とりとめ日記(136)ファーストキッスは突然に

三月某日。大河ドラマ『光る君へ』第十話「月夜の陰謀」をみた。三郎とまひろが真の逢瀬を遂げた回でもあるので、裏タイトルは「月下の契り」といったところか。
私はBSを正座で観て、本放送でTwitterを眺めながら鑑賞する。情熱的なヴェーゼから、狩衣と袿を床に散らした男女――。NHKによる渾身のエロティック場面が非常に美しかった。闇の中に映える色、光の彩り、何回見ても固唾をのんでしまう。
柄本さんと吉高さんの色気にあてられ、ひょええと呻きながら巻き戻しと再生ボタンを押すのが止まらない。
私が欲望のままに巻き戻しと再生をするせいで、我が家のオンボロTVは壊滅寸前だ。そろそろ買わなきゃなあ。再生、と。

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