マガジンのカバー画像

日記エッセイ

50
読んだ本、積んでる本、小説創作、食べたもの、作ったものについてつらつら書いている。 2021年11月28日〜12月31日の毎日日記。 2022年1月9日〜7月3日の週末日記。
運営しているクリエイター

#読書日記

如月は、恋の季節になった。202402本とかエンタメ

如月は、恋の季節になった。202402本とかエンタメ

 今年の大河『光る君へ』が週イチの楽しみだ。
 源氏物語をどう料理するのかが気になっていて、道長と紫式部が幼馴染に…?という不安要素もあって、初めはリアタイしなかった。

 しかし、第一話で持っていかれた。

 タイトルは『約束の月』。
 幼い頃に出会った道長とまひろ。また会おうと交わした約束は、ある出来事が起こることで叶わぬことに…
最後のシーンに写し出されるのは、雲隠れしてしまう月!

 うお

もっとみる
読めば快晴。

読めば快晴。

毎日読むのが目標だけども、
無理して読むのも違うがする。
休む日があって、
読む日があって、
やっぱり読むと世界が広がる。
スカッと晴れる時がある。

だから、
続けられる気がする。

3月31日金 久永実木彦 天国には行けないかもしれない 生きるためにどれだけの命を食べているんだろう? と思った。
 もし天国に行けるとしたら、たくさんの命と共にいくのだろうか?
 通常と異なる個体がいるからこそ、

もっとみる
電車のなかで

電車のなかで

 主に朝の通勤だ。
 毎日のルーティンの一つになっている。
 終わらなければお昼の時間に。
 それでも終わらなければ、帰りの電車で。
 思っていたよりも長ければ、家まで歩いて。
 お風呂まで引っ張り続けることもある。
 気持ちよく気分を変えることもあれば、
 眠りにつくまで興奮していることもある。
 毎日だけれども、わずかに世界が違って見えるから
 今日もまた読む。

2月28日日 蜂本みさ「遊び

もっとみる
シャワーを浴びるような感覚。

シャワーを浴びるような感覚。

 シャワーを浴びようと立ち上がり、浴室に行くまでの行程が嫌いだ。
 入ってしまえば、何も問題はない。 
 浴後は、気分がかわり、さっぱりとした気持ちで眠りにつく。さっきまで入りたくないと、駄々をこねていたことなんてすっかり忘れている。

 読書も似たようなものだ。
 気が乗らなくて読みたくないとだらだらして、読み始めればすぐその世界観に浸り、読後は世界がすっかり異化されている自分がいる。

 そう

もっとみる
おどろおどろしい何かについて【漫画と動画】

おどろおどろしい何かについて【漫画と動画】

2022年7月25日現在、Kindle Unlimitedで『刑務官が明かす死刑の話』を読んだ。シリアルキラーについて、prime Videoでドキュメンタリーも見た。今書いてるお話で、おどろおどろしいシーンを書きたいと思っているせいか、そんなものばかり摂取しているような気もする。とにかくどちらもよかったのでまとめておく。

1 『刑務官が明かす死刑の話』

 刑務官のマトバが、拘置所での死刑囚の

もっとみる
毎日小説を読んで、書いて、積んでいる。週末日記 6月27日〜7月3日

毎日小説を読んで、書いて、積んでいる。週末日記 6月27日〜7月3日

6月27日

 久しぶりに電車の遅延に巻き込まれてクタクタになる。

 高田史緒 未来への言葉を読んだ。読みやすくて、わかりやすいし、何よりお仕事小説としてワクワクした。

6月28日

 韓国SF小説のオンラインイベントに参加する。

 めちゃくちゃ楽しかった。中国SFの躍進や、韓国SFの状況、話を聞いていて、もっと読みたいなと。バトラーの翻訳も読みたい。

 マーケットと語学力についても面白

もっとみる
第六感へ 週末日記 6月6日〜6月12日

第六感へ 週末日記 6月6日〜6月12日

6月6日

 連日、うまいものを食べ過ぎてて、胃が膨らんでいる気がする。カブと豆腐の煮物を作る。

 久永実木彦 男性撤廃 を読んだ。蘭堂の思惑ってなんだろうと。何かを排除することが是につながるのか。

6月7日

 久しぶりに、カレーを食べた。玉ねぎが高くて、カレー担当が作るのを渋るからだ。なぜか皮が剥かれたパウチ玉ねぎが、安かった。ずいぶん前の玉ねぎなのか? 普通に美味しく食べた。

 生理前

もっとみる
予想外はやってこない。週末日記 5月23日~5月29日

予想外はやってこない。週末日記 5月23日~5月29日

5月23日

 神経すり減らすことが多くて、全然集中できない。こんな状態じゃ、ライター稼業なんて不可能に近い。

 フレドリック・ブラウン すべての善きベムが を読む。ユーモア系だけど、文章に無駄がなくて、描写で読ませる(わからせる)文体でカッコいい。

5月24日

 めちゃくちゃ勉強してた。集中すると他のことに気を配らなくなるから自分的には好きな行為。

 フレドリック・ブラウン 闘技場 を読

もっとみる

シリコーンの麺が食べたい。週末日記 5月16日〜22日

5月16日(月)

 プロジェクト・ヘイル・メアリー人気。この流れに乗りたいけれど、積読本がたんまりあって、本を買わないようにしている。結局買ってもすぐに読まないし。あんまりその時々の関心に流されたくない感じがある。定期的に本棚を入れ替えて、その時々の自分の関心に合わせて本を並べている。

最近読んでいるのは『植物には知性がある』。植物SF✖︎水の館(小花美穂)みたいな雰囲気の話しを書きたいのだけ

もっとみる

山奥からミュール。週末日記 5月2日~5月8日

5月2日
 実家から離脱。走る赤と、小説新潮、前号も前々号も積んでいるのに、SFマガジンを買う。ターミナル駅だけども、ジュンク堂の棚、ミステリとSFで大分差がある。ジャンルが決まってくると他ジャンルの人気ってわからないけれど、本屋の棚でわかってくるなと。

 関元 聡 手をつないで下りていく を読んだ。 飽きさせない謎がしっかり展開に組み込まれていていい。

5月3日
 餃子フェスタに行く。開始前

もっとみる
火鍋のカタルシス 週末日記 4月25日〜5月1日

火鍋のカタルシス 週末日記 4月25日〜5月1日

4月25日 

 ネコ乱のカタルシス回だった。テーマ、ラストを決めて書き出すこと、他人が想定することをとことん考えて、あえてそれを避けることを知る。
 勝山海百合 あれは真珠というものかしら をちょうど読んで、悲劇のカタルシスとはこういうことかと腑に落ちる。『たったひとつの冴えたやり方』は、まさにそうだよな。役目と死は繋がっていて、それが分断してしまうと、読者は不信感を抱いてしまう。悲劇的なカタル

もっとみる
美味しいものは救う。週末日記 4月18日〜24日

美味しいものは救う。週末日記 4月18日〜24日

4月18日
原始ハンバーグなるものを作る。いや、作ろうとした。パレオダイエットのレシピ。パレオダイエットは、原始的な時代の食事で痩せていこうというもの。基本的に加工したものは食べないので、小麦粉は使えない。代わりに山芋で繋ぐ。

 山芋ハンバーグ、きっと美味しいのだろうが、分量を間違えて、どろりハンバーグになってしまう。逃げ恥のみくりもやったワザを使う。無理矢理にカレーにするのだ。

 カレ

もっとみる
モノから記憶が蘇る。週末日記 4月11日〜17日

モノから記憶が蘇る。週末日記 4月11日〜17日

4月11日
 シェアードワールド となりあう呼吸の公募に応募する。
 世界観の共有って難しい。そもそも原作も難しい作品で、急な場面転換によって頭がくらくらして読めない。それゆえに写経したのだけれど、自分なりに解釈できたのは良かった。でも自分では思い切って書けない文体だった。

 『独ソ戦』を読む。戦争を俯瞰的にとらえると地図の上に線を描くように暴力的になるのだなと。『戦争は女の顔をしていない』は感

もっとみる
一日一話読んでみる。週末日記 4月4日〜4月10日

一日一話読んでみる。週末日記 4月4日〜4月10日

4月4日

 久しぶりに地元の本屋に行く。ルミネの最上階のブックファースト。今まで手帳など売ってたスペースのほかに、文具雑貨コーナーもできていた。単行本の棚が減少していて、ショックだった。SFの棚も少なくて、まぁ、ルミネならそうかってなる。でも前までは頑張って、韓国文学たくさん揃えてあったのに、やっぱり売れないんだろうか本って。ちょっとブルーな気持ちになる。新書で、『独ソ戦』と『江戸の宇宙論』を買

もっとみる