わくわくする、が人生の決め手
その人の書いたもの読みたさに雑誌を手に取らせる連載というのがいくつかあって、私にとっては、時折、タイトルを変えながら「サンデー毎日」で30年以上続いている、中野翠さんの「満月雑記帳」だ。
その中野さんが、フリーランスのライターとなり、コラムニストになるまでをつづったのが本書で、半自叙伝でもあり、1969年以降の雑誌のクロニクルとしても読める。小説誌に連載中から、わ
『文藝春秋』で「人声天語」を連載していた坪内祐三さんが、2020年1月13日、お亡くなりになりました。遺稿となった本誌2月号に掲載された文章は、ちょうど200回目でした。連載開始時から挿絵を担当してきた中野翠さんが、坪内さんへの想いを綴ります。/文・イラストレーション=中野翠
坪内さん
「坪内祐三さんが亡くなりました」―。毎日新聞社のMさんからの電話に、私は、声を失った。嘘でしょ、そんなはずな
ネットで子育てを発表しているだけ、そんだけ暇なんだね、という悪意な人も居るし、そう突っ込んでくる人もこういう記事を読めば出てくるのだけど、実際にもっと忙しい人とかいうのは更新もしていないだろう、
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