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【365推敲句2の②】どの透かしブロックに落つ蝸牛・山畑の浴槽帰る蝸牛🐌

蝸牛は前進するときに自分の体からタンパク質や多糖類、水分が混じった粘液を出し続けます。でも、小さい体から粘液を出し続けるのは非常に危険です。人に例えれば、炎天下をドリンク無補給で走り続けるようなものでしょうか。人から見れば非常にゆっくりとした動きにしか見えませんが、蝸牛にとっては命がけの行進と言えますね。

どの透かしブロックに落つ蝸牛

透かしブロックと蝸牛を使って何か一句読みたいなぁと思ったんですが、残り5音しかない制約が厳しすぎて上記のようにするのが限界でした。次に考えたアイデアは、畑です。

山畑の浴槽帰る蝸牛

田舎の山の上に行くと、畑で使う水を確保するためにバスタブがぽつんと置かれていたりします。雨水がたまっていれば、蝸牛には水とごはん(野菜)が揃っているとても居心地のいい場所と言えるでしょう。この句は水分を求めてバスタブに帰っていく描写の句ですね。

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