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月の夜に

秋になると、空気が澄んで
透明度が増すので、
月の輝きが一際、美しくなりますよね。


京極夏彦の「魍魎の函」で、
太陽の光は、人を老化させるが、
月の光は、逆に若返らせてくれると言って、
夜に歩き回る女の子が描かれていました。


「月光浴」という言葉もあります。

月の光を浴びると、

リラックス効果があったり、
セロトニンという幸せホルモンが分泌されて、
心が穏やかになるとか。
美肌、美髪になる。
邪気払いになる。
様々な恩恵があるそうですよ。

神秘的な力を持つ月の光。

太古の昔から人々は惹かれていたようです。


「ながいよるのおつきさま」


むかしむかし ひとびとは
そらにうかぶ おつきさまに なまえをつけた
1ねん12かげつ
それぞれの つきに それぞれの まんげつ
ひとつひとつの まんげつに なまえを つけた

季節ごとの月の輝きを味わえる絵本。
月の光がすべてのものの輪郭をやわらげ、
美しく、優しい風景を作っています。



月の輝きがとても美しい!

画家のマーク・シーゲルは、この神秘的な光を
再現するために、木炭を使って描いたそうです。

文字にも、月の光が当たっていて、
ページごとに文字の色も微妙に違うのです!!

夜の空気の静けさも伝わってきて、

飽きることなく、じっくりと、
いつまでも眺めていられます。


1年12ヶ月、一つ一つの満月に名前をつけたという
アメリカ原住民の心が叙情的な詩となって添えられています。

自然と一体化して生きていた頃の
古代の人々の純粋な魂に触れて、

月を見上げながら、
お散歩してみたくなります。


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