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最大の価値を創造する組織への変革を最速で実現する方法
人類は、共通の目標に挑む「組織」をもって、現在に至るまでの数々の偉業を実現してきたと言われています。
ビジネスシーンにおける組織発達プロセスを概観すると、なんらかの力を持つ者を中心にまとまったモデルを端緒とし、更なる規模拡大と価値創造の最大化を目的として、構成員の強みや特性に応じた役割と機能を分担、専門化や高度化を進める階層型組織へと発展しました。
市場の変化スピードが爆速化し、振れ幅も大きく
高品質な意思決定へのトランスフォーメーション
意思決定は、大人なら35,000件/日、5万人規模の企業においては4億件/日以上行われると言われます。個人の場合は、日々のルーティンのような些細なものから、転職のような人生を一変させる大きなものまで、企業の場合、営業職なら顧客の要望にあわせてどの商品を提案するか、財務担当者なら資金運用をどう行うか、経営者なら事業ポートフォリオをどう組み替えるか、という多様な選択の総和です。こうした意思決定の積み重
もっとみる高業績を挙げ続けるトップマネジメントチームのデザイン手法
経営者が思い描いたほど企業が成長しない理由のひとつが、トップマネジメントチーム(以下TMチーム)が機能していないことです。中小企業の多くは、CxO人材がいないもしくは力不足であったり、経営者が力を振り絞って孤軍奮闘しているのが実情であり、チームとしてのケイパビリティを発揮できていません。代替人材がいない現実や、経営者自身が選任した手前、自分の人を見る目が節穴であるとは口が裂けても言えないので、現在
もっとみる業績向上を実現するPMXデザイン手法
PM(Performance Management、業績管理)は、会社の戦略目標に合わせて個人の業績目標を設定し、その目標に対する進捗をサポート、奨励、評価し、達成状況に応じて報酬と結果を管理するプロセスです。
優秀人材の採用や育成ができたとしても、価値の創造や業績の向上ができなければ無意味です。PMは優秀人材に思う存分腕を揮ってもらうための鍵を握る仕組みであり、優れたPMの確立は、すべてのビジ
優秀人材を育成する人的資本開発
優秀人材の採用が困難を極めることは、前稿(今だからこそA&Rストラテジーを改めて考えてみた)で概観しました。ただ、いくら採用困難とはいえ、後継者さえいなければ事業継続もできないので、A&Rストラテジーを練って採用できるだけの武器を整えて闘いましょうという内容です。
しかし、現実は厳しいもので、相当思い切った打ち手を講じても、大多数の企業にとって優秀人材の採用はやはり難しいでしょう。そこで、本稿で
今だからこそA&Rストラテジーを改めて考えてみた
久々の投稿で何をテーマに選ぶか考えましたが、「ヒューマンキャピタル」を事務所名に戴く身としては、やはりこの領域のテーマにしようと考え、A&Rストラテジーを取り上げることにしました。
フツーの人を採用するなら、金銭報酬を引き上げればすぐ事態は好転します。しかし、優秀な人の場合、高額報酬だけでは不十分であり、簡単には振り向いてもらえません。KFSは何か、「我が社はコレで採用できてるよ」と言える企業は
トランスフォーメーション基礎編 vol.2. フェーズド・アプローチ 1.戦略策定 1.ビッグピクチャデザイン
前稿でトランスフォーメーションに関するレディネスについて記しました。貴社では首尾よくレディネスが整いましたか?たかがレディネスと侮るなかれ、多くの中小企業ではレディネス整備に四苦八苦した挙句、トランスフォーメーションへの挑戦自体を諦めるケースもあるくらい難渋するものです。
そのほとんどは結局のところ第一歩である「マインドセットの切り替え」が上手くできなかったことが原因です。マインドは経営者自身の
トランスフォーメーション基礎編 vol.1. レディネス整備
トランスフォーメーションは長く困難な道程ですから、なにも準備せず挑むわけにはいきません。これが第一弾を「レディネス整備」とした理由です。
レディネスを整えるとはどんなことか、早速見ていきましょう。
1.マインドセットトランスフォーメーションを前にキーマンに求められるマインドセットは、アントレプレナーのそれをイメージすると理解しやすいでしょう。
これからの時代は、AI等のデジタル・テクノロジー
トランスフォーメーション/DX概観 vol.0. アウトライン
HCCfirmのオフィシャルブログ「イノベーション経営の手蔓」@WordPress とは別に、皆様に役立てて頂けそうな記事は改めて note に書くことにしました。過去記事のアップデート、追記、加筆等も、有益なものはこちらで行います。
さて、note で最初に取りあげるテーマは、トランスフォーメーション/DXです。と言っても「?」となる方もいらっしゃるかもしれませんので、最初に簡単な言葉で定義し