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【遊戯王】日本選手権2024 感想【60融合GS】

どうもこんにちは、ねいつ(@Neiz_YGO )です。
今回は、先日出場しベスト32という結果だった遊戯王日本選手権について、
携えていったプランや当日の感想なんかについて雑多に記していきたいと思います。


日本選手権とは

ご存知の方も多いかと思いますが念のため。
開催日は2024年7月13~14日。
3~6月に各地で開催されたショップ予選で優勝した人のみで実施される全国大会です。今回は1300人規模の開催で、シングルイリミネーションであることから優勝するためには単純に11-0の成績を取る必要があります。
1日目が6回戦、2日目(上がれば)が5回戦、といった日程でした。
5-0すればオシリスのクソかっこいいプレイマットがもらえ、9-0すれば世界大会への出場権利がもらえ、更に全国配信の中で決闘することになります。

これはモンスターではなく神


目標設定

今回は「Day2に出場する」ことを目標に据えました。
日本選手権が初めてであったこと、オシリスのプレイマットが欲しかったことが理由です。
つまり少なくとも6-0できるデッキおよびプレイングが必要となり、プランをしっかり言語化し固めていこうと調整をしていきました。

デッキ選択

自分の場合はほぼ一択(60融合GS)でしたが、その中でも烙印軸をとるかキマイラ軸をとるかの2通りの選択肢がありました。
 #それぞれの軸については過去記事を参照いただければと思います
烙印軸はテーマとしての一貫性及び誘発受け、爆発力に優れ、キマイラ軸は一枚初動の多さ、および先攻盤面の強力さに優れていると評価していました。
翻って環境は【デモンスミスユベル】を筆頭に【デモンスミススネークアイ】【デモンスミスR-ACE】【天盃龍】を気にするべき、というような状況です。

ゆうしゃ(@yusha_pamo )さんからお借りしたTier表(烙印こんな高くないだろ)

特に【デモンスミス】を採用したデッキの先攻盤面は非常に硬く、生半可な誘発では簡単に貫通されるほか、返し札1枚だけでは返しきれません。
これらにより、《失落印》へのアクセス手段に富み、最強の捲り札である《隣の芝刈り》を強く使うことができる烙印軸を選択しました。

デッキ精査

自分の中では何回もやってきていることでしたが、現状のメイン/エクストラデッキに採用しようとしているすべてのカードを洗い出し、その採用理由を言語化していきました。
その中で採用を迷ったカードたちについてメリデメを一覧化して記述します。

《ヘルカイトプテラ》《ヘルホーンドザウルス》(採用)

 メリット:
  《派兵》《黄金櫃》の選択肢として非常に優秀。
  《竜の渓谷》に自然に触りにいけるため、
  《グランギニョル》を使わずに《烙印融合》にアクセスするのに一役買う。
  《エリアル》で能動的に除外することも可能。
 デメリット:
  素引きで召喚権を割く必要がある。
  exの1枠を《ヘルホーンド》に割かれる。
  属性・種族ともにゴミ寄り
  (風→《ギニョル》の素材不可、恐竜→《気炎》非対応)

《白き森のアステーリャ》(採用)

 メリット:
  《カルテシア》にアクセスできている際の《真炎竜》の素材として優秀。
  《烙印融合》始動から《カルテシア》に触りに行くことが可能。
 デメリット:
  素引きで召喚権を割く必要がある場面も多い。
  無効系誘発を喰らった際のリカバリが絶望的。
  このカードを絡める動きは《増殖するG》が重い。

《シャドール・ビースト》(採用)
 メリット:
  究極の潤滑油。
  《ルーク》素引きの時に嬉しい。
 デメリット:
  素引きでゴミになってしまうことがある。

《白の烙印》(採用)

 メリット:
  先攻3ターン目のトドメとして最適な札。
  後攻まくりの《ガーキマ》着地手段としても重宝。
  《芝刈り》で《アルバス》が全落ちしてしまった場合のリカバリが容易。
 デメリット:
  先攻1ターン目のときに腐りがち。

《赫の烙印》(採用)

 メリット:
  《分かつ》が効果的に使えない場合の伏せ先として優秀。
  数少ない墓地の《クエム》を回復する手段の一つ。
 デメリット:
  上記以外の使い道に乏しい。
  墓地に《アルバス》またはデスピアを用意しなければならない。

《墓穴の指名者》(採用)
 メリット:
  《うらら》《アトラクター》への誠意。
 デメリット:
  ギミックに一切絡まないため、デッキとして美しくない。
  《うらら》ケア札とゴミだけ持っていて初動にアクセスできないと致命的。

《烙印断罪》(2枚目)(採用)
 メリット:
  先攻3ターン目に2度目の《烙印融合》を打つ難易度が有意に下がる。
  《渓谷》が残っていればリソースとして扱える。
 デメリット:
  ゴミ寄りであるため、ゴミ素引きリスクが上がる。

《深淵竜アルバ・レナトゥス》(採用)

 メリット:
  《ミラジェイド》の弾は一定数確保したい。
  《気炎》で気軽に捨てられるドラゴン族。
  【天盃龍】を気にした場合、先攻3ターン目の相手の盤面を流すのに必須。
  【覇王】系デッキ、【センチュリオン】が敷いてくる妨害を楽に流せる。
 デメリット:
  【天盃龍】を気にしない場合にExを1枠割く価値があるかというと微妙。

《白の聖女エクレシア》(不採用)

 メリット:
  後述する《宇迦之御魂稲荷》プランの水先案内人。
  先攻でも後攻でも一定の役割は持てる。
  手札コスト。
 デメリット:
  明確に絡む展開ルートは存在しない。
  《アステーリャ》に勝る部分が少ない。

《簡易融合》《ミレニアムアイズ・サクリファイス》(不採用)

 メリット:
  《簡易融合》が3枚目の《墓穴の指名者》になり得る。
  後述する《宇迦之御魂稲荷》プランにて使用する。
  上振れた時にティアラメンツ+《沼地》で融合可能。
 デメリット:
  Ex1枠を割くほどの価値があるかは怪しい。

《黒魔女ディアベルスター》《罪宝の囁き》(不採用)

ほんとに令和のカードか?

 メリット:
  直前に思いついた《罪宝の囁き》により、
  《グランギニョル》を戻しつつ《カルテシア》を蘇生する動きが可能。
  無効系誘発を吸ってくれそう。
 デメリット:
  直接烙印の動きに絡まない。
  結局外付けのギミックでしかないため事故要因。
   #7月新弾後は烙印にサイクル可能ですが…

《盆回し》(不採用)
メリット:
 《竜の渓谷》という準初動および
 《ペルレイノ》という展開伸ばし札に触れることができ便利。
デメリット:
 メインデッキ内に上記のフィールド魔法しか採用していないため、
 確率上引いた4回に1回は腐る。

《精霊コロゾ》(不採用)

コロゾー!

メリット:
 《烙印融合》のみの動きの場合、
 《烙印竜》→《グランギニョル》→《コロゾ》
 とすることで《赫の烙印》+《影依の偽典》、
 もしくは《ナイトメア》ロックに向かうことができる。
 地味に《ミドラーシュ》を守れる。
デメリット:
 上記以外の使い道に乏しく、Ex1枠を割くかというと怪しい。
 後手でほぼ死に札。

同様の営みの中でですが、デッキに搭載するサイドプランも取捨選択していきました。

サイドプラン選択

《増殖するG》(採用)
言わずと知れた”通らば最強”の手札誘発ですが、このデッキにおいては捲りのパワーの大部分を担う《隣の芝刈り》《烙印融合》《影依融合》へのメタである《灰流うらら》をうたせることができるのも大きく評価できる点です。
後手札として、文句なしで採用としました。

《超融合》(採用)
環境で流行っているデモンスミスギミックからサイド後に立てられる《ディエスイレ》が非常に重いと考え、
【デモンスミススネークアイ】に対しては《ディエスイレ》+《マスカレーナ》で《スタペリア》
【デモンスミスユベル】に対しては《ディエスイレ》+《ラギア》等で《スタペリア》
を問答無用で立てることでメタることができます。
【ユベル】を重く見るのであれば《死霊公爵》も採用したいところではありましたが、メインデッキに2枚しか積めないカードのためにサイドorエクストラを1枠割くことは費用対効果が不釣り合いであると考え、そちらは不採用としています。
また、【天盃龍】対面では先攻札としても採用が見込まれます。盤面に《アルバスの落胤》伏せに《超融合》としていれば、メイン《燦幻荘》→《トランセンド》とされる以外ではキルされません。

《影依融合》(採用)
ほぼどの対面でも後手で打てる最強の捲りカードです。
《ディエスイレ》に対しても《シャドールドラゴン》の存在から相手はこのカードを妨害せざるを得ず、もし妨害されない場合は各種妨害を3面踏んでくれます。
特に《アポロウーサ》に対しては鬼のように強いです。
後述する《失烙印》と組み合わせることができれば更に強力になります。
メイン戦では《カルテシア》→《グランギニョル》→《アプカローネ》で引っ張ってくるのが主となっていますが、サイド後は”ギミックでもアクセスできる強力な捲り札”と捉えて採用枚数を増しています。

ビーステッド(採用)
結局は素引きが必要な手札誘発、という側面が強いため《サロニール》以外のビーステッドは忌避する傾向にありましたが、デモンスミスに対するメタ、および【粛声】へのメタとして有用な点、特に《マグナムート》は打てれば準初動である点から採用としました。
《ドルイドブルム》の採用は分かれるところですが、雑多なデッキが立ててきうる《バグースカ》への回答を持っておきたい、という意味合いも込めて採用しています。

《失烙印》(採用)

後手で発動した場合、発動無効系の妨害をほぼ全て無力化しつつ、各種融合体の着地時効果に加え、《ミラジェイド》《フュリアス》等の除去効果を安全に通すことができます。
《影依融合》同様、メイン戦でギミックからアクセスする捲り札をサイド後は濃くする、という発想の採用です。ただし見ている対面は非常に狭く、デモンスミス系統に対しては増やしません。これはサイド後のデモンスミス系統が間違いなく立ててくる《ディエスイレ》が2面無効にしてくる点を気にしています。
 #本来は《シーザー》への回答になるため採用したいところです…
【粛声】【ラビュリンス】【神碑】および雑多なデッキへの捲り札として採用しました。

《魔法族の里》プラン(採用)
誘発環境であることから当該プランの環境への刺さりはそこまで良くないと認識していましたが、《里》素引きがどの対面にも結局強い点、【神碑】に対する明確な勝ち筋である点、《ヘルカイトプテラ》《ヘルホーンドザウルス》がメインから採用されていることで《心眼の女神》に絡まなくても《里》にアクセスできる可能性があることから採用としました。

《影依の巫女 エリアル》(採用)

素引きの《影依融合》で《アプカローネ》を着地するためには闇属性以外のシャドールの採用がマストですが、妨害を踏むことを考えた場合選択肢は大きく《エリアル》《ゲニウス》の2択です。
その中で、デモンスミスやスネークアイ系統の後続を潰せること、【炎王スネークアイ】も一定数いると考えたこと、【ラビュリンス】を警戒していたことから《エリアル》を採用としました。

《月女神の鏃》《ゲニウス》プラン(不採用)

完全に【ユベル】のみを気にしたプランです。
サイド後の盤面として
《ファントム》《ラギア》《唱導》《ディエスイレ》or《シーザー》+α
を想定した時に、《ファントム》を対象に《月女神の鏃》(コスト《アプカローネ》)と打った場合に
①盤面が《ディエスイレ》で《唱導》《ディエスイレ》で無効化された場合
 →処理後《アプカローネ》が起動するため結局《ファントム》を踏める
②盤面が《ディエスイレ》で無反応
 →《ファントム》をバウンスしながら《アプカローネ》→《ドラゴン》で装備状態の《セクエンツィア》を割りにいける
③盤面が《シーザー》
 →《ファントム》をバウンスしながら《アプカローネ》→《ゲニウス》で《シーザー》を無力化できる
となり、このデッキにとって厄介な妨害を1枚で片付けることが可能です。(《ラギア》《唱導》は問題になりにくいです)
《結界波》と比べて①の対応をされた場合でも追加でもう1妨害踏めているところが偉いと判断していました。
直前までは採用する気満々でしたが、ほぼ【ユベル】に対してしか通用しないことから不採用としました。(代わりにまんべんなく見れるビーステッドを採用)

《機巧狐-宇迦之御魂稲荷》プラン(不採用)

びるびる太(@Build_Builder01 )さん、かをぽっぽ(@chaos_jar )さんに教えていただきました。
いつもクソプランをありがとう。
デモンスミスを採用しているデッキに対して
《レクイエム》のリクルートに打つことで
《宇迦之御魂稲荷》→《白エクレシア》→《アルバスの落胤》
という他の手札誘発にはできない強力な妨害を構えることができます。
この場合《デモンスミス》への《レクイエム》装備で《白エク》をどかしにかかられてもチェーンして《アルバス》に変身し超融合効果の使用まで行けるところが非常に優れていました。
【ユベル】等に対しては、《Dロータス》等のリクルートに打ち、
《パラサイトフュージョナー》→《ミレニアムアイズ・サクリファイス》
と妨害を構えることができます。
自分が手札誘発に求める
・《うらら》を吸ってくれる
・リソースを確保できる
を双方満たしており、非常に有望なプランでした。
ただし、《白エクレシア》はゴミにカウントしないながらも、《パラサイトフュージョナー》のゴミ度がかなり高いこと、エクストラデッキの枠として《ミレサク》の1枠が消費されること、《うらら》だけでなく《G》《墓穴》も重く食らうことがデメリットとして考えられます。
特に【ユベル】に対して有望として策定した本プランは、
①【ユベル】が順当にユベルギミックから動き始める場合は《ミレサク》を立てることになるが、その場合誘発1枚分の働きにしかならず普通に貫通される(《スピリット》を吸収することがクリティカルな場合もなくはない)
②【ユベル】がデモンスミスギミックから動き始める場合はユベル側の初動がないことに等しく、その場合は《墓穴》《G》《うらら》を持っている可能性が非常に高い
という考察結果となってしまい、費用対効果の観点で不採用、と結論づけました。

日本選手権までの過ごし方

制限改訂が出て以降、デッキ構築内容を友達に相談しながら自分で組んでいる【ユベル】や【スネークアイ】を壁に見立てて一人回しをし、プランの調整を図りました。
2週間前にはオグイベントでその当時の構築を試すことができ、【ユベル】相手の立ち回りを学ぶことができました。
日本選手権1週間前の土日は仕事やプライベートが忙しく、CSやDKCに出ることができませんでした。上に示したようなサイドプランや想定対面との試し切りの場はどうしても必要だと考え、ムラキ(@MURAKI2000 )を召喚。

ムラーキいつもありがとう

主に【ユベル】相手の後手で《宇迦之御魂稲荷》プランが機能するかを確かめ、上述の通り不採用と結論づけました。

また、月曜日に公認にダッシュ。
首尾よく【ユベル】や環境デッキと連続で当たることができ、《月女神の鏃》などのプランを試すことができました。使用感はかなり良かったものの、「対面が【ユベル】以外だと使えないんだよなぁ」の感触をぬぐうことができない印象であり、ビーステッドに換装するきっかけとなっています。

週後半も仕事を早めに終わらせて公認ダッシュしたかったところですが、
なんと木曜、金曜がそれぞれ職場飲み会。
特に金曜日は選手権前日ということもあり2次会くらいまでで帰ろうと思っていたところ、上司につかまりあえなく3次会へ…終電は存在せず。
タクシー帰りからギリギリの状態で選手権に臨む羽目になりました。

※以下、記憶を頼りに書いているため、特に詳細な処理等、事実と齟齬がある場合も考えられることご留意ください。

選手権当日(Day1)

首尾よく予定時間に起床。
睡眠不足は否めませんでしたが現時点でのトップパフォーマンスということで会場に向かいました。

モラウすき

途中電車が止まってたりでタクシーを使う羽目になり参加費+1000されましたが会場には到着できました。
受付を無事済ませ、知り合いと雑談しながら1回戦開始を待ちます。

KONAMIアナウンス「1200人くらい集まったけど800人くらいは1回戦不戦勝やで」
ワイたち「ファッ!?」
 ※2回戦からちょうど1024人で実施するための施策であるようです

1回戦は無事不戦勝。

2回戦 【破械】 先 〇〇
じゃんけん勝ち。
1本目先攻は順当にナイトメアロックを決めて勝利。
《うらら》《泡影》以外のカードが見えなかったため、相手のデッキを推し量ります。
・ナイトメアロックで即サレしたということは適当な展開系デッキである
とあたりを付けて、雑多な展開系を想定したサイドにチェンジ。
2本目後攻、手札を見ると
 《隣の芝刈り》
 《影依融合》
 《烙印融合》
 《深淵の獣 ドルイドブルム》
 《スプリガンズ・キット》
対面は《シーザー》《ラギア》を含む5妨害くらい立ててきてましたが何もかも踏み越えてワンキル。

隣の芝刈りの擬人化

3回戦 【ユベル】 後 ×〇〇
じゃんけんに敗北。
1本目後攻、きっちり《ロータス》初動から相手が動き始めます。
【ユベル】相手の後手は本当にまくれないため、相手の対応にミスがないことを確認してサレンダー。
2本目先攻、無慈悲にも相手の《G》が投下されますが、1ドローで《里》《ギニョル》《偽典》を構えて勝利。
3本目後攻、自分の初手に《G》。こいつは5割以上通らないカードなのでドキドキしながらスタンバイフェイズに投げますが運よく通り、そのまま勝利。
遊G王オフィシャルカードゲーム。

このあたりから知り合いの猛者たちがどんどん脱落していき、改めてレベルの高さに驚かされました。

4回戦 【粛声】 後 ×〇〇
じゃんけんに敗北。
1本目後手、相手ノーガードエンドだったためキルしたいところでしたが、《G》《うらら》《ヴェーラー》が飛んできてキルの動きにいけず…
蓋として《ギニョル》《偽典》のみを構えてエンド。
《ミドラーシュ》がなんとかしてくれるやろと思ってたら相手はまさかの【粛声】。
《偽典》から《ネフィリム》→《ドラゴン》の動きで抗いますがアドバンテージ差を埋めきれず、ミッドレンジゲームに持ち込まれて敗北。
2本目先攻、すべてをケアした《里》《ナイトメア》ロックで勝利。
3本目後攻、《サロニール》をもってほくそえんでいたら見事にビーステッドケアの展開をされ《ロー》《ローガーディアン》と永続魔法2種が構えられます。それに対して全力で《失烙印》にアクセスしに行くことで相手の妨害を無力化し捲って勝利。

5回戦 【スネークアイ】 先 ×〇〇
じゃんけんに勝利。対面いい人そう。
1本目先攻、《G》《うらら》を打たれて止まらざるを得ず、
1ドロー《ギニョル》《偽典》でターンを渡しました。
ターンわたって対面は《エクセル》初動から《ポプルス》サーチ→《ポプルス》着地効果に合わせて《ミドラーシュ》を着地。
《ポプルス》効果で《原罪宝》をサーチ。
SS権使い切ったし勝ったかなーと思っていたらまさかの手札から《反逆の罪宝》発動。メインから採用されてる想定は全くしてなかったのでおったまげました。

そのままワンキルされ敗北。
2本目先攻、またしても《G》《うらら》を打たれますが、2ドローで《ナイトメア》ロックを構えて勝利。
3本目後攻、相手の先攻展開を途中まで眺めますが、《ラクリモーサ》対象《デモンスミス》で手札に拾いたい感じだったので《マグナム―ト》を直撃。結果として《ディエスイレ》は着地せず、よくある墓地《咎姫》フィールド《マスカレーナ》+リンク値いっぱいの盤面でターンが返ってきました。
そのまま《G》も打たれますが、《マグナム―ト》で得た準初動も使い盤面を捲り切ってワンキルし勝利。

6回戦 【R-ACE】 先 〇〇
じゃんけんに勝利。
1本目先攻、《ナイトメア》ロックが成立。
ただし返しの3ターン目に《超融合》が飛んできてキル失敗…
次ターンも《ナイトメア》ロックを決めますが、《エアホイスター》→《ヘッドクォーター》→増えた召喚権で《タービュランス》が着地しそのまま《タービュランス》効果まで通されてしまいます。
盤面も返され危ういところでしたが《ガーキマ》をうまく使って相手の伏せをいなし最終的には勝利。
2本目後攻、対面の通常展開に対してこちらはまたしても《マグナム―ト》。
一通り眺めた後、デモンスミス展開のみを止め、4伏せ+《リトルナイト》+諸々でターンがわたってきます。
《烙印融合》に《うらら》を打たせたのち、魂の《三戦の号》→《芝刈り》を通して勝利。
マッチ通して一番熱い試合でした。
対面の方も同様に思ってくれていたようで非常に嬉しく、楽しかったです。

Day1夜~Day2朝

Day2進出が決定し思わずガッツポーズをしていましたが、その後スリーブ入替およびデッキチェックの時間が訪れました。
デッキをレシピ通りの順番に整理しスリーブ入替に臨みますが、メインデッキが60枚ある、且つレアリティが高いためこの時間が一番しんどかったです。

諸処の注意事項を確認し、デッキチェックはクリア。
デッキケースのセキュリティシールをはがしたら失格な、と脅されヘロヘロになりながら帰宅しました。

帰宅後、ご飯を食べシャワーを浴びベッドに入りますが、全く寝付ける気配がありません。

Day1後半に集中力を保つためコーヒー飲料を飲んでいたこと、勝ち残れてうれしく興奮していたこと、Day2に対しての緊張が主な要因と思われますが、普段どう寝ていたのかまったく思い出せないほど寝付けませんでした。
眠れないときは脳がギュンギュン動いてしまうもので、Day1のプレイの反省、Day2の分布について、思考がとどまるところを知りません。
果ては「世界レギュレーションの60融合GSのレシピどうしよっかな~」なんて戯言まで考える始末でした。(今思うと恥ずかしい限り)
どうやら5-6時には寝付いたようですが、起床予定時刻は7時。。。

選手権当日(Day2)

朝7時、予定通り起床。

ただし連日の寝不足も祟り、コンディションはかなり悪め。
 #寝不足時特有の、脳の一部がマヒしてる感覚
カフェインを摂取し脳の覚醒を求め、集合場所に急ぎました。

問題なく集合場所に到着。ベスト4より前は普通の会議室を借りて行われるため、もっと豪華なのかなーと思い込んでいた自分的には拍子抜けでした。
現地の顔ぶれを確認。見知った顔も何人かおりますが、総じて強そうだな、と思いました。
全日本ベスト32の面々なので当然ですが…

運営からは2人、それぞれ辞退とレシピミスでの失格があったため、不戦勝が2名出る、の旨アナウンスがなされました。
ここの不戦勝はあまりにも大きいため全員が神に祈ってたと思いますが、僕は残念ながら不戦勝にはなれず…

思ったよりヌルッとした感じでDay2が始まりました。

7回戦 【R-ACE】 先 〇××
じゃんけんに勝利。対面またしても良い人。
1本目先攻、《うらら》を貰いますが《ナイトメア》ロックを決めて勝利。
2本目後攻、相手の展開がダダ通りし、4伏せ+《ディエスイレ》+諸々でターンがわたってきました。
《ディエスイレ》を踏み越えつつ《隣の芝刈り》を通すところまではいけたものの、落ちが思ったより渋く、時間が迫っていたことからサレンダーを選択。決め直しになるよりは3本目の先攻で勝ちを拾う魂胆でした。
3本目先攻、忘れもしません。
手札は
 《ティアラメンツ・シェイレーン》
 《壱世壊-ペルレイノ》
 《烙印の気炎》
 《融合派兵》
 《おろかな埋葬》
であり、残り時間は5分。
5分を超過すると自分のターンからET0,1に突入してしまうため、勝ちの目がかなり薄くなります。
この中で、4分で《うらら》《エアホイスター》→《ファイアエンジン》を食らいながら《スタペリア》《マスカレイド》《グランギニョル》《影依の偽典》まで展開しきった自分は掛け値なしに褒めてあげたいところですが、《エアホイスター》のSS効果に対して《グランギニョル》のリクルート効果を使わない、という致命的過ぎるプレイングミスを発生させていました。
そこが敗着となり、《サロスナンナ》をうまく使われて盤面を捲りきられて《レイジング》《ジーランティス》ワンキルに到達し、敗北しました。

敗北後、放心しながら家に帰り、日本選手権ベスト4の配信を見ました。
なにかが違えば、もう数回勝てていれば自分がその舞台に立てていた、という思いから悔しさもひとしおでしたが、配信自体は非常に楽しいものでした。

1200人のYPが雲水になる日

配信で判明した新規手札誘発、《霊王の波動》は《烙印融合》を止めると書いてあり、対策を考える必要がありそうです。

どうして発動無効じゃないの

また、この後の友達とのやり取りから、《アザミナ》→《罪宝》→《炎王》→《捕食》→《烙印》にサイクルするルートを策定するのですがそれはまた別の話…


おわりに

最終的に今年の日本選手権は6-1でベスト32、という結果でした。

当初立てた目標は達成しオシリスプレイマットも手に入れ、その面では非常に満足しています。
ただし勝ち上がると欲が出てくるもので、日本代表に入れなかった悔しさも多分に抱えています。
来年はもっと勝てるようにプレイングもデッキも磨き上げていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

ここまでお読みいただきありがとうございました。
いいねや拡散、コメントいただけると嬉しいです✨
また、日本選手権に臨むにあたり調整/応援してくれた方々、対戦してくれた方々、かかわってくれたすべての方にこの場を借りて御礼申し上げます。

ではまた。


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