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【映画日記】世界の終わりってこういう始まりなのかもしれない『終わらない週末』/年末のお楽しみ本

2023年12月17日

配信前から豪華&好きキャストに期待の映画『終わらない週末』(Netflix)を見た。ザックリいうと世界の終末に直面するお話。”週末”じゃなくて”終末”です。

ちょっとエキセントリックな妻にジュリア・ロバーツその夫にイーサン・ホーク。今どき若者の息子とだいぶ怪しい娘の4人家族。この一家が余暇を過ごそう訪れたレンタルハウスで様々な怪奇現象に遭遇する。始まりはビーチに乗り上げてくる大型タンカー。ネットもつながらずTVも映らない。そんな中この家の持ち主ですと言って現れる父娘(父、マハーシャラ・アリ)。飛行機が墜落し、自動運転の自動車(テスラ?)が暴走し、野生動物が襲来しー。

シャマランの『サイン』っぽい。レンタルハウスのホラーといえばケヴィン・ベーコンの『レフト -恐怖物件-』も思い出す。そのベーコンが本作でも重要人物として登場。「北朝鮮と中国の仕業だ」には、スクート・マクネイリーが出演したB級映画『インベージョン・デイ -合衆国陥落の日-』も思い出した。

世界の終末ものはこれまでにもたくさん作られているけれど、サイバー攻撃で崩壊していく世界や陰謀論で分断される社会の捉え方が見どころ。現実社会でのイスラエルを支援し国連の停戦決議にも拒否権を行使したアメリカに対する批判とも相まって「この世界の終わりってこういうことから始まるのかな」とゾッとした。ラストもゾッとしてニヤッとした。

そうそう、大事なことを書き忘れるとこだった。このジュリア・ロバーツはいいよ。かつてはどう見ても華やかな見た目が悪さして「ジュリア・ロバーツだから許されるものの、いや、どうよ?」と私には不評だった作品の多いジュリアさん。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』についてはこちらの日記でお小言発動。

ヒット作のコレも。

ロマコメなので多めに見たいところですが。

本作の「人間嫌い」を公言する神経質な役どころがこんなにハマるとは。
イーサンもベーコンも若い頃より今のほうが断然イイ。アリはいつもイイ。


話は変わって年末恒例のお楽しみ、中野翠さんのコラム集が届いた。

22年の10月に見開き2ページから1ページに減ってしまった「サンデー毎日」のコラム「徒然雑記帳」。 年末の書籍化はどうなるんだろう、薄っすいのかな、と勝手に心配していたけれど、「ゆうゆう」(主婦の友社)の「シネマ・コラム」が併録されていて、いつも以上に映画の話題がたっぷり。これは嬉しい。

今年もあと2週間。たいしたことは何もしなかった1年だけれど、どうか穏やかな年の瀬を迎えられますように。



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