ワンダーウォール劇場版

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「監督以前⑤」(須藤蓮③)~【連載/逆光の乱反射vol.20】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そんな人生最悪の時期に出会ったのが『ワンダーウォール』だった。 今でも憶えている。オーディションのときのあの光景。目の前にはその後、僕に大きな影響を与えることになる人たちがズラリと顔を揃えていた。監督の前田悠希、制作統括の寺岡環、そして脚本家・渡辺

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「脚本家の頭の中②」(渡辺あや①)【連載/逆光の乱反射vol.10】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ そう、今回に関しては私の中でもう迷うという段階ではなくて……それ以前に30代後半の頃、ものづくりに関しては一度迷った時期があったんです。 実は『逆光』以前にもあった渡辺の自主映画トライアル。30代後半いうと『ジョゼと虎と魚たち』でデビューした後で、

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「広島初日」(@横川シネマ 2021.7.22)~【連載/逆光の乱反射vol.9】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 尾道での上映開始から5日後、広島は横川シネマで映画『逆光』が封切られた。この日は14:00と18:40の2回上映が行われ、その両方で須藤蓮と渡辺あやが舞台挨拶に立ったが、夕方の回の挨拶で渡辺はしみじみとこう話した。 今日が終わって初めて初日を迎えた

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「脚本家の頭の中①」(渡辺あや①)【連載/逆光の乱反射vol.8】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 映画『逆光』を巡る物語の見どころは、なんといっても監督・主演を務める須藤蓮と脚本の渡辺あや、この2人のキャラクターの妙にある。かたやヤンチャざかりの24歳と、かたや日本を代表する脚本家。一見デコボコに見える2人が同じ志の下、タッグを組んで、バディ

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「公開スタート」(@シネマ尾道 2021.7.17)~【連載/逆光の乱反射vol.7】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 須藤蓮は泣いていた。 ドアの向こうでは11時25分にはじまった映画『逆光』初回の一般上映が終わろうとしていた。須藤は渡辺あやと、シネマ尾道の支配人である河本清順と一緒に劇場の廊下の椅子に座っていた。場内からは映画のラストを飾る大友良英の音楽が流れて

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「公開3ヶ月前②」(須藤蓮②)~【連載/逆光の乱反射vol.5】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 今から映画公開まで3ヶ月……3ヶ月もあれば広島に200人友達作れるし、その200人が全員劇場に足を運んだら横シネは3日間満員になりますよね? それが役者にできなくて監督にできることなんです。血みどろになって「俺の映画を見に来てくれ!」って言える。やは

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「公開3ヶ月前①」(須藤蓮②)~【連載/逆光の乱反射vol.4】

『逆光の乱反射』は映画『逆光』の配給活動が巻き起こす波紋をレポートする、ドキュメント連載企画です。広島在住のライター・小説家の清水浩司が不定期に書いていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 最初の出会いから1ヶ月、次に須藤蓮と会ったのは4月20日のことだった。 ただその間、広島での配給に関するオンライン会議には顔を出していたので、正確に言えばまったく会っていないわけではない。だが彼にとって2度目の来広となるこの日、待ち合わせ場所の横川シ

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2020年ベストムービーについて    ~その3~【5位~1位】

さぁ~2020年のベスト11ムービーも今回の紹介で最後! ベストファイブいきますよ~ 5位「ワンダーウォール」2020年 日本 前田悠希監督 この映画は上半期ベスト回から落ちませんでしたね~。盤石の5位といったところ。今年は日本映画の好きなのが多かったなぁ、嬉しいなぁ。 ワンダーウォールはNHKのテレビドラマから始まって映画化されたもの。京都大学の寮を舞台に、その寮を取り壊したい大学側と住み続けたい大学生の対立が描かれる。こう書くと固くてなんも起きそうにないけれど、ツ

夜な夜なラジオ 映画部「2020年上半期ベスト14映画回 第9夜」 夜3「ワンダーウォール」 足3「フォードvsフェラーリ」

2020年の上半期で観た映画を総ざらえ! 二人が2020年にみた、ガチで面白かった映画をそれぞれ14本紹介~♪ お楽しみに~♪

ドラマ日記『今ここにある危機とぼくの好感度について』(第0話)

朝ドラ史上、最高傑作はどれか?という議論はよくあります。2000年以降であれば、『ちゅらさん』(2001年)、『ちりとてちん』(2007年)、『あまちゃん』(2013年)、『あさが来た』(2015年)などが挙がりがちですが、『カーネーション』(2011年)を推す人も多いようです。 脚本を書いた渡辺あやさんは、普段は島根県在住で主婦をしているということもあり寡作。しかし、担当した『ジョゼと虎と魚たち』(2003年)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)、『天然コケッコー』(2

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