夜な夜な文庫

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ここでは映画の話などを書きます。 「夜な夜なラジオ」という映画に関するラジオをやっています。 https://note.com/yonayona_radio

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新たなラジオチャンネル「Ordinary People」について

これまでの夜な夜なラジオは、足下研さんと自分でとにかく映画の話をし倒す「夜な夜なラジオ映画部」を中心として公開してきました。 しかしながら、ここ数年ずっと温めていて、ようやく重い腰をあげてよっこらせと作った新しいチャンネルが、「Ordinary People」というものです。 結構思い入れのある新たな番組が、この週末から、ラジオアカウントのほうで始まりますので、一体どんなチャンネルなのか、紹介していきます。 どんなチャンネル? 「Ordinary People」は、私が

    • おいしい歳時(8月)

      拝啓 甘木 様  8月です。夏が来ました。  と、書き出して、出遅れて残暑の季節になりました。  「熱中症に注意」、「暑い嫌だ暑い早く秋が来てほしい」、なんて悪く言われがちな夏ですが、自分は中高水泳部で夏には外で毎日泳いでいたので、今でも夏になると身体が元気になって泳ぎたくなります。夏、というと昔なじみの気のいいやつ、といった印象です。もしかすると前世は河童だったのかもしれません。今でも週一ぐらいで泳いでいますが、身体が乾くと体調が悪くなるようです。やっぱり前世は河童な

      • 映画館より愛をこめて vol.4 ~日常とは特定のある人達にとっては日常であれど他所の人達にとっては非日常であること~

        腰がだいぶよくなりました。 ヘルニアの痛み自体は少し残っているものの、日常動作に不具合は少なく、何より、大好きな運動も少しずつ日常に戻ってきました。  ・毎日の体幹トレーニング(25分程度)  ・30分のジョギング+15分のウォーキング(週一)  ・40分の軽いダンベル等による全身筋トレ+ジョギング10分(週一)  ・45分程度の軽いスイム、背泳ぎとクロールのみ(週一) 自分の身体が少しずつ戻ってきているのがわかります。 やばい、楽しい。 身体を動かせる幸せハンパない。

        • 映画館より愛をこめて vol.3 ~青春とは大いに悩んでいる状態を指すのであれば大いに悩んでいる人はいまだに青春真っただ中であるはずなので多くの人は今も青春~

             今年はなんだか、山下敦弘監督の作品に縁があるようで。というか最近活躍しすぎじゃない?なにかっていうとでてこない?ヘルニアで腰を痛めてひいひい言うてる間にもこんな文章書いてました。   書きましたけれども、「カラオケ行こ!」はほんとによかったなぁ。 みました??ねぇ、みました?? ねぇ、よかったですね~ で、映画館でやってました、今日のご報告はこちら。 水深ゼロメートルから  「アルプススタンドのはしの方」から第2弾の、高校演劇の映画化。監督は青春映画の名手の

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        • 映画館より愛をこめて vol.4 ~日常とは特定のある人達にとっては日常であれど他所の人達にとっては非日常であること~

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          映画館より愛をこめて vol.2 ~幸福、或いは映画による幸福、或いは映画館でみる映画による幸福~

          アニャ・テイラー=ジョイ、が気になって仕方がない。 面白い、あるいは、面白そうな映画やドラマの此処其処に顔を出している。アニャ・テイラー=ジョイ。 嗚呼、アニャ・テイラー=ジョイ。 名前としては、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン、ぐらい言ってみたい。 ちなみにどちらの女優も近年最も気になる人たちだ。 クイーンズギャンビット これどうでしょうか。 ネットフリックスでおすすめには上がってきたけれども、なかなか見るに至っていないという人が多いかもしれない、んですが、めっ

          映画館より愛をこめて vol.2 ~幸福、或いは映画による幸福、或いは映画館でみる映画による幸福~

          映画館より愛をこめて vol.1 ~映画館に行ける幸福~

          ウォーキングの許可が出て、ついに2時間座ってられる身体になりました。 感動が止まりません。 いきなり何言ってんだよ、知らねえよ、という方いらっしゃるでしょう。 ヘルニアを患ってサブスク映画を心の糧に生きていた人間の日記「映画館にいけないすべての者たちへ ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~」を未読の方は以下からどうぞ。 ヘルニアヘルニアいうててもね! 人生仕方ないですから! 映画館っていいですね! さて、記念すべきヘルニア復活記念作品はこちら! 悪は存在しない 映

          映画館より愛をこめて vol.1 ~映画館に行ける幸福~

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.4 最終回 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

           この映画は、すでに亡くなった作者の魂をきちんと受け取った人たちが、丁寧に作った作品だと思う。  戦争を苛烈に体験した作者は、自身の作品にも人間の業といった、マイナスの部分をたくさん落とし込んできた。また、戦争そのものを描いた作品も残している。  でも彼が作ってきたものが薄暗く辛いものばかりかといえば、そうではなく、軽妙洒脱でユーモラスなキャラクターがたくさん出てきたし、それから作者その人自身が、飄々とした好々爺といった塩梅で、そのお人柄含めて愛されていた方であったと思う。

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.4 最終回 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.3 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          ヘル・ドッグス ヘル・ボーイ ヘル・レイザー ヘル・ニア ヘル・ニアになりました。 ヘル(地獄)のニア(近く)です。 文法的には、ニア・ヘルかもしれません。 腰を痛めると何が起こるか。走れなくなるどころか、歩くことが困難になります。 歩くことが困難になるということ、すなわち、歩くスピードが遅くなります。 スピードでいうと、手押し車を押しておられるお婆さんぐらいです。 ご壮健なお婆さん・お爺さんであれば、負けます。 それぐらいヘルに近い生活を送っている昨今。 あまり

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.3 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          京都のミニシアターと昼飲み vol.2 「アップリンク京都」

          京都のミニシアターと昼飲みの最高みをお伝えする前にまず、ミニシアターと昼飲みについて、守るべき3箇条を書くこととするッッ 映画と昼飲み3箇条 その1 昼飲みとは、万事幸せなもの。 だがしかしっ、 幸せであるのは自分及び一緒に楽しんでいる仲間だけと心がけよ。 他人に迷惑かけるべからず。 その2 昼に飲めるだけでそこは天国、昼飲みを提供してくれる店に敬意を。 その3 ミニシアターでも、大型映画館でも、飲んでからは映画みるべからず。 飲んでからの映画は寝るぞ。 いびきをかく

          京都のミニシアターと昼飲み vol.2 「アップリンク京都」

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.2 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          椎間板ヘルニアになりました。 腰というのは体の要と書くとおり、痛めてしまうと生きていくのに非常に不便です。 その不便の代表が、靴下が履けない、というところです。 靴下をどのように持っても、身体の姿勢をどのように置いても、腰が痛い状況で靴下は履けません。 履かずに石田純一スタイル(分かる人はミドルエイジ)で外にでるか、恥を忍んで同居人に履かせてもらうしかありません。 大黒柱であるべき中年のおじさんが靴下を履く能力すら失うのです。 まさに唾棄すべき存在です。 運動もできないの

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.2 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          京都のミニシアターと昼飲み vol.外伝 「出町座近くの【いのうえの餃子】」

          出町座で映画をキメて、近所で昼飲みするためのnoteを過去に書いた。 結構この記事がみられているようでうれしいですが、出町座の近くには絶対に忘れてはいけない飲食店があるので、外伝として追記したい。 過去、出町座で映画を見た後に、必ず王将で昼メシや晩メシを食っていた人は多かったのではないだろうか。かつての自分は出町座の映画をみることと、近所の王将でメシを食うことがセットであり、山盛りの白米を頬張っては「あぁ、ここの定食は最強だなぁ」と思ったものである。 その王将がなくなっ

          京都のミニシアターと昼飲み vol.外伝 「出町座近くの【いのうえの餃子】」

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.1 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          椎間板ヘルニアになりました。 冒頭、文の始まり、序破急の序、起承転結なら起、どあたまから不穏なワードから始めた。 腰椎や頸椎の椎骨と椎骨の間にはゼリー状のクッションがありそのクッションでスムーズな体の動きやショックに対する耐性などをもっているわけで、激しい運動や何か強い衝撃によってそのゼリー状のクッションが椎骨と椎骨の間から飛び出してしまう、それがヘルニアである。飛び出したクッションは背骨に通っている大きな神経に… このままヘルニア日記を書き進めてもよいけれど、とどのつま

          映画館にいけないすべての者たちへ vol.1 ~サブスクでみれる映画だけが救いの日々~

          好きな映画といい映画

          先に断っておきますが、これはラジオの宣伝文です。 宣伝文ということは、ラジオ聴いてね、ということであり、この文章読んだからにはラジオ絶対聴いてよ、絶対なんだからね。ということである。 さて、今週更新したのは、「夜な夜なラジオ映画部『2023年ベスト映画回』 第5夜」なのですが、知っている人は知っているとおり、毎年毎年飽きもせずおじさん二人は昨年一年間のベストな映画たちを選出し、勝手に発表し、勝手に狂喜乱舞もしくはその感動した気持ちをラジオという媒体に載せて好き勝手に話してい

          好きな映画といい映画

          ジェームズ・ボンド(もしくはジャッキー・チェン)とばあちゃん

           小学生の頃に、よくばあちゃんと映画に行った。父と母が喧嘩して、母が家出をするときには、自分はよく母方の実家へ一緒に逃げていたので、そういったこともあって自分はばあちゃんっ子だった。ばあちゃんの映画の好みは結構渋く、アクション映画が大好きで、007シリーズ(当時のボンドはピアース・ブロスナン)とかジャッキー・チェンの映画をよく見に行った。映画を見終えたら母が迎えに来て、近くのショッピングセンターでとんかつやパスタなんか普段食べないものをたくさん食べた。今思えば、ばあちゃんとの

          ジェームズ・ボンド(もしくはジャッキー・チェン)とばあちゃん

          台湾の歴史・民主化・白色テロ・デモetc.を話した「台湾ラジオ」について(その2)

          台湾の民主化の歴史を追ったnoteは、結構な時間をかけて今年書き終えたものですが、折よく台湾人の友達ができ、一緒に台湾のことを話すラジオを録音しました。それが、「台湾ラジオ」! そして、すでに第2夜を公開しました!最終回です~ 台湾ラジオ 最終夜  今回のラジオを通して、自分が学んだことをより深く知っている人や、当事者の方と話すことでより知識が深まるというか、もっと言うと、より現実味を帯びて話を感じることができました。  で、今回も、ラジオの中で話した後に感じたことを幾つ

          台湾の歴史・民主化・白色テロ・デモetc.を話した「台湾ラジオ」について(その2)

          台湾の歴史・民主化・白色テロ・デモetc.を話した「台湾ラジオ」について(その1)

          台湾の民主化の歴史を追ったnoteは、結構時間をかけて今年書き終えたものですが、折よく台湾人の友達ができ、一緒に台湾のことを話すラジオを録音しました。 全2回のラジオ、第1回を更新済~ 台湾ラジオ 第1夜 ラジオの中で話していることは(英語ばっかりだけど)、ラジオで聴いていただいたほうが分かりやすいし嬉しいので、こちらでは実際に台湾の方と話してみて、改めて考えさせられたことについて少し書いてみたいと思います。 書くことで改めて整理できることもある…! その1:台湾と日本

          台湾の歴史・民主化・白色テロ・デモetc.を話した「台湾ラジオ」について(その1)