とりとめ日記(140)自分のいびきで、目が覚めた

三月某日。突然猪の鳴き声が鼓膜を攻撃した。強制的に意識が覚醒し、飛び起きた。時間をみると、朝の四時だ。猪はどこにもおらず、口が渇き鼻が詰まっている。わたしは悟った。
猪の鳴き声は、自分のいびきだったことを。
あまりのショックで数日へこんだ。日記を更新するのも憚られるほど。なんて醜いいびきだろうと。
新年度から直属の上司が代わり、環境もあらたまる。加えて花粉症はおさまらず、気圧も気温も落ち着かない。一過性のものだと思いたい。
なるべく仰向きで寝るのはよそう。

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