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人となり日記

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仕事やプライベートで楽しかったこと、参考にしたこと、etc日々の振り返りを通して私の人となりを共有するマガジン。
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#日記

歴史と統計に学ぶ。ワクチン接種を振り返る。

歴史と統計に学ぶ。ワクチン接種を振り返る。

はじめに

人類とウィルスの歴史を振り返ると、対ウィルスとの戦いは人類の負け越しが続いており、唯一勝ち越せたのは現代においても天然痘だけだ。
しかし、21世紀になると状況は変わった。
これまで通常10年以上かかると云われたワクチン接種が新型コロナに対して約1年で始まったからだ。
歴史的社会実験となる新たな取り組みに参加する看護師として、mRNAワクチンとは何か・ファイザー社ワクチンについて分かって

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お金との向き合い方

お金との向き合い方

普通に考えてお金欲しいけど、なぜ欲しいのか。

それは奨学金返済のため、欲しいものがある、結婚式費用、老後二千万問題、色々あるが、単純にお金がない、稼げない状態は恐怖でしかない。
つまり、恐怖を感じないためにお金を稼ぐ=安心したいから欲しいと考える。
お金がなくても安心できる方法が見つければ、お金に振り回されない生き方ができるのではないか。

方法としては
・自分が幸せだと感じることは何か
・お金

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4つの幸せ因子

4つの幸せ因子

今の幸せ因子

今日の夜勤明け、発熱した患者さんのことを申し送ろうとした。締めの言葉で「頭部クーリング」(頭に氷枕を当てていること)というワードが何故かコーリングに変換され、2回ほどコーリングと言ってしまった。上司に「それじゃ電話になっちゃうよ」と言われた瞬間、ステーション内大爆笑。私も笑った。→【ありのまま因子】

それだけでも楽しいのに、「朝から笑わせてくれてありがとう」と付け加えられ、私もあ

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孔子に学ぶ患者へ注意

孔子に学ぶ患者へ注意

わがままや身勝手な患者への注意、どうする。

回復期病棟にはこっそり病棟を抜け出し、お酒を飲む。トイレに隠れてタバコを吸う。きれいめな看護師のお尻を触っちゃう。等々、いわゆるはっちゃけすぎる患者もいる。

そういうときなんと伝えるべきか、時々カンファレンスでの話題になることもある。

そんなときは、孔子の教え

子曰く、これを導くに政を以てし、これを齊うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し。

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嫉妬のメリット

嫉妬のメリット

嫉妬心も使いよう

嫉妬とは、他人が自分より恵まれていたり、すぐれていることに対して、うらやみねたむこととされている。

多かれ少なかれ、これまでの半生で私も嫉妬心を感じたことあり、感じたことがない人はあまりいないのではないか。

ただこの嫉妬心が、自分に活かせるとしたらどうだろうか。今日は嫉妬心を自分のために活かす方法を共有したい。

大前提として

嫉妬心を抱いた相手を貶めようとしたり、足を引

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委員会もやもや

委員会もやもや

もやもやした話

看護業務には仕事以外で委員会の活動がある。
今日は役員が1人欠席したため、代理として初めて医療安全委員会に参加した。
滞りなく、進んでいたのだがある役員より、

「認知もあって(認知症のこと)
ADLは自立(自身で動ける)の患者が廊下に置いてある手指消毒ジェルを飲もうとしているところを発見したと看護師から報告があった。」

・今回は未遂だが、今後飲んでしまう可能性がある、誤飲を

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運良し君

運良し君

感謝とお褒めの言葉の連鎖

仕事柄、患者さんが何を求めているのか分かる瞬間がある。抽象的だと分かりづらいので、1つ事例を上げる。

眠前薬を渡す際に、

思考(確かこの患者さんは視力弱かったな。暗いし見辛いだろうな)
言動「お口に直接お薬を入れましょうか」

思考(お水が欲しいだろうな。気を使う人だから急かさないようにしよう)
言動「お水、こちらです。ゆっくりで構いませんよ」

思考(あ、お水が口

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コロナ疑い

コロナ疑い

ひやひやどきどき

回復期病棟では、患者さんの状態は安定していることが80~90%である。
そのため、2日以上熱がある患者さんはカーテン隔離及び関わった職員の体調の変化がないか経過を追い、4日以上続くものならPCR検査、同時に個室隔離にて検査結果を待つ。病棟の警戒度は100%に高まる。
今回、疑わしい患者さんが出たが、結果は陰性。しかし倦怠感、湿性咳嗽、黄白色痰が都度吸引で引けることから喀痰培養を

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夜勤明けのあんたがたどこさ

夜勤明けのあんたがたどこさ

あんたがたどこさ

視力がほぼ0に近い認知症のある高齢患者さんがいるのですが、底抜けの明るさにいつも笑顔を貰える。
夜勤明けいつものように眠たい頭に聴こえてきたのは、ベッド上からの
「あんたがたどこさー」
だった。目が見えないため、ナースコールが押せない。患者さんなりのユーモアを交えて人を呼んだのだと思う。
つい訪室した時の第一声が「ひごさ」になった。
続いて「ひごどこさ」が返ってくる。

しばら

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リーダー業務は楽しい

リーダー業務は楽しい

リーダー業務が楽しい

常勤で働いていると、月に数度リーダー業務が回ってくる。このリーダー業務は頭の回転率を2~3倍高めてとにかく患者の情報を医師なのか薬剤師なのかリハビリなのかレントゲン技師なのか介護士なのか橋渡しする役目と薬剤や点滴の管理と準備と、複数の業務を同時に行うものだ。
私は忙しいと燃えるタイプの人なようで、この複数の業務をこなす自分、やるときはやれるんだぞっと自己肯定感を強くなるのを

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お薬管理と認知症

お薬管理と認知症

回復期病棟の醍醐味

回復期病棟では、1人の看護スタッフに対して数名の患者さんが「担当」として割り当てられ、その患者さんの退院支援を行っている。

具体的には、家族・医師・(理学・作業・言語)療法士・相談員・介護士らの情報の橋渡しを担う役目と、患者さん自身の「できること」の底上げを目指す。

その中では認知症のある患者さんが今後在宅独居で生活をしていく状況もあり、患者さん自身がお薬を自分で調整して

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アシタカのような人に

アシタカのような人に

もののけ姫、観に行きました。

3週間ほど前に、映画館がガラガラ&ジブリの過去作を見れるとのことで、友人ともののけ姫を観に行った。
子供の頃は単純になんだこのカッコよくて強くて人望のあるお兄ちゃんは!!とそれはもう憧れただけだった。右手の呪いについても、怒りの感情に反応して人間離れした強さを見せるというような設定は当時小学生の私が「中2病」を発症する動機付けには充分だった。

久しぶりにもののけ姫

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音楽レクリエーション

音楽レクリエーション

今日の振り返り

回復期病棟では時々、食堂で患者さん数十人集めて、軽い体操やレクリエーションを行う。
日曜日は検査や内服・点滴の変更がほぼなく、ゆったりとした時間が流れるため、本日40分程度のレクリエーションが活動ができた。
患者さんからの反応としては、始めは緊張している様子もあるが、徐々に体を動かしていき、最後には歌謡曲の手拍子、鼻歌、足踏み、小声での合唱と楽しい雰囲気ができあがる。

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怒りの調整力



回復期病棟には認知症の方も4-6割程度の割合でいる。看護師の中には認知症患者に対して口調が強くなる人もいる。そういう私も夜勤明け5-9時は特に眠気の中動き回るため、余裕が欠け怒りのゲージが低めになっているなと感じる。が、ここは伸び代だと考えてる。なぜなら怒りの原因は安静にすべき、危険から遠ざけるべきなどの「べき」視点で考えているから。管理せねばという焦りから患者さんに対して怒りが沸きやすくなる

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