見出し画像

読めば快晴。

毎日読むのが目標だけども、
無理して読むのも違うがする。
休む日があって、
読む日があって、
やっぱり読むと世界が広がる。
スカッと晴れる時がある。

だから、
続けられる気がする。


3月31日金 久永実木彦 天国には行けないかもしれない

 天国でカニやイワシと永遠に暮らすのでしょうか?

 生きるためにどれだけの命を食べているんだろう? と思った。
 もし天国に行けるとしたら、たくさんの命と共にいくのだろうか?
 通常と異なる個体がいるからこそ、問いが生まれるのかもしれない。


3月30日木 お休み
 読書がバロメーター。異国日記を読む。


3月29日水 十三不塔 猿王眷恋行

 コマ割りのように展開が軽快だ。書いているときは、移動とか時間とかを考えてしまう。
 読んでる方にとっては、グイッと手を引っ張って連れてってもらう感覚だ。
 今とフィクションを繋ぐ描き方。


3月28日火 宮西建礼 もしもぼくらが生まれていたら

 そうならなかった世界を、どう想像するか?
 技術や文化、思考と意識すら違うような気がする。
 
 


3月27日月 坂崎かおる 燃せる


  何かを燃やしたことだけおぼえている。
  そうやって、忘れることができる。
  そういえば最近、火をつけてない。


3月26日 日 林 譲治 投了  

優秀だけど人望ないんですよ、あそこの准教授

 作る側が問われるのだろう、より汎用的になればなるほど。
 しかし、発達した人工知能は人間的な振る舞いをするのだろうか? 
 動作のレベルでは人間とは全く異なることをして結果を得るのだし。


3月25日土
 おやすみ。


3月24日金  グレッグ・イーガン 血をわけた姉妹 

 わたしの緩慢な心の中にいるポーラ像はそれに追いつけなかった

 兄妹なんてそんなもの、私だったらそう言えるけど、そうは言えない人もいる。
 おんなじ人生の上に立っているような感覚。
 姉妹ならいっそ一緒に暮らせば暮らすほど共通点が増えていくように思う。
 そんな二人が、引き裂かれた。
 今を読んでもなお、というよりは今読むからこそ受け取り方が違くて、フィクションがリアルになってしまった。



3月23日木 八島游舷 Final Anchors 

忘却、噓、怒り、そして愛

 約0.5秒の判断。0.005秒の通信。
 人間には不可能だからこそ、それはフィクションとして立ち上がってくる。
 一瞬のドラマが、何時間にも渡るドラマになる。
 人間的だからこそ最後のドラマが美しく見えた。


3月22日水 サラ・ピンスカー イッカク

 背びれや尾は風を受け、舵のような働きをした。

  いいことだったら秘密にする必要なんてない。だから秘密の内容を悪いことだと考えてしまう。
  子供ならなおさら、違う風に捉えてしまう。


3月21日火 高野史緒 舟歌  

 弾き手と聴き手は息を合わせ、楽譜には書ききれないショパンの間合いをピアノに降臨させる。

 為手ではなく、受手になる。
 求められるものの行先には、そういう未来もあるのかもしれない。
 こちらの欲望を満たすためのものとして存在しているのだ。
 他にはどんなものになり得るのだろうか?

3月20日月 佐伯真洋 青い瞳がきこえるうちは 

あの幼い日々が、今でも記憶の底を支えている。

 どれか一つの感覚が研ぎ澄まされていたとしたら。視覚や聴覚が発達して、どう世界を捉えるのか?
 研ぎ澄まされた感覚で、ゲームをする。それも卓球だ。聴覚で見る感覚に戸惑いすらする。



3月19日 日 伴名 練 解説──最後のレナディアン語通訳  

エイドゥ・B・アル・レウラタ

 解説なのにドラマがある。 
 外部の言語を習得することで世界が変化する。
 歪な世界から全く別の世界にいってみたい。 


3月18日 土 フィリップ・K・ブラウン 星ねずみ再び

  星から帰ってきたミッキーが世界を救う。
  教授とミッキーのユーモアのある掛け合いに安心して読める。
  書き手も楽しく書いていたのだろう。



3月17日 金 ほんとうの旅 高山羽根子

人類だけの特権ですよね。頭の中で、記憶以外のものもいっしょくたに混ぜて楽しむことができるかんじで」

 物語が歴史だった。歴史に混ぜ物が入ってしまうのは歴史の上では珍しくない。
 正確に何かを見ようとする。しかし正しい歴史というはどこにでもない気がする。
 アーグルトンに行ってみたい。




3月16日 木 宮内悠介 1ヘクタールのフェイク・ファー 

次第に一人称的な自分と三人称的な自分がゆっくり重なりあっていくのを覚えた。

 彼はブエノスアイレスにいるのは事実。
 浮浪者たちと高度な議論が飛び交う。
 諦観と楽観。
 焚き火を見ながらこんなふうには歌えない。



3月15日 水 
 プロジェクトヘイルメアリー読了。ファンノベルで誰が地球のこと書いてくれないか。読みたい。


3月14日 火
 またギリギリ病。もっと考える。



3月13日 月
 仕事が忙しい。忙しい中で人に当たってくるの信じられない…現実逃避にプロジェクトヘイルメアリー。


3月12日日 
 プロジェクトヘイルメアリー沼。六進法わかんなくて泣いた。


3月11日土
 ダーツしたりカラオケしたり。プロジェクトヘイルメアリー沼。でもよくわからない。


3月10日金 レイ・ブラットベリ ごみ屋TheGarbageCollector

朝早く起きて、陽が昇ってきて、町がだんだん目をさましてゆくところなんぞ、なかなかわるくない眺めだぜ。

 ごみだって運ぶなら、これもと。
 感覚が麻痺して、こんな世界を見られてしまうとしたら?



3月9日木  坂崎かおる あーちゃんはかあいそうでかあいい 

 あーちゃん、なんて懐かしい呼び方

 あーちゃんと私。私の世界はあーちゃんとの出会いで変わった。
 でも、あーちゃんは「あーちゃん」のままじゃない。
 時間が遠く遠く感じられる。
 他の人にはあーちゃんはどんな顔なのか?
 亜麻色の髪の毛のような気がする。



3月8日水 サラ・ピンスカー 彼女の低いハム音

その音が子守歌だというつもりになって眠りに落ちた。

  心の拠り所があるだけで救われる。空っぽな心の中が埋まるように、大切なものが詰まっていく充実感。
 誰が誰で、どこがとこだか関係なく。
 でも、そこにあなたがいてくれたら、彼女は料理をすることができた。


3月7日火 人間六度 持続可能の⼟塊

 そのポット、買い替えた方がいい

 古くなったら捨てる。
 でも捨てられないものもある。
 思入れのあるものは失いたくない。
 でも生まれ変わっても、それはもとの形なのか、ちょっと私には信じきれない。


3月6日月 柞刈 湯葉 我が家の壁内細菌フローラ 

うちの中の空気が実家みたい


 育った家の匂いっていうのは特別だ。
 家独自の匂いは、食べ物の匂いからきてるのかもしれない。
 どんなものを食べているのか。
 家独自の味が、家の匂いになる。
 漬けてみたり、醸してみたりしてみたくなる。


3月5日 お休み
ギリギリ病発病して、結局応募規定に沿わず断念した。もう発病しない!

3月4日 お休み
 創作講座の最終候補発表。めでたい。応援してる。

3月3日 サラ・ピンスカー 死者との対話

 わたしのベッドの奥にある窓に何かがコツコツと当たった。網戸とガラスのあいだに囚われたミツバチだ。

 繰り返し読んでやっとわかることがある。まだわからないことがあるけれど、それはどっちなのだろう。

3月2日 お休み
 作家 サバイバル術! を読んだ。シビアな世界のお話。頑張ろう。


3月1日 お休み


この記事が参加している募集

#SF小説が好き

3,149件

#今こんな気分

76,062件

良かったら応援よろしくお願いします。たくさん書くと思います。