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履歴書王子様

あの人だって、この人だって、そんなにすごくない
だけど私なんか、もっともっと全然すごくない
あの人は、この人より、ちょっとだけすごい
だけど私だって、この人より、ちょっとだけすごい

なんでもない やつばかりの世の中
大人たちのわがままに流される
なんとなく生きていく 人生に
まだ知らない宝石があるのかな?

なんでなんで そんなもんで苦しんでるの?
あなたなんて、誰よりも良いとこばかり
だってだって、私もっとあなたのこと知ってるのに
その一枚に、何も書いてくれない

優しくって、可愛くって、ちょっとだけダサい
頭悪くて、モテなくって、だけどカッコいい
そんなあなただって、私にとって1番愛しいの
やっぱ私には、唯一のこの世の王子様

王子様を侮辱する人たちは
残酷な制裁を受けるべき
私だけ、分かってりゃ、いいんだよ
今日もまた、あなたのこと独り占め

そんなこと言ってたって仕方がないの?
履歴書に何一つ書けないんだね
ちょっと待って そんなもんじゃ あなたのこと知れないのに
なんでこんなに、理不尽なの?

イヤだイヤだ! 私から離れないでよ!
だって私、あなたがいつも王子様なの知ってるのに
履歴書では、王子様になれない

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