「継続する力」◆HSPさんにもおススメ記事です◎三日坊主で困ってしまう…継続力アップの方法を心理的にくわしく解説します◆
こんにちは。
心理カウンセラーのじゅんさんです(^^)
いつも記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は「継続する力」◆三日坊主で困ってしまう…継続力アップの方法を心理的にくわしく解説◆についてお話します。
あなたは自分のことを「三日坊主だな…」と感じたことはありますか?
「何か新しいことを始めても、毎回続かない…」
「頑張ろうと思ってもいろいろ目移りしてしまう…」
「前々から、三日坊主で悩んでいる…」
と、自分のことを三日坊主だと感じたことがあったり、周囲から「あなたは三日坊主だよね」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
また、なかなか継続する力を維持できなくて悩んでいる方も多いと思います。
私も元々の性格が、凝り性で飽き性といった部分を自覚しています。
そのことから勉強や仕事の継続にとても苦労したことがあります…。
程度の差はあれ、誰でも自分自身の集中力や継続力を保つ大変さは一度は経験していることと思います。
今回は、継続できない理由を心理的な側面から解説して、継続する力を身に付けるための方法を紹介していきたいと思います。
1.「継続する力」とは?
◆「継続する力」◆
「自分の特徴・性格を知って目標に向けて行動する力」
「継続する力」とは「自分の特徴・性格を知って目標に向けて行動する力」のことです。
何かを続けるのには自分の内面的な強い動機付けが必要です。
動機付けとは、「なぜそれをやり遂げたいのですか?」と聞かれた時の具体的な自分の理由のことです。
自分の内面にある「継続して成果を出したい」という強い願望が、継続するためのエネルギーになっていきます。
多くの人が継続する力がないと感じるのは「内面的な願望」ではなく、自分の意志の力だと感じてしまうことにもあります。
つまり、気合や根性が足りないのだと思ってしまい、無理やりにでも続けようとしてパンクしてしまいます。
自分の意志の力で頑張って続けようと思っても、なかなか続けることは難しいです。
例えば、プライベートの時間を全て費やし勉強を続け、新たに資格を取得するという目標を掲げたとあなた自身が決めたことを少しイメージをしてみてください。
その資格取得の勉強が何故か続かなかったとします。その続かない理由にはどんなことが原因なのでしょうか。
継続できずに勉強を断念してしまう心理には、
「遊ぶのを我慢して、今度こそ絶対に資格を取る!」
「厳しい条件で挑めば、継続できる!」
と意志の力で自分の好きなことを禁止して、継続力に極ぶりしてしまうことに原因があります。
このように無理やり押し込めてしまう感情や欲求は、いつか爆発してしまいます。
極端に保とうとする継続の力はとても辛いので、時間とともに低下していきやすいです。
極端に継続する力を維持していく道を辿っていくと、毎日100%で資格取得の勉強をすることになり、強いストレスが溜まり始めますよね。
ストレスを抱えたまま、100%の力を出し続けることで、継続力が一週間後には80%になって、一カ月後には20%になるとイメージしてみてください。
そうなると「今日はもう勉強しなくていいか…」とまったくの0%になってしまった日がきたとします。
一度そのように「まったく継続できなかった自分」を意識してしまうことで、
「休まないと誓ったのに休んでしまった…自分は最低だ…」
「やっぱり自分は三日坊主だ…ダメだな…」
と、自己嫌悪に陥って自己肯定感も下がってしまうのです。
しかし、人はには向き不向きもありますよね。
そのような気合や根性で頑張っていけるタイプの人もいるので、自分の元々のもっている気質や性質に合わせた対応をすることです。
ただ、多くの場合は継続する力を維持するための極端な目標設定や気合いと根性などで実行することはとても大変です。
自分の目標や行動に対して何らかの「動機付け」をすることが大切になっていきます。
◆「自己肯定感」のラジオ放送&動画です(^^)◆こちらから
2.「継続する力が続かない人の特徴」とは?
◆「継続する力が続かない人の特徴」◆
①「手を出しているタスクが多すぎる人」
②「スタートを切るのにとても慎重な人」
③「ノウハウ集めに意識を向けてしまう人」
①「手を出しているタスクが多すぎる人」
継続する力が続かない人の特徴としては、「手を出しているタスクが多すぎる人」です。
好奇心旺盛で、一度に複数のことに手を出してしまう人は多いのではないでしょうか。
私も過去にそのように一度に幾つものタスクを抱えてしまい、パンクしてしまったことがあります。
なんでも経験してみたいという気持ちももちろんあったのですが、私の場合は何か頼まれると上手く断ることが出来きなかったことです。
あれもこれもと、なんでも引き受けてしまうようにしていたことで、こなすタスクが一度にたくさん増えていました。
「自分がこなしてしまえばいい!」
「自分が全て進めていればよい!」
といった、「自分が頑張ればよい」といった考えが強くなり、結果多くのタスクに追われている状況でした。
そうなると、どれも中途半端になってしまうことが多くなってしまい、最後まで継続することができなくてほとんどが中途半端な状態となっていきました。
そのように好奇心旺盛であったり責任感が強いことは良いことなのですが、
「あれもこれも気になるし、全部やりたい!」
「頼まれたことは全部完結させたい!」
と欲張り過ぎていたり、仕事を無理して一度に抱えてしまったりたくさんのことに手を出す人は結果どれも中途半端になりがちでもあります。
②「スタートを切るのにとても慎重な人」
次に継続する力が続かない人の特徴としては、「スタートを切るのにとても慎重な人」です。
何か新しい事へチャレンジすることに二の足を踏んでしまったり、準備に時間をかけるタイプの人はスタートを切るのが苦手でもあります。
「まだ準備が整っていな気がして不安…」
「今日は様子をみて、明日からやろう」
これは元々のタイプの場合と「明日からやろう」がパターン化されてしまっている場合があります。
HSPの人はとくに新しい事へのチャレンジに慎重な部分があります。
それはHSPの特徴の「一度にあらゆる情報をキャッチする性質」が関係しているようです。
そのことからHSPの人はあらゆる未来予測をしてしまうために、
「挑戦してダメだった時のリスクは大丈夫かな?」
「本当はまだ取り組むタイミングではないのでは?」
と用心深さがとても強い人が多いです。
これはHSPの気質からくることで、「危機回避能力が高い」とも考えることができます。
HSPの人はそのような「自分の気質」をよく理解した上で、チャレンジをどうこなしていくか?を考えて、自分に合った対応を選択することが大切になります。
気質ではないもう一つは、「三日坊主がパターン化」してしまった人です。
この場合は、大事なことを先送りすることが癖になっています。
「今日はやる気が起きないから…」
「やっぱり腰が重いな…面倒だな…」
と思うと、「明日からやろう」と考えてしまい、明日の自分に期待してしまうのです。
自分が前者後者のどちらのタイプになっていて、スタートを切ることができないのかまずは把握することです。
◆「HSPの4つの特徴”DOES”のラジオ放送&動画です(^^)◆こちらから
③「ノウハウ集めに意識を向けてしまう人」
次に、継続する力が続かない人の特徴としては、「ノウハウ集めに意識を向けてしまう人」です。
例えば、買ったけれど読んでいない本たくさんある、やりかけのタスクが多い、何か実行して記録を付け始めても途中で終わってしまう人です。
まずは買ったことに満足していることが原因です。
そのことから、全く読んでいない本が机の上に溜まっていったり、途中までやりかけのものが複数あったりします。
それらの存在をいつしか忘れてしまい、また新しい本やテキストを買ってしまうことも多いです。
実はこれは過去の私がよくしていたことです。私と同じようにこのようなことを繰り返してしまう人は多いのではないでしょうか。
私は過去に、何か趣味を持ちたいと思い立ち、あれもこれもと一度にたくさんのことに同時に手をつけてしまったことがあります。
結局たくさんの本を買うだけ買って、ノウハウ集めだけに集中してしまい、
「何だか色々ありすぎて…よく分からなくなったな…」
「とりあえず…まだ何もしなくていいかな…」
と、逆にやる気も失ってしまい。余計なストレスを溜めてなんだか疲れてしまい何もできなくなってしまいました。
ただ、とりあえずまずは少し試してみたり、何か行動に起こすことはとても大事なことでもあります。
一度自分が「ノウハウコレクター」になっていないか一度振り返ってみると良いと思います。
3.「継続できない人の心理と原因」とは?
◆「継続できない人の心理と原因」◆
①「高いゴール設定を課してしまう」
②「タスクを完了した先の姿を描けていない」
③「人間は現状維持を望む心理がある」
①「高いゴール設定を課してしまう」
継続できない人の心理と原因としては、「高いゴール設定を課してしまう」ということがあります。
自分にハードルの高い課題を課すことから、「今の現状を変えたい!」と思うあまり、高い目標を掲げ過ぎてしまうことで、挫折する原因にもなってしまいます。
意欲を持ち、やる気に満ち溢れていることは良いことでもあります。
ただ最初の勢いでストイックにこなしつづけていくと自然とハードルを高くしてしまい、完璧主義的な考え方になってしまいます。
そのことから、自分のちょっとしたミスも許せなくなってしまい、毎日続けていくことを負担に感じて継続が困難になることもあります。
◆「完璧主義」のラジオ放送&動画です(^^)◆こちらから
②「タスクを完了した先の姿を描けていない」
次に継続できない人の心理と原因としては、「タスクを完了した先の姿を描けていない」ということがあります。
自分がタスクを完了させて、頑張った先のビジョンがしっかり見えないことから継続できないこともあります。
続けていくためには自分なりの目的や目標を持つ必要があります。
ところが頑張った先の自分の姿がボンヤリしていると、
「続けていってもどうにもならない気がするな…」
「これを継続して、そもそも私は何をしたかかったんだっけ…?」
と自分の中の「動機が曖昧」になります。
そうなることから継続する理由を見失い、結局続かなくなってしまいます。
③「人間は現状維持を望む心理がある」
次に継続できない人の心理と原因としては、「人間は現状維持を望む心理がある」ということがあります。
何か新しいことを始めることはそれまでの「現状が変化する」ことであるともいえます。
しかし、そもそも私たち人間のみならず生物には「恒常性」といった性質があります。
恒常性とは、自分の内側や外の環境が変化したとしても、心身の状態を一定に保ち現状維持しようとする性質のことです。
人は基本は潜在意識では「変わりたくない」と思っています。
そのため、今ある現状維持から本気で変わろうとする場合は、習慣化できるレベルまで続けていく必要があります。
4.「継続する力を身に付ける方法」とは?
◆「継続する力を身に付ける方法」◆
①「スモールステップで始める」
②「生活の中に組み込む(ルーティン化)」
③「何か手放すことを1つ決める」
①「スモールステップで始める」
継続する力を身につける方法には、「スモールステップで始める」ことです。
高い目標を立ててしまいやすいのですが、「緩くやり始める」ことが大切です。
はじめから意気込んで気合い100%で取り組むと、挫折する原因になりやすいです。
最初は小さなことから緩く始めることがとても大切です。
少しずつでも続けることが大切なので、毎日やっても自分が負担に感じない程度のスモールステップを踏むことです。
例えば、早起きを目標にした場合、はじめから気合をいれて、目覚まし時計を幾つもセットしたとします。
「今日はいつもより、2時間早く起きるぞ!」
「こんだけしたんだから絶対できる!」
と突然行動したことで、そのことが強いプレッシャーとなりまったく寝付けず朝方になりようやく眠って、結局早起きができなかったとイメージをしてみてください。
「これだけしても早起きできない自分はダメだ…」
「もう尽くす手はない…あきらめよう…」
と、このように高いハードルは強い挫折感を生んでしまいやすいのです。
人は習慣化したことを極端に変更することは難しいですよね。
ここではまずは15分の早起きを目安にするとよいです。これが達成できたら、
「自分もやればできるな◎」
「明日は30分早く起きてみよう◎」
と、そのように自分を褒めたり、いい聴かせてあげてください。少しでも早起きできた自分をまずは実感することです。
そしてさらにスモールステップを踏める目標を立てていくと良いと思います。
②「生活の中に組み込む(ルーティン化)」
次に、継続する力を身につける方法には、「生活の中に組み込む(ルーティン化)」ことです。
普段の生活の中にルーティンとして組み込むことがポイントになります。
前述した通り、私たちは基本的に「変わりたくない」という恒常性を思っています。
そのため、何か新しいことを初めて継続していくためには生活の中で習慣化するのがポイントです。
英語の勉強を始めるなら、「朝食の時間に15分ラジオでリスニングする」と決めて習慣化し、毎日のルーティンにしていきます。
また運動をするなら、「シャワーを浴びる前に5分間だけスクワット運動をする」と決めて、シャワーを浴びるということをルーティン化していきます。
そして、継続していくうちに慣れてきたら、負荷を増やしていくといいです。
「必ずあれをする時間を作るぞ!」
「これをしなければダメだ!」
と極端な気合いや目標を設定するのではなくて、自然と無理なく日常の流れに組み込んでしまうことです。
「歯磨きをしながら、腿上げを10回しよう◎」
「動画を観ながら首のマッサージを5分しよう◎」
と、日常に組み込むことで、意識せずとも自然と身体が動くようになっていきます。
③「何か手放すことを1つ決める」
次に、継続する力を身につける方法には、「何か手放すことを1つ決める」ことです。
新しく何かを始める時は、今あるものから手放すことを1つ作るという簡単なルールをもってみることです。
何かを始める時は気だけが焦ってしまい幾つも同時に並行して進めてしまうこともあります。
一生懸命にあれもこれもと一度にやり始めようとすると、時間的にも精神的にもいつか必ず余裕が無くなるときがきます。
私自身がそのようしてしまい、気づいた時は心身を疲弊してパンク状態となってしまいました。
そこで私が取り組んだのは、「新しく何かを始める時には、やらないことを1つ作る」という方法です。
一度自分の抱えていることを棚卸ししてみます。
「これは今はしなくてもいいな。一度やめておこう◎」
「これは自分がしなくても他の人に頼むことができるな◎」
と、やるべきことと、そうでないことがよくみえてきます。
今自分は「何を手放したら時間に余裕ができるのか?」といったことを考えてみるとよいです。
5.まとめ
今回は、続けられない理由や、継続する力を身に付けるための方法を紹介してきました。
どうしても1人で黙々とやっているとモチベーションが下がってしまうこともあります。
人目に触れる状況を作ることもポイントにもなったりします。
ブログやSNSなどにタスクのプロセスや成果を書き込んでみて、人目に触れる状態を作っておいたりすることもよいです。
「誰かにみてもらえているから頑張ろう◎」と思えて、継続していくモチベーションにつながることも多いです。
そういった意味ではカウンセリングやコーチングを受けてみることで、継続する力のモチベーションアップもしていくことが可能だと思います。
もう一つのポイントは「できない日があってもよし」とすることです。
忙しかったり体調が悪かったりしてできない日があっても、自分を責める必要はまったくありません。気にせず再び始めることです。
ここで責めてしまうと、プレッシャーになって余計に続けられなくなってしまいます。
また、誰でも試してみることで、自分に合うこと合わないことがわかります。
向き不向きのこともあるので、全てのことをはじめから「継続しなければいけない!」と決めつけてしまうことは危険です。
人間は基本的に「変わりたくない」と思っている生き物でもあります。
過度に自分にプレッシャーをかけ過ぎることなく、無理なく続けていけるように工夫することです。
スモールステップを踏み継続することができれば、ある日気づいたときには「自分が想像していた以上に力が付いた◎」と実感できることもあります。
今回は「継続する力」◆三日坊主で困ってしまう…継続力アップの方法を心理的にくわしく解説します◆についてお話しました。
なにかあなたにとって一つでも参考になることがあったらとてもうれしいです。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました(^^)
私は現在、心理カウンセラーとして活動しています。
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また次回の記事でお逢いしましょう。
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