冒険小説

本キチの自慢話

本書60ページの二つ目のエピソード「単数にして複数の存在」に、早川量子と富士見延流の次のようなやりとりがある。 延流『古本屋さんで可哀相とか言って毎回同じ本を救出するのをやめれば、(部屋が)もっとすっきりすると思いますよ』 量子『いいんだよ。別個に存在している以上、それはもう別の本…

"バンヤンの広場” 本で再会そして追い風

今回お寄せくださった”追体験”は著者で心理療法家アキラと この本で『再会』された読者からです ”追体験”その5 ・・・「奧村哲朗」さん・・・ 先生ご無沙汰しています。 エディさん、貴重な体験を教えていただき、とても勇気付けられました。 私も、亡くなった大切な人から生まれたご縁で、 この…

『守護神 山科アオイ』12. 人気者

「和倉さんファンの多さに、驚いています」 女性探偵・世津奈が、和倉に微笑みかける。 「ビジネスホテルに来た殺し屋三人。ビジネスホテルからクルマで尾行してきた連中。それから、産業スパイの、なんて言ったっけ?」と、アオイ。 「香坂直美」と、男性探偵・コータローが補う。 「そうそう、香坂直…

読書記録~極限の冒険、助けを求めて~

皆さんは飛行機に乗っているだろうか? 自分が最後に乗ったのは16年位前、沖縄に行った時だろうか? 初めて飛行機に乗った時は、少しの揺れでもちょっと怖いなーと思ってしまったものだ。 さて、飛行機で事故に合う確率を調べてみた アメリカの国家運輸安全委員会 (NTSB) の行った調査では、航空機…

Vita Sexualis(性の目覚め) @Detective boy(少年探偵…

Episode α  父と母の謎  良雄くんが10歳のお誕生日を終えた日のことでした。 良雄くんはお父様とお母様に、10歳の誕生日を祝ってもらい、 初めて本格的な「地球儀」というものをプレゼントされたのです。   良雄くんは、うれしくってたまらず、 しばらくそれを眺めて過ごしていたのです。 良雄…

『守護神 山科アオイ』5.狂気の技術者

  アオイと幸田から「マッド・エンジニアに戻っている」と指摘された慧子には、自覚があった。  アオイを人間兵器に改造するまでの慧子は、技術者としての腕を振るうことにしか関心がなかった。その本質が二年かそこらで根本的に変わることはない。 ――だから、私には、アオイをマシンとして見てし…

『守護神 山科アオイ』4.人間兵器

 ホテルの裏手。車体側面に「リネンサービス・アオキ」と描かれた一台の白い商用バンが停まっている。慧子は周りに人の目がないのを確かめアオイを助手席に乗り込ませる。アオイは助手席とウォークスルーでつながっている荷室に移動し、つづいて慧子も乗り込んでくる。  荷室には両側の側面にそって…