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揺れる感情の記録

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ひとりの女性として思うこと。
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婚姻届を出す?出さない?

婚姻届を出す?出さない?

名字が変わるのがさみしい。

婚姻届を出すことをためらう理由は、はっきり言ってこれだけだ。いや、「さみしい」では足りないかもしれない。むしろ「苦しい」という気持ちに近い。

恐らく、少数派だろうなとは思う。

「なら事実婚でいいじゃん」という声も聞こえてきそうだが、事実婚では社会的に結婚と同等の権利が得られないことも多いということを考えると、名字を変えたくなければ事実婚しか選択肢がないというのは、

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「2人の子供を見てみたい」

「2人の子供を見てみたい」

先日投稿した「婚姻届を出す?出さない?」というnoteの終わりに、こんな一文を書いた。

もう何度も自分に問いかけている。
今は子供が欲しいとも思っていないのに、私は名字を変えてまで結婚したいのだろうか?

恋人は、子供が欲しいと最近よく言っている。

こんな言い方をすると身も蓋もないのだが、もし恋人が子供を産んでくれるなら、私ももっと身構えずに、前向きに、「それもいいね」なんて言えると思う。

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ピンクについて、私も少しだけ語ってみる

ピンクについて、私も少しだけ語ってみる

2017年9月に発売された「早稲田文学増刊 女性号」。(文芸誌なんて買ったことがなかったのに、この巻頭言が素晴らしくて購入を即決した。)その表紙の色にピンクを使ったことに、賛否両論があったという。

「ピンクについて語るときに私たちの語ること 川上未映子+名久井直子+堀越英美」

この鼎談記事を読んで、私もピンクについて少し語ってみようと思った。

とても素敵な表紙で、初めて手にしたとき「女性号」

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『結婚』を、もっと自由に

『結婚』を、もっと自由に

彼とのつきあいも、もう10年以上になる。「そろそろ結婚?」とか「そんなに長くつきあってて、何で結婚しないの?」とか聞かれると、そのたびに「結婚しないことってそんなに不自然なのか?」という疑問が頭に浮かんでいた。

周りの人は「結婚」というワードを出しながらも、実はその先のことを言っているように思う。無言の圧を感じるのだ。「子供を産める年齢には限りがあるのに、そんなにのんびりしていていいの?」という

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「秘密の質問」の「母親の旧姓は?」という項目に凝縮されているもの

「秘密の質問」の「母親の旧姓は?」という項目に凝縮されているもの

1.「よそはよそ、うちはうち」の感覚がプラスの意味で社会に浸透してほしい「よそはよそ、うちはうち」

小さいころ、親からこの言葉を言われた人は結構いるんじゃないかな、と思う。

「Aちゃんちは毎年家族旅行に行くんだって。いいなー」
「みんな毎月おこづかいもらってるのに、何でうちはないの?」

こういうおねだり系のことを親に言った時に、「よそはよそ、うちはうち」というひと言で一蹴されたことは、私も子

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