白柳直子(のぞみ整体院)

大阪府堺市で整体をしています(https://nozomi-seitai-in.com…

白柳直子(のぞみ整体院)

大阪府堺市で整体をしています(https://nozomi-seitai-in.com/)。〈身体修整法〉という独自の施術理論・技法で、ケガの傷痕を修理していきます。 身体の賢さ・すごさ・おもしろさが伝われば嬉しいです。コメント返信は苦手ですので、読み流してくださると助かります。

最近の記事

コロナの後遺症と整体

 遠方から、初めてのお客さん(Pさん)に予約いただきました。主訴はPTSDとコロナの後遺症……って、どちらも整体屋の守備範囲内なのかなあ……戸惑いはありましたが、お電話で聞く限り、〈施術できそう〉の印象を持ちましたので、お引き受けしました。まあ、きっと、何か私にできることはあるんだろう、と。  来院当日、受付票にケガ歴などを書いてもらうと、見事にケガをされていない。……うーむ。私はケガの痕に施術するのがメインの仕事なのだけど、ホントにできること、あるのかな……いよいよ戸惑い

    • 骨折と固定具

       腕を骨折しました、とPさん(仮)が来られました。レントゲン写真のスマホ写真を見せてもらった限りではかなりひどい折れ方で、当然のように手術で釘を入れて、固定。固定具の抜去は1年後の予定。そしてこのたびは、固定手術の抜糸は済んだけれど肩が動かしづらい、とのことで来院されました。  骨折? 病院の処置は済んだ? よっしゃー、じゃあおばちゃんに任しときー!と、言いたいところですが、Pさんの場合はなかなかに難しい。問題は、固定具の存在です。  すっぱり簡単な折れ方でない以上、手術で

      • 読書感想文:『橋はなぜ落ちたのか』 ヘンリー・ペトロスキー

         再読です。図書館でパッと目が合って、また読みたくなって読みました。10年ぶりか、もっとになると思います。  正直言って、読みやすい訳では全然ないです。しかも私は建築にも橋にも詳しくないので、トラスとか片持ち梁と言われてもどんな構造かわかりませんし、旅行好きでも英米好きでもないので、北西ウェールズのメナイ海峡を渡るブリタニア橋と言われても、どこのどんな橋なのかわかりません。写真が掲載されていれば「ははあ、これがそうか」。確認できて嬉しいけれど、もう一歩踏み込んでネットで調べ

        • 業務連絡です。誠に勝手ですが、5月18日(土)は休みにします。どうぞよろしくご了承ください。 連休中は、通常通り営業いたします(火午前・水全日休み)。

        コロナの後遺症と整体

          練習見学に行ってきました

           またまた、野球の練習見学に行ってきました。阪神タイガースの二軍球場、鳴尾浜です。  今回は、ちょっともたもた出発が遅れて、着いてみたら10分遅刻。いつもは開場を並んで待って、それから入場券をもらって入るところ、この日はそのまま入場口に直行して、券をもらって急いで観客席に上ったら――、既にわんさか人がいました。まだ私は見学を始めて数回ですが、練習見学のお客さんって、いつもこんなにいたっけ……?  ともかくも、よし、と腰を落ち着けて練習見学に臨みますが、やっぱり、何を・どこを

          練習見学に行ってきました

          珍しくハットでなくキャップをかぶってお出掛けしたら、耳の天辺ちょを日焼けしました。地味に痛い。耳なし芳一の、芳一というより和尚さんのほうの気持ちがよく分かりました。あ! そこ忘れてたか!的な。

          珍しくハットでなくキャップをかぶってお出掛けしたら、耳の天辺ちょを日焼けしました。地味に痛い。耳なし芳一の、芳一というより和尚さんのほうの気持ちがよく分かりました。あ! そこ忘れてたか!的な。

          ケガの連鎖と、練習の見学

           異業種仲間のQさんが、子どもさんのPさんといっしょに遠方から来てくださいました。整体を受けられるのは主にPさんです。  主訴は、座っているとおしりが痛い。  たわいもない症状のようですが、実はPさんは、まだ子どもなのにものすごくケガが多い。幼少期の切り傷・打ち身に始まって、近年は骨折が多い。熱心にスポーツに向かうPさんの今後を思うと、この状態はちょっとイヤだ……と、ケガを重視する〈身体修整法〉の方針をご承知のQさんが危機感を持ってくださっての来院でした。  Pさんとは初

          ケガの連鎖と、練習の見学

          近所の大楠の葉が所々赤くなっているのに気づいてびっくり! 慌てて調べると、常緑樹だけど春先には古い葉を紅葉・落葉させるとのこと。楠的には通常運転と知ってほっとしました。

          近所の大楠の葉が所々赤くなっているのに気づいてびっくり! 慌てて調べると、常緑樹だけど春先には古い葉を紅葉・落葉させるとのこと。楠的には通常運転と知ってほっとしました。

          語学文法書の対訳本を作ってほしい、という思い付き

           まだ読み終わっていないので〈本の感想〉とは言えませんが、思い付いたことがあるのでいったん記録します。  読み始めた本というのは『aimer la GRAMMAIRE』(Pierre BERGOUNIOUX著。「文法大好き!」くらいな訳で妥当でしょうか??)という、フランス語で書かれたフランス語の文法書です。50ページですべてがわかる!的に煽られているけれど、本の最後は63ページ。でも巻末の設問を除けば46ページ。……細かいツッコミはともかく、何にせよ薄い小さな本です。

          語学文法書の対訳本を作ってほしい、という思い付き

          指の傷痕と、首肩の張り感

           以前の記事で紹介させてもらったPさんの施術が無事、一段落しました。間で一度、軽いぎっくり腰っぽい状態になって来られ、これは、膝の施術の続きで改善。そして先日は、8年前、一番最初に来院された時からの症状だった首肩の張り感が(軽くはなったものの)やっぱり残っている、とのことで来られました。  大まかに言うと、自覚症状の出る部位と私が施術すべき部位との間には明確な〈関連の傾向〉というか一定のパターンがあります。症状がここに出ているのなら、いま私が施術すべき問題はあそこかも、の見

          指の傷痕と、首肩の張り感

          今年の冬にわかったこと

           今年の冬にわかったことの一つは、冬でも除湿シートは有効だ!ということでした。  夏の間、寝汗取りに大活躍していた除湿シートですが、冬に使っても快適でした。冬は、防寒のためにしっかり布団にくるまって寝ていますが、そうすると意外に布団内湿度が上がってしまう。これでは確実に布団が湿気っぽくなるなあ、と思って除湿シートを敷いてみたら、睡眠中もほど良く脱湿してくれて、良い塩梅でした。来年も忘れず使おうと思います。  わかったことのもう一つは、肌が乾燥するのには、筋肉の働きが低下して

          今年の冬にわかったこと

          中島敦の『李陵・山月記』を再読。というか三読か四読してますが、何度読んでも沁みる。文章に打たれ・人物造形に打たれ・物語に打たれる。33歳での逝去はあまりに惜しい。この若さで少数精鋭の傑作揃いなのはもちろんすごいけれど、老いて後の傑作や、普通の駄作・凡作でさえ読んでみたかった……。

          中島敦の『李陵・山月記』を再読。というか三読か四読してますが、何度読んでも沁みる。文章に打たれ・人物造形に打たれ・物語に打たれる。33歳での逝去はあまりに惜しい。この若さで少数精鋭の傑作揃いなのはもちろんすごいけれど、老いて後の傑作や、普通の駄作・凡作でさえ読んでみたかった……。

          業務連絡です。誠に勝手ですが、4月20日(土)は全日、翌21日(日)は午前中を休みにします。どうぞよろしくご了承ください。

          業務連絡です。誠に勝手ですが、4月20日(土)は全日、翌21日(日)は午前中を休みにします。どうぞよろしくご了承ください。

          眠りと痛みのタイミング

           Pさんは、睡眠の不調でお困りのお客さんです。  入眠はわりと簡単で、布団に入れば30分以内にはぐっすり深く寝入っている。ところが3時間ほどで目が覚めて、そこからは胃が痛くて眠れない。結局、毎晩、まとまって眠れるのは3時間程度、という日々を過ごしておられます。  もちろん睡眠状態がそれですから他にも不調はいろいろおありで、その辺りのことはもうちょっと改善してから記録しておきたいと思っていますが、今回は、そのPさんからお聞きした眠りと痛みのタイミングについて書いておきます。

          眠りと痛みのタイミング

          神経の勉強、一段落、か?

           神経の勉強、ということで図書館で本をいくつかと雑誌「BRAIN and NERVE」の2018年以降を調べてきました。で、「BRAIN and NERVE」2022年3月号の「レヴィ小体病の自律神経障害」という中村友彦さんの記事で、望んでいた記述を見つけました。  引用ではないですが、レヴィ小体病は〈パーキンソン病〉、〈レヴィ小体型認知症〉、〈レヴィ小体を伴う純粋自律神経不全症〉を含む概念で、それぞれがオーバーラップしているものの、〈レヴィ小体を伴う純粋自律神経不全症〉は長

          神経の勉強、一段落、か?

          日本語で考える生成AIの名前がイライザさん。みちざねくんとかたいしさんじゃないのだな、そうならおもしろかったのになーと、無責任に思う。日本語でも英語でも、差し当たり生成AIを使う予定はないので、ホントに無責任かつ無関係な感想ですが。

          日本語で考える生成AIの名前がイライザさん。みちざねくんとかたいしさんじゃないのだな、そうならおもしろかったのになーと、無責任に思う。日本語でも英語でも、差し当たり生成AIを使う予定はないので、ホントに無責任かつ無関係な感想ですが。