見出し画像

「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作の「夏のピルグリム」が7月18日に刊行

夏のピルグリム」の刊行が決まりました。ポプラ社より7月18日に発売されます。
夏のピルグリム」は「第12回ポプラ社小説新人賞」の奨励賞をいただいた作品です。著者初の単行本形式の書籍になります。
受賞してから1年半、ずっと改稿・修正を続けて完成させました。ここまで時間をかけてひとつの作品に向き合ったのは初めての経験です。
善い作品になったと思います。ぜひ多くの人に読んでいただきたいです。

「夏のピルグリム」7月18日発売

表紙はイラストレーターのKUさんに描いていただきました。デザイナーは岡本歌織さんです。ちょっと幻想的で切ない感じが物語の雰囲気にとてもよくマッチしています。読み終わったあとで、もう一度表紙の絵をじっくり観ていただくと、新たな発見があるかもしれません。
手に取ってみると、装丁の素晴らしさがよりわかると思います。

ネタバレしないように説明すると、「夏のピルグリム」は、中学生の女の子である夏子が旅を通じて成長していく物語です。心に傷を抱えた夏子が全国各地で様々な人に出会い、新たな体験をすることで回復していきます。
中学生が主人公ですので中高生が読んでも面白いと思いますし、その年代の子を持つ親御さん、その時代を過ぎて大人になったすべての人に自信をもってお届けできます。

タイトルの「ピルグリム」という言葉は聞きなれないかもしれません。「巡礼者」という意味で、元々は「異邦人」とか「放浪者」という意味だったそうです。
「ピルグリムファーザー」は、弾圧を逃れてメイフラワー号でアメリカ大陸に渡った清教徒たち(ピューリタン)を指す用語です。ピューリタンたちはアメリカ大陸で理想の世界を作ろうと大西洋を渡り、超大国アメリカ合衆国の始祖になりました(善悪は別として)。
夏のピルグリム」とは、傷ついた夏子が目的のために旅するひと夏の巡礼を指します。

この記事に詳しくあるとおり、僕は中学の頃から小説家になることを夢見てきて、昨年商業デビューすることができました。
夏のピルグリム」は、僕にとって二冊目の書籍であり、初の単行本形式の小説になります。賞をいただいた作品でもあるので、思い入れも深く、この1年半は作品の完成に全力を注いできました。

傷ついている人も、そうでない人も、夏子と一緒にひと夏の巡礼の旅に出かけてみませんか?

著者初の単行本形式の小説「夏のピルグリム」がポプラ社より7月18日に刊行されます。「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作です。よろしかったら予約してください。善い物語です!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?