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絵本の部屋

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子どもと楽しむ絵本。大人が癒される絵本。 絵本好きが自信を持っておすすめします。
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記事一覧

絵本で子育て

絵本で子育て

子育てしていたのは30代。
一応大人ではあるけれど人としてはまだ半人前だった私に、よく子どもを育てられたもんだ。

今思うと感心してしまう。

小さい子どもがいる生活だけで手一杯で、
イライラ、ガミガミしていた自分しか思い出せない。

愛情は届いていたのかなぁ。
今になると反省ばかり。

絵本の好きな私は毎日寝るまえに
子どもたちと一緒に絵本を楽しんでいた。

といってもほとんど
自分のために読ん

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絵本からのメッセージを受けとる

絵本からのメッセージを受けとる

うちには200冊を超える絵本があります。
私が絵本が好きで集めたコレクション。

我が子と読むだけではなく、
奥深い絵本の世界が知りたくて仲間とともに勉強し、
小学校の読み聞かせで多くの子どもたちとも絵本を楽しんできた。

作家の柳田邦男さんは、
『人は人生で三回絵本と出会う』と仰っている。

一度目は子どもの頃、親と一緒に。
二度目は子育て中に、我が子と一緒に。
三度目は晩年期。長い人生を振り返

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いつもの一日を過ごせることに感謝

いつもの一日を過ごせることに感謝

東日本大震災から11年がたちました。

当時のTwitterで、

「明日目が覚めたら、何もかもが夢で、
いつもどおりの日常があったらいいのに」

こんな内容のツイートを
何度も見かけました。

胸がいっぱいになって、
この絵本を思い出しました。

兵庫県出身の長谷川集平さんが、
阪神・淡路大震災の直後に出版された絵本です。
地震に関しては何も描かれていません。

休日の家族の何気ない暮らしの一コ

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願えば叶う「いつかはきっと」絵本

願えば叶う「いつかはきっと」絵本

noteを始めたころ、

タイムラインに流れてくる
数々の素敵な記事に憧れて、

いつか、私も気持ちをさらっと
綴れるようになりたいなと願ってました。

「さらっと」書けるようになるには、
時間はかかったけど、
毎日書くことを続けられて幸せ。

こんな文章を書けるようになりたい。
こんなnoteにしたい。
こんな人になりたい。
思ったこと、なりたい自分をイメージしてると、
いつの間にか実現している

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こんなホウキが欲しい「魔法のホウキ」絵本

こんなホウキが欲しい「魔法のホウキ」絵本

綺麗好き、お掃除好きって
どうやって生まれるのかな。

生い立ちから?しつけ?DNA?

子どもの頃、お手伝いは結構させられたけど、
いつも嫌々やってた。

玄関回り、ガレージなど、ほうきではかされてました。 嫌々・・。

でもお手伝いの成果か、
ほうきの扱いが上手い!と学校の先生に褒められ、
それからは、すすんでほうきでお手伝いしてましたよ。

『はるか昔の秋の夜、
月の光に明るく照らされた空か

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良いところもあるんだよ嫌わないで【くも】絵本

良いところもあるんだよ嫌わないで【くも】絵本

昆虫ネタが続きます。

いつも
気さくなお喋りのような
温かいコメントをくださるまつおさん。

洗面所の天井から、目の前にスーッと
クモが降りてきたそうです。

マンガのような光景ですね。

クモは何を告げにきたのでしょう?

昆虫スピリチュアルなら任せて!
(ネットで調べるだけだけど)

クモが持つメッセージは、

「我慢、忍耐」

クモは、せっせとクモの巣を張り、
ジーっと獲物がかかるのを

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思春期の男の子におすすめ絵本

思春期の男の子におすすめ絵本

少年の心は怪獣と好きな女の子でできている!!

少年のモヤモヤと純情がこういう世界観を
作ったのでしょう。

「トリゴラス」 長谷川集平
夜中に吹き荒れる風の音を
怪獣だと言う少年。
次々と妄想がわいてくる。

怪獣の名はトリゴラス。
秘密兵器は、トリゴラ・ガス。
町をめちゃくちゃにして暴れまわっています。

大好きなかおるちゃんも襲われる!危ない!

明るいヒーローものではなくて、

色は、全体

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月の夜に

月の夜に

秋になると、空気が澄んで
透明度が増すので、
月の輝きが一際、美しくなりますよね。

京極夏彦の「魍魎の函」で、
太陽の光は、人を老化させるが、
月の光は、逆に若返らせてくれると言って、
夜に歩き回る女の子が描かれていました。

「月光浴」という言葉もあります。

月の光を浴びると、

リラックス効果があったり、
セロトニンという幸せホルモンが分泌されて、
心が穏やかになるとか。
美肌、美髪になる

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絵から自由に想像する物語【セクター7】

絵から自由に想像する物語【セクター7】

昨日は、聴く読書が脳に心地いい
という記事を書きました。

活字中毒である私は、
字による情報に頼りすぎなのかも
しれないです。スマホ中心の生活だし。

そして気づいたのは、

字のない絵本も心地いい。

絵だけをじっと眺めてると、
子どもの頃に戻ったよう。

きっと、
まだ字が読めなかった幼少の頃は、
絵だけをじーっと眺めて、
物語を読み取ろうとしていたのでしょうね。

そんな感覚を思い出します

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心がほぐれていく【ぼくがつぼくにちぼくようび】絵本

心がほぐれていく【ぼくがつぼくにちぼくようび】絵本

私たちは、誰のものでもない
自分だけの毎日を生きてるんだと実感する、

ぼくがつぼくにちぼくようび!

荒井良二さんの絵本ですが、
絵本というより、
日記風のエッセイのよう。
めちゃくちゃ心に響くのです。

何気ない毎日も気分しだいで、輝きはじめる。

失敗しても嫌なことがあっても
わからないことがあっても

ぼくはぼくでしかない

って受け入れて、
ぼくらしく楽しく生きていこうよ。

そんなアラ

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大人向け絵本エドワード・ゴーリー【うろんな客】

大人向け絵本エドワード・ゴーリー【うろんな客】

エドワード・ゴーリーという絵本作家がいます。

子どもには不向きな
不気味で不条理な絵本が多いのですが、
どこか美しくて、
真理を突いている。

怖いのばかりではなくて、
シュールでほっこりするものもあります。

文学的には、古典的な型なのに、
中身はシュール。
このアンバランスさが不思議な魅力。

なんか癖になる。何度も読んでしまう。

この説明のしようのないゴーリーの世界観を日本語にして楽しま

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夜の暗闇はファンタジーを作る

夜の暗闇はファンタジーを作る

子どもの頃の私は、
いつも頭の中で物語を作っていました。

といっても奇想天外な創作をする力はなかったので、
現実の続きのような日常の物語ばかりだけど。

多分、(リカちゃん)人形遊びや(お母さん)ごっこ遊びの
延長で、頭の中の創作がずっと続いていたのでしょう。

夜眠る前や夜中に目が覚めて、
朝まで眠れなかったらどうしよう
と心細くなった時は、
自分で作った物語の続きを考えていました。

現実と

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Kindle出版のご報告

Kindle出版のご報告

この度、初のKindle本の出版がようやく叶いました。

*★*―――――*★*―――――*★*――――

自分の書きたいものや構成は考えたものの
本としてどんな形になるのか?
どうやって見せればいいのか?

想像もできなかったので、
プロにお助けいただこうと、
みこちゃん出版さまにお願いして、
出版が実現できました。

私は書くだけ、書く‥それだけ。
うっ!それができない(ノ_<)

本書くの

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【すきまのじかん】絵本

【すきまのじかん】絵本

先日、田舎の山の中を車で走っていた。

日が沈んでしばらくたつのに、8時頃かな。
山の上の空の色は藍色。紺色よりも少し明るい。

綺麗な色だなーとずっと車の中から
眺めてた。

夜になっても

すぐに真っ暗の空になるんじゃなくて、
しばらく空は青から藍色、そして紺色に
なっていくんだと知った。

都会じゃ、町の灯りが煌々と光ってるから、
夜の空の色なんてわからない。
ただの黒って思ってた。

品の

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