淡想5【媚薬の果てに】 「弾いてみる?」と私へ声を掛けた彼は、簡単なコード進行から丁寧に教えてれた。 部活の時間はアッと言う間に過ぎて行き、気付けば私と彼とピピアノだけがいつも置き去り状態にされている。 この頃の私は遂に部員から見放され、部長失格の大きな烙印を背中に押されていた。
いい事が起こったと思ったらモヤモヤすることが必ずある。まさに七転八倒。みんなすごいな、ネットに愚痴を書かないでポジティブなことを発信し続けているの。ネタにしないとやってられない性だからアレだけど、感情的に処理するのもいけないよなぁ。「社会人として危険」と判断された木曜お昼の私。