sakoron

好きなことを書いたり描いたり。

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  • とりとめのない日々と私。(300字以内の日記)

    300字以内で日々を綴る。

  • 映画感想

  • お茶とわたし。

    アフタヌーンティーや喫茶店で印象に残ったこと。

  • Museum Stories

    博物館や美術館に関するエッセイ。(2,000字以内)

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    イラストと読書感想(原稿用紙1枚以内)を載せた記事です。

最近の記事

とりとめ日記(148)緑、翠、碧、ミドリ

四月某日。国立科学博物館附属自然教育園を歩いた。とにかく人気のない場所に身を置きたい気持ちからだ。 年度があらたまり人事異動の混乱や人手不足による業務量増悪で、私の中の対人間耐用機能がキャパシティオーバーを迎えた。私は他人と関わることがものすごく苦手で疲れるのだ。 人気にあてられた時は、森だ。大小様々な樹木、多種多様な形の葉、色とりどりの花の中に身を置いて、ちっぽけな自分を俯瞰する。若芽をぼんやり眺めて、この芽が大木となる時には、私も、悩みのタネも綺麗さっぱり地上からなくなっ

    • とりとめ日記(147)汚部屋、脱出!

      四月某日。毎日モノを五つずつ捨てている。三月末日の自室は、床にモノが何もなく、机の上も作業するユトリができ、クローゼットには着る服だけが収納されている状態にした。 昨年11月に決めてコツコツ物を捨てまくり、使うものだけを仕舞い続け、部屋の機能か爆上がりした。使いやすさや過ごしやすさが半端ない。 ブルーノのランタンもドヤ顔で光っている。やればできるじゃないかとにまにましてしまう。 年度末と新年度のあれこれですっかり遅刻してしまったが、ひとまず汚部屋は脱出できたので、休戦にする。

      • とりとめ日記(146)トレンドはヘソだし

        四月某日。おそらく黄砂による刺激で花粉症が悪化し、職場と自宅を往復するだけのロボットと化した。やっときた休日に春ファッションをしても、サングラスとKN95で変質者感が強い。周りはマスクを外して清々しく過ごしているのに、不条理を感じる。KN95でやっと常人の呼吸ができるようになったので、外さないけど。 ユニクロとGUをうろうろしたら、短いトップスだらけだった。不思議に思いながら他のブランドに行くと、やはりどこも短い。道ゆく乙女たちを見て合点がいった。おへそを出すのが流行りだから

        • とりとめ日記(145)イライラと憂鬱

          四月某日。体調不良で早退した。新しい環境にうまく適応できない。むしろこの天気で寝る前と起きた後にヨガをやっているだけでえらい。 生理前ということもあり、かなり殺意が高まっている。些細なことで苛つくし、自分本位な振る舞いをしてしまう。そして泣く。 切実に、新年度を秋にしてほしい。メンタルもフィジカルもぼろぼろである。わざわざ調子の崩しやすい春に新年度をやる意味はなんだろう。

        とりとめ日記(148)緑、翠、碧、ミドリ

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          とりとめ日記(144)常春と花冷えに踊らされ

          四月某日。半袖にジャケットを羽織り、新年度を迎えた。なんとか乗り切り迎えた週末、ダウンコートに身を包んでいる。なんでやねん。 気圧はジェットコースター、気温は春と夏を行ったり来たり、自律神経は踊り狂う。パニック発作や目眩の予兆を感じまくりつつも、乗り切った。満点の走り出しだ。 四月の仕事は、とにかく柳に風で受け流すこと。あとは自分のためにゆっくり桜を見る時間を捻出したい。 新社会人の皆皆さまにおかれましては、あまり無理せず、辛い時は休んで欲しい。

          とりとめ日記(144)常春と花冷えに踊らされ

          とりとめ日記(143)ただ過ぎに過ぎるもの

          三月三十一日。今日は誕生日だ。無事に一年を過ごせたことに安堵する。世界に目を向けると、疫病、天災、戦争と理不尽なことがまかり通っていて、息継ぎする暇もない。いつからか、老いることを嘆かなくなった。今日は、なんとか生き抜いている自分を褒め称える日になっている。 よく頑張った。これからまた、無理せずコツコツやっていこう。

          とりとめ日記(143)ただ過ぎに過ぎるもの

          とりとめ日記(142)出でよ、シュロぼうき!

          三月某日。部屋のこまかなゴミやホコリが気になる。掃除機で吸うほどではないが、目についたら古い布でさっとふく。 部屋を片付ける前は、汚部屋に掃除機をかけるために物を移動させなくてはならず、面倒がってホコリと共存していた。花粉やハウスダストのアレルギーを抱えているくせに、何というズボラぶり。 部屋を綺麗なまま維持したい! 飾れて機能性も高いほうきとちりとりがほしい! と考えて、前から気になっていたシュロぼうきなるものを購入した。 これならインテリアにもなるし、ささっと掃除ができる

          とりとめ日記(142)出でよ、シュロぼうき!

          とりとめ日記(141)モノに振り回されない

          三月某日。春ものアイテムに対する物欲がおさまらない自分を戒めるため、3階に上がった。 そこには年末に【とりあえず保留】に分類した衣類、文具、書籍で溢れている。これらをどう処理するか、一気にげんなりした気分になる。物を増やせば増やすだけ、自分が振り回される。そんな人生はいやだ。 自室には【使うもの】しか置かない。私が紙書籍を増やす生活を望むのなら、衣類と文具の衝動買いは抑え、更に減らさなくてはならない。 今日はノートや手帳の在庫を目に焼き付けて終わりにする。あと五年は買わなくて

          とりとめ日記(141)モノに振り回されない

          とりとめ日記(140)自分のいびきで、目が覚めた

          三月某日。突然猪の鳴き声が鼓膜を攻撃した。強制的に意識が覚醒し、飛び起きた。時間をみると、朝の四時だ。猪はどこにもおらず、口が渇き鼻が詰まっている。わたしは悟った。 猪の鳴き声は、自分のいびきだったことを。 あまりのショックで数日へこんだ。日記を更新するのも憚られるほど。なんて醜いいびきだろうと。 新年度から直属の上司が代わり、環境もあらたまる。加えて花粉症はおさまらず、気圧も気温も落ち着かない。一過性のものだと思いたい。 なるべく仰向きで寝るのはよそう。

          とりとめ日記(140)自分のいびきで、目が覚めた

          とりとめ日記(139)使うものをしまう生活

          三月某日。今部屋にある家具は、机、椅子、ベッド、キャビネットワゴン(取手が壊れている)だ。小学生から使ってきた椅子は、今月中に粗大ゴミに出すことが決まっている。当初は三月の誕生日に、IKEAの家具を導入しようと考えていたのだが、全てを買い換える必要もないかという心境になりはじめている。 この数ヶ月間、自分の行動パターンを観察してきて、自室の机は一時的に物を置く場所になっていると気付いたからだ。創作活動はリビングか、カフェか、図書館で行っていて、自室の机に向かうことがない。 一

          とりとめ日記(139)使うものをしまう生活

          とりとめ日記(138)さくら色のポーチ

          三月某日。無印でナイロンコンパクトポーチ(ピンク)を買った。リップとハンドクリーム、コームなどをいれている。持ち運びしやすく、どんなバッグにも入れやすく、パーフェクトだ。これを持って化粧室に行くと、気分が春めく。 四月が近付くと、薄紅色を身につけたり持ち歩いたりしたくなる。桜が咲くからだ。GUでも薄紅色のシャツとスカートを買ってウキウキしている。もちろん、シャツとボトムスを捨て、状態の良さそうなものは売り払った。 床に何も置かない状態をキープできていると、新しく買っても、手放

          とりとめ日記(138)さくら色のポーチ

          とりとめ日記(137)すゑのまつやま、

          三月十一日に、職場で黙祷をした。毎年黙祷を捧げているが、未だにあの日の恐怖と絶望は遠ざかってくれない。私自身は関東にいて、大した被害を受けなかったにも関わらず、だ。 当時のニュース映像や、震災ドラマも見ることができない。津波の映像をうっかり見ないよう、昨日はTVをつけず、ipadで大河ドラマをみた。 とある新聞で、震災を機に被災地から石川県に移住し、教師になった若い女性の記事があった。彼女は能登半島地震を経験した子ども達に今できることを具体的に行なっていた。心の底から尊敬し、

          とりとめ日記(137)すゑのまつやま、

          とりとめ日記(136)ファーストキッスは突然に

          三月某日。大河ドラマ『光る君へ』第十話「月夜の陰謀」をみた。三郎とまひろが真の逢瀬を遂げた回でもあるので、裏タイトルは「月下の契り」といったところか。 私はBSを正座で観て、本放送でTwitterを眺めながら鑑賞する。情熱的なヴェーゼから、狩衣と袿を床に散らした男女――。NHKによる渾身のエロティック場面が非常に美しかった。闇の中に映える色、光の彩り、何回見ても固唾をのんでしまう。 柄本さんと吉高さんの色気にあてられ、ひょええと呻きながら巻き戻しと再生ボタンを押すのが止まらな

          とりとめ日記(136)ファーストキッスは突然に

          とりとめ日記(135)とりあえず置いとこうはキケン

          三月某日。服を売ったり捨てたり買ったりした。爆買いをしないだけマシと唱えながら、だいぶ減ってきた衣類を見下ろす。 いや、多いな!? 特にプリーツスカート! 十二色揃えて虹でも描くつもりか!? 私はかさねの色目やインクなど、好きな色があると無意識にコレクションしてしまう。いわゆる色オタクだ。うんわかるよ。でもスカートは減らそう。(言い聞かせ) 最近電動自転車を導入したので、ズボンを選ぶことが増えた。プリーツスカートは巻き込み事故が怖くて避けてしまう。プリーツスカートを履くのは、

          とりとめ日記(135)とりあえず置いとこうはキケン

          とりとめ日記(134)はじめてのインスタ

          三月某日。インスタアカウントを作った。大河ドラマの写真が見たかったからだ。 第一印象、目に飛び込んでくる情報量が多い! 旧Twitterは文字だけれど、こちらは画像や動画だ。みんな当たり前のように顔を晒していておどろいてしまう。もしかしたら彼ら・彼女たちは〇〇tuberで、顔を出して情報発信をする生業なのかもしれない。知らないことがたくさんあるなぁ。 私は高校生まで学校に携帯を持ってこなかった。(学校側が携帯所持を禁止していた最後の世代なのである!)今の若い子は昼休みにいじる

          とりとめ日記(134)はじめてのインスタ

          とりとめ日記(133)頭痛が、いたい

          三月某日。花粉かストレスか寒暖差かジェットストリーム気圧か原因は定かではないが、尋常ではない頭痛と胃痛と腰痛に襲われた。 もともと偏頭痛持ちで、頓服でロキソニンを飲んでいる。一日に3錠のむのは生理三日間だけと決めているのだが、二月下旬からそのルールを守れていなかったように思う。どの薬も過ぎれば毒になるのだ。 倒れるほどでないため、薬をやめた。代わりにちょこまか動いたりチョコレートを控えたりしてみた。三日間ぐらい薬を飲まずにいたら、なんぼかマシになり安堵している。 薬で解決しよ

          とりとめ日記(133)頭痛が、いたい