浄土複合

さっぽろアートステージ2021 シンクスクール卒業生選抜展「苗穂4人展」始まっています!

シンクスクール制作コース卒業の新進作家4名の作品をさっぽろアートステージの出張シンクスクールの一環として展示しています。4人の作家たちは苗穂の共同スタジオ「naebono art studio」と「0地点」に入居、意欲的に制作活動を続けています。この機会にぜひご覧ください。 <参加作家>(五十音順) 石田大祐/ISHIDA Daisuke 小里純子/KOSATO Junko 田口 虹太/TAGUCHI Kota 鷲尾幸輝/WASHIO Koki 会期|11月6日(

11月19日「書くこと、造形すること——アートを言葉にする方法」オンラインレクチャーを開催致します!【アートステージ2021-出張Think School-】

今年もアートステージ2021にて「出張Think School」を開催致します! (過去の出張Think Schoolの様子はこちら) 今回はシンクスクール編集部企画、「書くこと、造形すること——アートを言葉にする方法」と題して作家活動をされながら批評誌などで執筆を手がけている池田剛介さんを講師にお招きします! ご自身の活動やレビューの書き方についてお話しいただき、作ることと書くことの関連性にも触れながら、アートの経験を言葉にするための方法について、浄土複合スクールで

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声なき声に身体を投じて——ホー・ツーニェン 「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」展レビュー

各務文歌 声が響く。かつての子供らの学び舎に。声は響く。「彼ら」の思念を召喚せんとふるまいながら。風の吹き抜ける渡り廊下、青空を抱く映写幕、紅葉綾なす庭をのぞみ、覗き込めば果てなき奈落へとつながる、煉獄の回廊へと。 シンガポール出身のアーティスト、ホー・ツーニェンの個展「ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声」。今春、作家が山口情報芸術センター[YCAM]とのコラボレーションで制作・発表した本作は、日中戦争を経て太平洋戦争へと進みゆく1930〜40年代の日本を舞台に、東洋思想

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網膜的快楽の過剰 ——「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island―あなたの眼は私の島―」展レビュー

yominokuni アト・ド・フリース『イメージ・シンボル辞典』によれば、「島」には幾つかの興味深い意味があるという。「失われた楽園」、「未知のものへの挑戦」「孤立や孤独」、「周囲の卑俗さからの避難」…。それでは「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island―あなたの眼は私の島―」展はいかなる意味を表す場と言えるだろう。 ビデオ映像を中心に展示を構成するリストの島々は、分厚い黒の垂れ幕とマットに覆われて暗い。音と光を吸う暗闇に覆われた空間は、一体どこ

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非没入の映像体験——「Viva Video! 久保田成子展」レビュー

水上 瑞咲 ヴィデオ・アートのパイオニアである久保田成子の作品は、「非没入的である」という点で現代の映像体験とは異なる志向を持つ。それは70年代に彼女が出会ったヴィデオという媒体が技術的に途上であったために現代の映像と比べてリアリティに欠けるということではない。むしろ彼女の「ヴィデオ彫刻」は、鑑賞者が映像に集中することを意図的に阻害している。 《三つの山》は木のパネルが組み合わされた3つの山型の構造物で、それぞれモニターがはめ込まれている。中央に位置する四角錐の山は、その

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あかりの宇宙——「イサム・ノグチ 発見の道」展レビュー

荒川弘憲 入り口で入場券をみせ、最初の会場に向かうと、私は入り口の方までまた引き返すことになった。その会場に近づいている途中では気がつかなかった大小様々な150個もの球体の「あかり」が、顔を上げた瞬間に眼前を覆っていた。引き返したのは、突如としてあらわれ、私をやわらかな光で包んだこの星団を、対象に置ける距離にまで遠ざけねばならなかったからだ。 本展の第一章は「彫刻の宇宙」と題されている。私が入り口でみた「あかり」の星団はここにあった。第二章は「かろみの世界」、第三章は「石

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ヴィデオ彫刻に宿るエラーと歪み——「Viva Video! 久保田成子展」レビュー

八田 智大 久保田成子の作家性を特徴づけることになった「ヴィデオ彫刻」は《ヴィデオ・ポエム》に始まる。寝袋然とした赤い袋が、送風機によって微弱に振動しながら膨れ上がり、ジッパーの破れ目から覗く小さなブラウン管には、口を開閉させる久保田の姿が映る。膨れ上がりながらも半開きになった赤い袋は、どこか無防備な唇を思わせる。「口腔内」から無音のメッセージが映し出されるその背後には、詩が掲げられている。それは「V」で頭韻を踏みながら、ヴィデオと女性の勝利を謳い、そして最後にこう結ぶ。「

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「マーク・マンダース —マーク・マンダースの不在」展レビュー

視覚イメージのノスタルジア 原田遠 -- イメージと言葉の探求、モチーフの散文的な配置(デペイズマン)、死や分断のモチーフ、作家主体の削除、架空の人格の創造、機械と生命の結合、日常品を用いたコラージュ。マーク・マンダースの創作手法はそれらの点でシュルレアリスムの文法に属している。そのような補助線を引いて、マーク・マンダースの作品を考えた時、作品の2つの傾向が注目される。 まず、日常品や新聞紙(*1)で作られたアッサンブラージュである。オランダやベルギーの現代美術に明る

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「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」展レビュー

「自然」の人工性をほどく、植物の感受性 よるのふね -- ピピロッティ・リストにおける植物のモチーフは特異な現れをする。作品随所に映し出される動的な草花のイメージと、鑑賞者の身体を弛緩させる展示空間によってみちびかれるのは、「植物的」といえる感受性ではないだろうか。 回顧展となる本展では、作家が主な媒体としてきた映像作品が中心をなしており、映像が投影される面は、壁や床、天井から、食器の並んだクロスの上《愛撫する円卓》(2017)、卵パックや充電器などの日用品の表面《ア

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ライティング・スクール第二期 受講生座談会

——今日は『Jodo Journal』入稿作業を終えたばかりの浄土複合ライティング・スクール第二期受講生のみなさんに集まっていただきました。それぞれ自己紹介と、受講の理由やきっかけを教えてください。 八坂百恵 普段は映画館で働いています。大学生時代は芸術学を学んでいました。受講した理由は、学生時代に所属していたゼミの指導教員が仰った「作品について書くことは、言葉を尽くして作品を守ることです」という言葉がずっと心の中にあり、作品について書くことをもう一度やりたかったからです。

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