コロナ第3波、規制が再び厳しくなる中での一時帰国
今回の一時帰国の予定を立てたのは昨年10月下旬
日本ではGo To トラベルやGo To イートなどの景気刺激策が功を奏して少し世の中が明るくなっているように感じていた。海外旅行に関しても、入国規制が緩和されつつあり、このまま少しずつさらに緩和されていくものだと思った。
当時、イギリスから日本に入国する場合、日本人であっても2週間の自宅待機が要請されていて、それが緩和されることはあってもさらに厳しくなるとは誰も思わなかった。
一方、日本からイギリスに入国する場合は自宅待機の必要なし。日本はイギリスよりも感染が少ないためTravel Corridor(一方通行だけど自由に入国できる国)に指定されているから。
だから2週間、東京でリモートワークをしながら自主隔離をして、1週間ほど自由に過ごしてから三重の実家で両親に会う...という4週間の滞在を計画。
それが12月中旬、クリスマス直前に事態が急変した。
イギリスで発見された新しい変異種の感染力が強いということでまずはイギリス国内での規制が強化。
数日後には、イギリスから日本に入国した人で新変異種のウイルスに感染している人が出始め、日本も水際対策の強化を強いられる。
どうなるのか心配したけど、結局出発72時間以内に受けた検査の陰性証明を持って帰国すると政府指定の宿泊施設で3日待機、その後も陰性なら自宅待機。到着から合計14日の待機生活。
つまり、変更点としては(1)出発前に検査を受ける、(2)到着後最初の3日間は政府指定の施設に滞在という2点。合計14日間の隔離生活という点は変更なし。
もともとコロナ禍の中での一時帰国ということであまり人に会う計画は立てておらず、いくつかの用事があることと年老いていく両親に会うのが目的で企画した一時帰国。仕事は調整済みですべてリモートでイギリスでも日本でもほぼ同じようにできる。日本時間に合わせて生活するメリットもあり。だったら、予定通り行けるか。。。ということで決行。
出発は1月4日19:00だったので、1月2日午前8時半に検査を予約。イギリスでPre-departure Covid testを検索するとBootsでも検査を受けられることが分かったけど、近くのLondon Stansted空港に設置された検査場で受けることにする。検査の種類はいくつかあって迷ったけど[Pre-Departure:RT-LAMP[Japan]の選択肢が!なぜか日本だけは特別のフォームで結果がでるようだ。これを選ぶと間違いない。
2日朝のStansted空港。混んでいるというほどではないけど、まあまあ人がいる。検査場には「今日出発だろうな」という雰囲気の荷物を抱えた人も並んでいる。検査方法は鼻の穴に綿棒を突っ込まれてグリグリ。ちょっと痛かった。90分以内に結果のメール通知来るはずなのに、その日は届かず心配する。1月3日の午後になっても結果が来ないのでますます心配になる。出発までに届かなかったらどうしよう、と思うとますます不安に。そこでメールとTwitterのDMで検査を実施している民間会社に問い合わせ。TwitterのDMで反応があり、その後割とすぐに結果が届く。晴れてNegative。Negativeという言葉にこれほど安堵する日が来るとは!
ところで、このSNS時代にはTwitterのDMでカスタマーサービスに連絡するのが一番効果的だと思う。以前、某旅行会社のコールサービスで何時間も待たされ続けた後にTwitterのDMを使ったらあっという間に解決したことがあり、それ以降もときどき使っている。Twitterのフォロワー数が多いとひいきされるのかどうかは分からない。
結局、90分ではなく32時間ほどかかったので、出発前検査は早めに受けたほうがいい。前日に受けていたらハラハラして心臓に悪いだろうと思う。[Japan]向けの証明書ということで日本語訳が付いていた!これでバッチリだ。
ちなみに日本への入国時に陰性証明書がなければ14日間政府指定の宿泊施設に滞在しないといけない。これはちょっと辛いと思う。(なぜつらいのかは後述)
1月4日。出発の日がやってきた。ヒースロー空港第5ターミナル。空いてはいるけど、ガラガラってほどでもない。適度な人数ですべてがスムーズに。ブランド系の免税店はすべて閉業しているけれど、BootsやWH Smith、Pret A Mangerなどは空いているので不便はなし。
搭乗手続きもスムーズでフライトは定刻通りの出発。機内は隣の席は空けて予約がとられているからお互いのスペースが保てて、これも快適。トイレもいつも空いている。
羽田到着後は、誓約書などの必要書類を何度か見せながら検査場に向かう。唾液検査なので痛くない!1時間ほど結果待ち。
今度も晴れて合格し、政府のバスにて宿泊施設(東横イン成田)へ。
結局、羽田到着からホテルチェックインまでは5時間弱かかった。
3日間は、部屋から出てはいけないことになっている。食事は政府が用意してくれるお弁当を1日3食。部屋のドアノブに弁当をかけてくれる。
お茶は部屋のケトルで作れるけど、コーヒーはない。アルコールも禁止らしい(もともと飲む予定ではなかったけれど)。コンビニにも行けない。自動販売機も使えない。だから自宅待機生活よりかなり辛い。ネットはつながるけど、スピードはイマイチ。オンラインレッスンには支障をきたすかも。。。という速度。3日だから耐えられるけど、14日は...
以上、帰国1日目。備忘録として初めてnoteを使ってみました。
2021年1月6日