マガジンのカバー画像

高井宏章 雑文帳

324
徒然なるままに。案外、ええ事書いてます
運営しているクリエイター

2020年8月の記事一覧

タイムマシンで「昭和」に帰省した夏

タイムマシンで「昭和」に帰省した夏

今年は諸事情で名古屋に帰省するのはやめた。
代わりに、近所を散歩して、写真をたくさん撮った。

なぜ「代わり」かと言うと、今住んでいる町の雰囲気が名古屋の生まれ育った町に似ているのだ。
私が生まれ育った時代、昭和で時が止まったような風景があちこちに残っている、と言ったほうが正確かもしれない。

錦糸町の北寄りから、押上、業平、京島、曳舟あたりで見つけた「昭和の缶詰」を共有します。
相棒はこのnot

もっとみる
自分と世界を豊かにする3つの武器 高校生に贈る経済と投資の本当の話

自分と世界を豊かにする3つの武器 高校生に贈る経済と投資の本当の話

(最後にちょっとサプライズを追記しました)
8月22日、大阪国際大和田高等学校の「ココロの学校」という企画で、高校3年生の皆さんに1時間ほどお話をする機会があった。
諸事情に鑑み、残念ながらzoomを使ったリモート講演となった。
大和田高校は中高一貫のこんな学校です。

タイトルはzoomのキャプチャ。
ありがちな「蔵書背負いオジサン」だが、よく見ると並んでいるのはほとんどマンガだ。この角度は濃度

もっとみる
知ってるつもりで知らなかった『ブルボン』の物語

知ってるつもりで知らなかった『ブルボン』の物語

先日、近所のコンビニでこんなものを発見した。

何この、昭和おじさんホイホイ。
速攻で買って帰った。

小さい頃から、けっこう大きくなるまで、『ブルボン』のお菓子はアホみたいに食べた。母ちゃんが買い置きしてくれることが多かったからだ。

「久々に食べちゃうかー」と楽しくなったついで、『ブルボン』について調べてみた。
今、朝飯かわりにアレコレ食べながら、写真撮りつつ、書いています。

まず、『ブルボ

もっとみる
愚行と矜持を描き切った叙事詩 宮崎駿『風の谷のナウシカ』

愚行と矜持を描き切った叙事詩 宮崎駿『風の谷のナウシカ』

自然の前で人間の力など小さなものだ。

新型コロナウイルスに翻弄される日々は、我々にこの陳腐な言い回しを再認識させる。
一方でその小さな存在が気候変動を引き起こし、人類は自然と調和したあり方を模索しつつある。

我々は危機を前に賢明な選択ができるのか。

この一大テーマを念頭に最近、宮崎駿の『風の谷のナウシカ』を精読した。

映画とはまったく別の作品マンガ版『風の谷のナウシカ』は、中断を挟みつつ、

もっとみる
カメラを持ち歩くと変わるもの 20年ぶりの一眼レフ

カメラを持ち歩くと変わるもの 20年ぶりの一眼レフ

最近、一緒にお出かけする相棒ができた。

ニコンのD3300。
機体が赤いのは私がシャアだからだが、ちょっといきさつがございます。

この子、Wikipediaによると、初心者向けのこんなカメラだそうだ。

D3300(2014年2月6日発売、DXフォーマット)
D3200の後継機。光学ローパスフィルターを非搭載とした2410万画素のCMOSセンサーを採用、一層の解像感向上を図っている。画像処理エ

もっとみる
大人も、たまにはブランコに乗ろう

大人も、たまにはブランコに乗ろう

子どもの頃、ブランコが大好きだった。
保育園の近くの貝田公園のブランコを、飽きもせずこぎ続けた。
公園で1人でいても、ブランコの上では笑顔だったんだと思う。

後ろに振れて、下りはじめたら、腕とお腹に力を込める。
ぐん、とブランコが加速する。
次の瞬間、重さが消えて、視界いっぱいが空になる。

そう、ブランコは「物理の法則」も教えてくれた。
体を放り出すように勢いよくこげば、束の間の無重力を楽しめ

もっとみる
メンタルトレーニング 初心者から実践すべき「ゾーン」に入るための5つの鉄則

メンタルトレーニング 初心者から実践すべき「ゾーン」に入るための5つの鉄則

スポーツに限らず、何かを始めたばかりの人は、「技術も身についていないのにメンタルトレーニングなんて」と考えがちだ。

大間違いである。

アマチュアほど、それも初心者ほど、早くメンタルトレーニングを導入すべきなのだ。

早ければ早いほど良いあるゴルフのメンタルトレーニング本にこんな趣旨の文章があった。

「たくさん叩くアマチュアの方がメントレの成果を生かすチャンスは多い」

これは半分ジョークで半

もっとみる