繊細さん(HSP)でもライターはできる

おはようございます、メンタル弱すぎるで定評がある編集長のいおりと申します。

私をよく知っている人は「メンタルが弱いわけがない」と言いますが、私からしたら「メンタル鬼強いわけでもないのになぁ」と思います(笑)

実際にメンタルが弱いと思うときや、過剰に反応しすぎ!と思うときをまとめてみると…こうなります。

・評価が良い時は調子が良い。悪かったら引きずって絶不調に;
・24歳~25歳のときに休職。過労(営業で数字を取らないといけないっていうプレッシャー)でうつ状態になったことがある
・ミスったときは何も手がつかなくなる
・取材中に相手の反応が薄いと「あれ?あんまり楽しくないんですかね?」と不安になってくる。打ち合わせの後は大体、運動した後みたいに汗かいてる;
・ちょっとしたことで自信を無くす(満たされても、ひどいときは数日たつと自信が減るタイプ。上には上がいる志向が強いから)
・修正指示があると「…一体、何の修正を食らうんだ…」と落ち込む(修正指示のファイルを開くのに抵抗が凄くある)
・SEOでスベるとか思うようにいかないことがあると全部、自分の力量不足だと思ってガチで凹む(責任感がある)
・一人で考え事する時間が無いと苦しい
・他の人の感情に飲まれやすい(相手が何か別のことでイライラしているのに、私に怒ってるんですかね?って誤解して委縮することがある)

などなど、挙げればキリがないくらいあります。

で、たまたま「いおりさんは繊細なんです」って言われたことがあったので、HSP診断をやってみました!

結果は中レベルでした(笑)

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この結果を見たときにこう思いました。

「まぁ多少、繊細じゃないと…上手く言葉にできない人の感情や想い、考えを代わりに言語化できないだろうしなぁ~」

なので、繊細さを武器に仕事をしているんだと感じました!

結論:HSPさんでもライターはやろうと思えばできる!!

注意点はいくつかあると思いますので、先に注意しておかないといけないことをお伝えします。

①こう書いたら、これを聞いたら相手はどう思うだろう?と考えすぎたら、キリがない
よっぽど失礼なことを書いたり、聞いたらしばかれるとは思います(笑)でも、そうでなければ大抵すんなりいきます。周りを気にする前にまずは自分の言葉で書くなら、どうベストを尽くせるかを思う存分に発揮してみてはどうでしょうか?

②相手に程々に共感、リアクションした方が良い
元々とても繊細なのであれば、過度に共感して反応してしまうケースがあるらしいので、話半分で取材するか、リアルにイメージ(勘ぐる、妄想とかも)せずにインタビューしていこうと思った方が良いかもです。
書いている最中にリアルに情景を書こうとすると苦痛を感じる場合は「頭の中で、これはフィクションだ」と自己暗示して書くのも良いかもしれません!
※私はここまで過敏じゃないですが、強いて言うなら痛みや人の感情の波を感じやすいタイプです。下手したら大事故になる現場の取材があるときは危険な目に遭いそうなシーンを絶対に想像しないようにしています(笑)あと滅多にないですが、取材で喧嘩になるようなシーン(白熱の議論やら、猛抗議やらの場面)を取り上げるかもしれないときは心臓がバクバクする方なので、終わったら休憩してから書くようにしています!

③人間ミスはある。多少の修正は何も悪くない
ライターなので誤字脱字とか人の名前を間違えるとかはアウトだと思います。とはいえ、人間だもの、ミスりますよ(笑)←え
私はちょっとした内容修正なら気にしないように頑張っています(笑)「あ、ここはカットするんですね。ここは付け加えしてきはったなぁ、なるほど…勉強になりますね。」と独り言を言いながら勉強&修正していきます。
あんまり大幅修正を言われたことはないのですが、ちょっと赤入れが多いなぁと思ったときは「たまたま波長がちょっとだけ合わなかっただけ」と思い直して、赤入れしてくださった方が好きそうな文章に改訂するようにしています。(相手が喜びそうな文章を書くのは相当難しいです)
ここで「あ~私はなんて馬鹿なんだ!!」とか自分を卑下するとアウトです。それは繊細なんじゃなくて、受け止め方が下手なだけです。しっかり受け止める強さが無ければ、ライターに限らず生きていく上で苦戦します。そこは強くなりましょう!

④情報が多すぎて、結構疲れてしまう
私もスタミナがそんなにない(残業すると次の日に影響するタイプ)ので、1日でいろいろあると顔がゲッソリしてきます😨あと長時間の取材が1日に複数ある日も緊張してるので、終わったらクタクタになります(笑)で、執筆時はいろんなことがありすぎると頭がパンクして、なかなか筆が進まないときもあります(笑)
こういうときは「思いっきり休みます」。昼休憩で爆睡したり、おやつ食べたり、お風呂に行ったり…とにかく自分を労わります。それでもダメなときは、紙に考えをまとめます。記事の構成(骨子)を書いて、シンプル仕上げをまず目指して書くとかもやります!
そうやって手を動かしたりしているうちに、私はエンジンがかかってきます(笑)まずは自己分析をしっかりやってみると良いですね😊

厳しいけど、文章の上手い下手は他人が決める

次に、よくあるQ&Aを私なりにまとめてみました。ある意味ストレートですが、腹を割って話すことも大事なので、何かためになることがあれば幸いです。

☆相手からの評価が怖くて、文章が書けない
→残酷ですが、仕事はお金が発生する以上、他者評価されるしかないので、相手の評価が怖かったら仕事全て怖くなってしまいます。ただ、大人になったのに自己評価すらも満足にしてあげられない自己肯定感の低さ、自己効力感の無さは人生の中で大きな仇になるでしょう。
どんなことがあっても「ここはイケてなかったけど、ここは多少良くなった!よくやった!!」と小さな成長を感じ取れる「心の目」を養うべきです。
それが難しいならひたすら1000本ノックならぬ、1000記事ノックです。ひたすら書いて、傷ついて、その傷を治して(学んで)這い上がるだけです。(文字単価で仕事している人は書くほどお給料が増えるんで、書きまくって損はないでしょうし)

☆顔色を伺ってばかりで、自分が書きたいことが書けなくなった
→マジで厳しく言うとすれば…相手が書いてほしいことを100%書けるようになってから、自分が書きたいことを書けばいいのでは?
自分が書きたい=相手が書いてほしい、という公式が通用しないときもある
ので、自分が好きなように書くのは次のステップだと思ってみてはどうでしょうか?
ただ、文章っていろんなスタイルがあります。エッセイ(日記系)、小説、詩(ポエム)、コラム(お役立ちコンテンツ系)、広告(セールスライティング)、キャッチコピー、論文(ロジックオンリー、感情なし)などジャンルを分けたときに、どれが一番書きやすいかを見極めないと、自分の適性に向かない仕事をやり続けることになりかねません。(私は論文と小説と詩は絶対に無理!!wwwww)ライターで食べていくのか、趣味で良いのかを考えるなら、ここまで熟考してみましょう。

☆自分の繊細さを上手くいかせません!
→それは「他の人の繊細さや気持ち、心の動き」をまだ深くまで知らないからでしょう。自分を知ることは100点ですが、センター試験は200点満点ですので、他人の心にまで目を向けて、AしたらBかCかDかなぁ?と予測をしながら進めていくと200点満点になると思います。
あと、繊細な部分が通用するジャンルと通用しにくいジャンルがあります。結構キャラが濃いビジネスコラム、オウンドメディアだと元気さや面白さ、インパクトで勝負しないといけない場面があります。ここで繊細さで勝負すると目立たないかもしれません。逆に文芸や詩などで心の波動や風景を言葉で表現するアートさが求められるときは大活躍できる可能性もあります。
本当は万能で何でも書けるのが良いかもしれませんが、私にも得意不得意があるので思い切って特技で勝負して、凄いね!と1回でも良いので褒められるまでやり切ってみてください。

ただただ書かない。繊細さを活かして文章を奏でるんだ。

私はいつも、いつも通り文章を書いています。それをたくさんの方が読んでくださって、ありがたいことにたくさんの嬉しいコメントをいただけます(笑)

「会ったことはありませんが、いおりさんはとても熱い人なんだろうなと感じていました」「想いを込めて書いているっていうのが伝わります」「読んだ瞬間に、これはいおりさんが書いた文章だって分かります」

確かに人の心に響くものを作ってきたんだと、誇りに思います。

振り返ると、気持ちを入れずに文章を書いたことはなかったです。淡々と弾く楽器の音色よりも、ちょっとアレンジが入っちゃってるけど気持ちが乗っている楽器の音色の方が好きなのと同じで、私はありったけの心をまとめる奏者なんだと感じます。
バイオリンは弾けないけど、オーケストラでは風のように駆け抜ける音を出せるバイオリンが好きなので、私も言葉で演奏できる人になりたいと思って、今があります。私の文章はあくまでサブで、メインはお客様(企業様)や自社プロダクトの魅力ではありますが、それらが誰かの心に響いて、何かしら行動や気持ちに変化が出て、幸せを感じる&お役に立てるきっかけになっていたら、とても嬉しいです。

厳しいけど、書くだけではライターにはなれません。
ですが、自分の繊細さを武器にして、自分らしさ全開のライターになることは自分自身にしかできません!!

だからこそ、自分の優しさ、脆さ、儚さ、直観、秘めたパワーを信じて、強さに変えて、磨いてください✨私も精神面の筋トレと内面磨きを頑張ります(笑)

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