『よみがえる源氏物語絵巻』(NHK出版、2006)を読み直して。 「鈴虫一」には左上の女性が結婚時の女三宮、右上の女性が出家後の女三宮という解釈は無いのか? 画面隅に装束の端だけ描かれた光源氏の与り知らぬ所で彼女が人間的な成長を遂げていた、という表現ならさほど突飛とも思わないが。
今日6月11日、今年の雑節での入梅とか。日本洋傘振興協議会では「傘の日」としている。さて、傘は朝鮮半島から5~6世紀ころ伝えられ和傘の元になったとか。平安時代末期には「源氏物語絵巻」の中に傘が描かれている。時代は流れ江戸時代、下級武士らは副業として傘や提灯などを作っていたそうな。