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稲本稲三
2019年11月22日 08:51
脳ベルSHOWが僕を迎えてしまった。今日こそは、”早起きする”って決めたのになぁ。夢の中に行けば、少しは楽になるけど、明日が来る。やっぱり辛くて行けないや。仕事もしたくない、誰かも傷つけたくない。夜になる頃に、自分をまた責めたくない。布団の中で、もがき苦しむ朝日どき。わがままばっかりかもしれないけど、これが僕だったりして。誰も知らんけど、僕も言わんけど、確かに僕だったりする。
2019年11月14日 12:21
「それでは、新婦の入場です!」啓太の声でドアノブのついた扉が開き、私は啓太の元へゆっくりと歩いた。「新婦の薫さん、すごくきれいですね。見れば見るほどうっとりしてしまう、そんな美貌を持ち合わせています」啓太は扉のすぐ近くで私を迎え、会場を盛り上げるための言葉を連発している。自分の恋人に向かってそう言われるのはとても恥ずかしい。いや、この人が自分の旦那だと思うと、すごく嬉しくなった。「
2019年11月9日 12:24
ここで、一つ問題があることに気づいた。俺はナナコさんを、どう呼べばいいんだ? これまでにナナコさんの名前を、本人に向かって呼んだことがない俺が、どう呼ぶのが正解なんだ? ナナコ、ナナコさま、ナナちゃん、ナナコさん。君にいろんな呼び方があることは知っている。しかし、自分にちょうどいい加減の呼び方は知らない。「ナナコ。ナナコ」俺の後ろで声が聞こえた。一瞬、体が反射的に震えたが、俺に対して話しか
2019年11月8日 16:28
今、俺の右には女神がいる。女神の名前は相川奈々子さん。同い年だが、さん付けしたくなる。黒板を見ようと思えば、ナナコさんの横顔を見たいという気持ちと葛藤し、少なくとも4秒間は、その美しさに目を奪われてしまう。白い肌をベースに均整のとれたつぶらな瞳と高い鼻、少し外国人チックでもありながら、日本的なおしとやかさも兼ね備えている。チラチラと見れば見るほど、緊張感が増してくる。誰にも邪魔されずにナナコさんと
2019年11月7日 11:58
あの人だって、この人だって、そんなにすごくないだけど私なんか、もっともっと全然すごくないあの人は、この人より、ちょっとだけすごいだけど私だって、この人より、ちょっとだけすごいなんでもない やつばかりの世の中大人たちのわがままに流されるなんとなく生きていく 人生にまだ知らない宝石があるのかな?なんでなんで そんなもんで苦しんでるの?あなたなんて、誰よりも良いとこばかりだってだ
2019年11月6日 17:28
つまらないことを繰り返し、要らない言葉は許されない命を奪われたとしても、別に構わないだろう人間で生まれたはずの少年が、今、機械に変わる生きていくために生きてる、どうせ損な人生今日も僕は苦しかったし、明日からも苦しんでく人の言うことだけを聞いて、また生きていく不真面目に生きていくのなら、いつか誰かに見下されるどうせすぐに死なないなら、傷つきたくない僕だって、いつも頑張ったんだ。だれ