見出し画像

Vol88 2050年 私たちの町の人口はどうなるのか?

13年連続で人口が減少している日本ですが、もちろん今後も人口の減少が続くと予想されています。 
そうしたなか、2050年までの都道府県別人口減少率が発表されましたのでご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの18年間の活動、2500組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
気に入った方は、フォローをしていただけると嬉しいです。




1⃣ はじめに


国立社会保障・人口問題研究所では、2020年の国勢調査を基に、2050年までの5年ごと30年間について男女・5歳階級別に推計し、その結果を「日本の地域別将来推計人口(令和5年推計)」として発表しました。

その中から2020年の人口と2050年の推計人口を比べた時の人口減少率が高い都道府県を、ランキングでご紹介します。

2⃣ 人口の減少率が低いTOP10



3⃣ 人口の減少率が高いTOP10



4⃣ 2050年 私たちの町の人口はどうなるのか?


1.2020年に比べて、東京都を除く全道府県で減少する。
2.全国の11県で、人口が3割超少なくなる。
3.全国の25道県で、高齢者(65歳以上)の人口が4割を超える。
4.東京都はコロナ禍で一時的に転入が冷え込んだが、外国人の増加の影響が大きく、転入超過が回復する。
5.東京都は出生率の低迷などから、外国人の増加を除くと、2040年以降に人口減少に転じる。

5⃣ 人口減少で思うこと


全国の地方自治体では、人口減少対策として、「移住・定住の拡大」「少子化防止対策」「子育て環境の充実強化」などに取り組んでいます。
しかし、ほとんどの自治体では目立った効果を出せていません。

例えば、子育て世代に多額の助成金を設置しても、そもそも子供たちは将来、町を出ていくのであれば、一時的な人口増にしかなりません。
また、子育て世代よりも人口の多い、高齢者世代の反感を買うことにもなります。
さらに、地方自治体では子育て世代の移住を促すのであれば、子育て世代に多額の助成金を設置するよりも、子育て世代の働き口を準備する方が先かもしれません。
しかし、多くの働き口を準備することは容易でなく、ジレンマがありますね。

人口が減少することよりも、人口減少による町の活気がなくなる方が深刻な問題と考えます。
人口が減少する中でも、町の活気を維持できるように、移住事業がうまく働けば良いですね。

6⃣ TOPの画像


最後に、私の好きな町をご紹介。
移住地選びの参考にしてくださいね。

三重県伊賀市

京都・奈良と伊勢神宮を結ぶ宿場町と栄えたのが伊賀市です。
大阪と名古屋を結ぶ名阪国道(無料の自動車道)が町を縦断しており、利便性も良い町ですね。
但し、名阪国道はとても事故が多いので注意が必要です。
また、伊賀市と言えば、伊賀上野城と伊賀忍者、それに松尾芭蕉の生誕地として有名です。
 
そして、この伊賀市は子育ての町としても人気です。
伊賀忍者にあてがい子育て特別サイト「伊賀流未来応援の術」が開設されています。
 
移住地として人気の高い三重県の中でも、とくに人気なのが伊賀市や名張市のある伊賀地域です。
田舎暮らしを考える子育てファミリーの人は一度チェックですね。
 

最後まで読んでいただき有難うございました。
気に入っていただけたら、フォローをしてもらえると嬉しいです。

移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。