぶりの長編映画作品『君たちはどう生きるか』について書きたいと思います。
予告を一切打たないという前代未聞のマーケティング方式にも関わらず、公開初動4日間の興行収入は『千と千尋の神隠し』を超えるなど、大きな話題を呼びました。
2022年公開映画TOP10 短評
2022年に公開・配信された映画の短い評論です。
今年観た新作映画は68作品でした。
10位『ケイコ 目を澄ませて』聾唖者の女性ボクサーの日常と奮闘を描いた作品。
全編16mmフィルムで撮影されているのが印象的で、一眼レフカメラや通常のシネマカメラでは出しにくい、独特のフィルムの質感が独特の味を出している。
撮り直しがデジタルより容易ではないフィルムで撮影することで役者の演技にも緊張感を与え
思い出すことなど③ 元気がないのはみんな一緒!
こないだ知り合いと「映画業界が元気がない」という話をした。
確かに否定できないほど映画業界は元気がない。
小津安二郎や黒澤明の時代はどこへやら。
最近はしっかり韓国映画に抜かれてしまった。
という話をすると「面白い映画だってあるぞ!」と怒られてしまうのだが、問題はその素晴らしい面白い映画たちが全く着目されていないことだ。
面白い映画は毎年何本もある。でもそのほとんどが小さな劇場で短く上映されて
思い出すことなど② 人間は2つだけ
今やっている番組の改変があって新コーナーの立ち上げメンバーになってしまったので、とてもnoteをやってる余裕などなく忙しくなっている。
このままフェイドアウトは悲しいので落ち着くまで暇潰しの愚痴を書く。
映画や音楽の批評を楽しみにしていた方はすいません、また落ち着いたら書きますので。
久しぶりにnote書いてすごくネガティブなことを言ってしまうかもしれないけど、ずっと思っていることを書きたい
月末映画紹介『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『愛なのに』
久しぶりに映画について書きます。
お時間ある方は是非。
狂気の並行世界を生きる 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』
量子力学には並行世界という概念があります。並行世界(=パラレルワールド)は今僕たちが生きている宇宙とは似て非なる無数に広がる別の世界のことです。
僕たちは常に大なり小なりありとあらゆることを選択しています。どんな仕事をして、休日はどこで何をして、誰と人間関係