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Withコロナ、初の対面通訳
ちょうど1年前、コロナ禍も本格化(?!)し、会議やイベントが次々とキャンセルされ、収束まで数年はかかると言われて通訳者のほぼ全員が路頭に迷っていたころ、私にとっても他人事ではなかった。
通訳をするだけでなく、通訳者養成もしている者としてどうするべきか真剣に考えた。
当面、通訳需要がないのに通訳者養成をすることは正しいことなのか? コロナが収束するころには完全にAI通訳がさらに進化している可能性
『出版翻訳家なんてなるんじゃなかった日記』を読んで
先日、3分の1ほど読んで少し感想を書いたあと、やはり最後が気になりどんどん読み進めました。
後半は訴訟問題についての詳細でした。
色々と思うところはありますが、最初の印象からほとんど変わっていません。
出版業界って一般の人は知らない闇がやっぱりあるんですよね。
「印税カット」「支払い遅延」「出版日延期」「出版中止」というのは珍しくなく、不誠実なやり取りも「あるある」のようです。
私自身の
long covidって何?
先日、ある日本人通訳者がlong covidを「コロナ禍の長期化」と訳しているのを聞いて「あれっ?」っと思いました。確かにMany people are suffering from long COVIDのような文だと「コロナ禍の長期化」と思ってしまうかもしれません。そこでTwitterでアンケートを取ったところ4割くらいが「長期化」と回答。けれども、ここでのcovidは「コロナ禍」ではなく「コロ
もっとみる「コロナ」と「マスク」を英語で言うと?
昨年3月上旬、つまり新型コロナウイルスがいよいよパンデミック化したころに書いたハイキャリア記事(第45回)が9万回ものPV数があったと伺い、久しぶりにこの記事を見たところ、ドキッ! OMG! というのも、それから1年近く経ち、世界中で毎日のようにコロナが話題になる中で当時書いた記事の内容が古く、今では間違いとなってしまっているからです。そこで、「コロナ」と「マスク」のアップデートです。
1.「コ
コロナ第3波、規制が再び厳しくなる中での一時帰国
今回の一時帰国の予定を立てたのは昨年10月下旬
日本ではGo To トラベルやGo To イートなどの景気刺激策が功を奏して少し世の中が明るくなっているように感じていた。海外旅行に関しても、入国規制が緩和されつつあり、このまま少しずつさらに緩和されていくものだと思った。
当時、イギリスから日本に入国する場合、日本人であっても2週間の自宅待機が要請されていて、それが緩和されることはあってもさらに