マガジンのカバー画像

北海道

155
運営しているクリエイター

記事一覧

冬の公園がアートで変わった話

冬の公園がアートで変わった話

雪ばっかりのいま、さっぽろの人気ものといえば。

円山公園にお住まいの雪ボーイくんとその仲間たちです。

彼らのおかげで雪ばっかりの寒い寒い冬が楽しくなりました。

雪ボーイくんのお気に入りのベンチは、円山公園駅から北海道神宮に至る公園内の参道の南側にあります。

そして、その向かいの林に、仲間たちが出没します。

うさぎさんが、おやつを持ってやってきたり。

とはいえ、公園は広くて、別の場所が好

もっとみる
トンネルを抜けるとそこはニシンで栄えた町。

トンネルを抜けるとそこはニシンで栄えた町。

小樽の毛無山(けなしやま)の展望台から、石狩湾の向こうにうっすら見える町が目的地だ。海岸線に沿って国道を、いくつものトンネルをくぐりぬける。トンネルの合間には、小さな漁港、切り立った崖が続く。
着いた町は増毛(ましけ)町だ。
 明治から昭和の初めに作られた大きな美しい木造建築がいくつも残っている。大きなお寺の近くには、「中村屋製菓」がある。柔和な笑顔の白髪頭の店主が作りだす和洋様々なお菓子に目移り

もっとみる
ほかいどーに鮭の季節がやってきた!!一挙3つのレシピをご紹介します。

ほかいどーに鮭の季節がやってきた!!一挙3つのレシピをご紹介します。

こんにちは。
なんと9月が終わります。早いですねぇ。
そしてほかいどーには、秋鮭のシーズンがやってまいりました。
今年は昨年と違って豊漁といういいニュースも見られますが、
でもでも、いくらはまだまだ高いのです。
100g900円を切ったら買うと決めていたら、
まだ1回しかできません。。
ウニよりずっと安いんですけどね。(笑)

今シーズン、みんなに知らせたくてしかたないレシピをご紹介します。
味を

もっとみる
写真の中の人に、会いに行きました。

写真の中の人に、会いに行きました。

それは、波打ち際に腰を落とし片膝をついて、モリのような道具を今にも放り投げて何かをとろうとしている人の写真。うひゃあ。かっこいい、

いったい何をしているのでしょう?

なんと、昆布漁なんです。
拾い昆布といって、海の中の岩盤から強い波のチカラでひっぱがされ、岸に打ちあがった昆布を拾う漁です。
この写真は拾う、って感じじゃないですよね。獲る。
えりも岬の東、十勝の広尾町にお住まいの漁師、☆君@昆布

もっとみる
なんですって?8月初めの「雪景色」。それは北海道の新タマネギの名前です。

なんですって?8月初めの「雪景色」。それは北海道の新タマネギの名前です。

タマネギ生産が盛んな町、栗山町の西田農場さんから、わたくしの大好物が届きました。

まるで真珠のような美しさのタマネギです。

北海道のタマネギの収穫は秋です。
なので、本州の新タマネギの季節には、我らどーみんは、基本的には前年の秋に採れた保存してあるタマネギを食べます。
まぁ、今は本州から新タマネギが運ばれてきますから、楽しむんですけどね。
あの新タマネギのおいしさを道産で、と開発されたのが、雪

もっとみる
大型の殻付き貝は水から茹でるのが楽でおいしい。

大型の殻付き貝は水から茹でるのが楽でおいしい。

そんなバナナ〜!(昭和ですみません)と思うかもですが、本当です。
殻付きのホタテ、牡蠣、ホッキが思いがけず手にはいるのはどーみんだからかもですが。それでもその「万が一」がある時のためにシェアします。

殻開け用ナイフは持っている人は多くはなく、テーブルナイフ(ステーキナイフ)で代用するのではないでしょうか。

↓こんな風に。貝柱切り離しを狙ってナイフを入れます。

わたしはこの仕事、結構好きです。

もっとみる
オホーツク海からホタテさんがやってきた。

オホーツク海からホタテさんがやってきた。

箱を開けたら、たくさんのホタテ。
大きくはないけれど、小さくもない。頃合いの大きさのホタテがたーくさん!
嬉しいな!
オホーツク海に面した北の町、雄武からやってきました。

お刺身やフライにしていい感じのサイズと、より小さいサイズがあったので、
お刺身サイズは昆布締めに。
小さいのはさっとお酒で蒸して貝柱だけにしました。

先週、十勝の山にご案内いただいて山菜採りを楽しみました。
そこでわたしが考

もっとみる
ほかいどーのお米がおいしいワケ。

ほかいどーのお米がおいしいワケ。

ほかいどーのお米がおいしいのにはワケがあります。

どうして??
例えば、

「気温が高くなったから、北海道のお米がおいしくなったのです。」

という話は本当なのかな?

じゃあ、どうしてイタリア北部、ピエモンテ州に米の大生産地があるんだろう?アルプスからの風は寒かろうに。
それに、北海道の米がおいしくなったのは、
こんな風に温度が高くなる前からのことじゃない?

と、思いませんか??
そもそも、

もっとみる
ナポリのマンマの「イカのシーフード詰め」の作り方を思いっきり日本バージョンにしてみた話

ナポリのマンマの「イカのシーフード詰め」の作り方を思いっきり日本バージョンにしてみた話

そのひとは青い縁のメガネをかけていて、赤い口紅が似合ってよく笑う、チャーミングなマンマでした。
得意料理だと言って、トマトソースで煮るイカの詰め物を教えてくれたの。
赤いソースの中で細い円錐形に伸びたイカの姿はなんとなくユーモラスで、食べたら美味しくて笑顔になる料理で、その人の歌うような声を思い出すのでした。
中に詰めるアサリやエビは、えいやっ!と生で用意して、殻を外して作るごちそう。以前はよく作

もっとみる
桜も咲きましたよー!

桜も咲きましたよー!

木の花が咲くと、とてもとても嬉しくなるのは雪のモノクロの世界に半年近く閉じこもらざるを得ないからでしょうか。

梅に続いて桜が咲いて、休憩散歩も用事でお出かけも7割増しで嬉しいわたしです。

今日の夕方には、みなさんにお見せしたくなる写真が撮れましたよ!

春を、たのしもう。

じゃがいもローストと鯖と180度の魔法

じゃがいもローストと鯖と180度の魔法

「オーブンの温度は180度で」
「オーブンの温度は180度で」
「オーブンは180度に設定して・・・」

そのトスカーナ州の郊外の学校で、授業を受け持つ先生たちは、申し合わせたようにオーブンの温度は180度、とわたしたちに指示するのでした。
その言葉に、同じクラスにいた日本人のお姉さまが「イタリアのオーブンって180度しかないのかしら」と口をちょっと斜めにして、いたずらっぽい目でコメントするのもお

もっとみる
我が家に群来(くき)がやってきた2022

我が家に群来(くき)がやってきた2022

こんばんは。

今朝オホーツク海から、1ダースものニシンがウチにやって来ました。
まるで群来です。
小樽にやってきた群来のようすはこちらです。

むちゃくちゃ新鮮です。

瞳は澄んでいて、身は硬直中です。
シチリアのパレルモの市場では、魚をテグスでこんな形にとめてプレゼンテーションしていました。さすがです。

さて、これならお刺身もおいしいのですが、こういう状態のニシンでアニサキスを食べてしまった

もっとみる
シーフードで春のイタリア〜ン

シーフードで春のイタリア〜ン

こんにちはー!

きょうはすっかり春の暖かさでした。
脇道が歩きにくいのはお約束ですが、どんどん雪は溶けています。

開催を我慢していたイタリア料理教室クチナイトを再開できました。

3月のテーマは鱈(その2)。
バカラから考えると、たくさんの鱈料理があります。
シチリアの学校で学んだ時に、北海道には塩鱈があるので、バカラの料理を教えてください、と先生にお願いしたのでした。

さて、今月のメニュー

もっとみる
かじか汁であったまるしかない日。

かじか汁であったまるしかない日。

こんばんは。

そうなんです。あったかい汁物であったまるしか道はありません。
時折、外で突風が吹き、どーんどどーーーーんと音がします。
今のわたしには、この音が響いてキツイ。やれやれ。

そんな夜にはかじか汁。
ほかいどーでは、寒い日に「かじか汁」を食べると
風邪をひかないという伝説があります。
いえ、あったまるっていう話です。

きょうのわたしのかじか汁に入っているのは、大根、ねぎ、じゃがいも。

もっとみる